2006/01/25

携帯国産化

NNA24日】ベトナム初の国産携帯電話生産は、2年後の輸入関税ゼロ化など「逆風」が吹くものの、今年半ばにも予定通り実現しそうだ。地場民間のビナモビ・ベトナム(Vina Mobi VN)と事業協力契約(BCC)で生産を行う日系の携帯・デジタル家電向けソフト開発、ゼンテック・テクノロジー・シンガポールの吉村一男社長が明らかにした。
 ゼンテックは04年10月に「携帯電話の生産・販売」の政府認可を受け、事業化の準備を進めていた。中部ダナン市のダナン工業団地にアセンブリー用工場の建物を完成させ、間もなくラインを入れる。
 ベトナムの携帯電話機市場は、ノキアとサムスンだけでシェアが8割を超える。ゼンテックはそのニッチ(すきま)を狙う機種を生産・販売する計画で、価格は値ごろ感のある100米ドル程度に抑えたい考え。携帯加入者660万件、シェアで7割強を占める郵電総公社(VNPT)系の携帯電話会社、ビナフォン、モビフォンの協力で「ビナモビ」ブランドの販売を行う。試験販売は今年半ばに始める予定だ。カンボジア・ラオスなど周辺国への販売も検討している。
 ベトナム人の必需品である携帯電話の国内シェアはノキアとサムスンで8割とは驚きです。確かにベトナム人はノキア大好きですけどここまでとは思いませんでした。8割の内訳は分かりませんが、ノキアが断トツで1位なのは間違いありません。(順位は別として)それに続いてシーメンス、モトローラ、ソニーエリクソン、パナソニック、LGなど日本人にも馴染みのある名前が並び、それ以外にもあまり聞いたことがないような韓国や中国のメーカーがひしめきあっています。そんな中にいくらビナフォンとモビフォンのブランド力を利用したからといって、大してシェアを奪えるとは思えないんですけど、どうでしょうか。まずベトナム人がベトナム製を信用していないというのがネックですので、むしろ国内ブランドをつけることは商品価値を下げることになるんじゃないかと思うのは私だけでしょうか。報奨金制度に慣れている日本人にとってGMS携帯は異常な価格に映りますけど、ノキアを初めとして大手でも100米ドル以下のものはいくらでもあります。ノキアが300ドルで売ってるものを100ドルぐらいの価格設定にしないとちょっと競争は厳しそうです。

 生産はシンガポールから部品を供給するセミ・ノックダウン方式で行うが、将来的には第3世代(3G)機種の生産も視野に、現地調達比率を高めたい考え。ゼンテックがソフト開発と技術指導を、ビナモビがハード生産を担当する。すでに生産、販売、ソフト開発の従業員は約50人に上っている。
 事業は、計画投資省とシンガポールの経済開発庁が、優先促進プロジェクトとして認定しているという。シンガポールの技術力とベトナムの低コスト労働力双方を活用。ソフトウエア産業発展を目指すダナンに技術移転するものだ。ダナン市のサポート体制も手厚い。
■輸入関税ゼロの影響なし
 一方、「ノキアやサムスンなどの大手ですら国内生産の計画はない」として携帯電話機の国産化に疑問を投げ掛ける声も多い。国産固定電話機ですら、シェアは1%にも満たないためだという。
 また、首相府はこのほど、2008~10年に情報通信製品に対する輸入税をゼロ%に引き下げる財務省の計画に同意した。これにより、携帯電話機に対する輸入税が2008年からゼロ%に引き下げられる。
 こうした状況について吉村社長は、「関税引き下げは当初から計算に入れていた」として事業計画に変更がないとの意向を明かした。また、技術移転など国産化のメリットを強調。「政府は、国際公約である輸入関税引き下げと同時に国内成長産業の保護・育成にも目を配るはずだ」と述べている。

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