数日前からグエンフエ通りの中央、つまり自動車専用車線が通行止めになって何やら準備をしています。どうやら大昔のサイゴンを再現するらしいです。当時この辺りは小さな川なんかもあったようで、それも再現していました。どっかから土を持って来て盛ったり、池を作ったりしているのが見えました。仕事は大急ぎで進められていて一昨日より昨夜、昨夜より今夜と少しずつ形が出来てきています。
ベトナムではテトになると玄関先に花を飾る習慣があります。飾られる花は一つに決まっているわけではなくかなり自由に選ぶことが出来るんですけど、一応定番というのはあります。サイゴン市場の前の公園で花市がたったというので見に行って見ました。来週の日曜日はもうテトなのに、まだ完全に店が出揃っていないようでした。私自身もいつもは大晦日の夜や2日前ぐらいに買いに行くことが多いですし、ベトナム人の多くもそうする人が多いからでしょう。花市に行く目的は花を買うことはもちろんありますが、一種の祭りとしての意味もあるのでもう少ししないと盛り上がらないかもしれません。草花の場合はなかなか形を維持するのが大変ですし、咲いてしまえばテトを越すことが出来ない不安もありますので、ぎりぎりまで待ってから買うということもあるでしょう。
テトに飾られる花はホアマイ(漢字だと梅に該当しますが日本の梅とは別物)や黄色い草花が多く、市で並ぶ花の中でもそれらをよく見ます。梅に関してはその説明をすると長いので今回はパス。日本の梅はサイゴンでは育たないので市で売られている「日本の梅」は造花です。「ベトナムの梅」は黄色い花です。写真の黄色い花は近くにいた客が一鉢1万5千ドンで購入していました。もちろん蕾の状態のを選んで買っていました。テトの花はぎりぎりまで粘って投売りをする頃に買うと決めている人もいますが、当然いいものは残っていませんし、最近は売り手が翌年のことを考えて除夜になってもほとんど値下げに応じずに、店仕舞いをする時にも売れ残った花を踏みつけて捨てて行く業者もいます。根付いていてずっと育てることが出来る木などはなるべく早めに行っていい物を先に選んだ方が賢いかもしれません。
鉢植えに入った盆栽のような立派なものも多く売られています。造花のものも生花のものもいろいろですが、フラワーアートっぽい物も見かけました。電飾ついてるじゃん。もはやクリスマスツリー状態です。ちょっと違和感を感じるんですけど、ベトナム人の美的感覚からするといいのかもしれません。にわか成金の悪趣味と結論付けてしまうのは思慮が足りないのは分かっていますが、なんか嫌な感じです。
【2005年2月20日】テトの花々
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