2006/01/27

物価上昇率8.4%

【Tuoi Tre Chu Nhat=HOTNAM!25日】ベトナムの2005年消費物価指数(CPI)上昇率は8.4%(ホーチミン市では8.77%)で、国会の抑制目標6.5%を大きく超える結果となった。
 以前であれば、テト(旧正月)期に一時的上昇を見せる生鮮食品価格も、時期が過ぎれば下降していた。しかし昨年はテト後も物価は上昇し続けた。背景には鳥インフルエンザがあり、鶏肉・卵の代用食が十分に供給できず、水産物価格が平均20.4%上昇となるなど生鮮食品価格全体に大きな影響を与えた。
 ホーチミン市財政局によると、食品価格は2005年年間で14.4%上昇、特に上半期だけで11.11%上昇した。食肉は年間25.77%の上昇で、同市Tan Binh区Pham Van Hai市場管理委員会によると、2005年初めには1kgあたり1万8,000ドン(約1.2ドル)だった豚も現在は2万4,000~2万9,000ドン (約1.9ドル)で、豚肉では4万4,000ドン(約2.9ドル)、牛肉は8万~10万ドン(約5.3~6.7ドル)で販売されている。鶏肉(養鶏場で飼育されたもの)価格も1kgあたり2万2,000ドン(約1.5ドル)に上昇しており、これからテトにかけてさらなる上昇が予想される。
 昨年の物価上昇率は8.4%だったそうです。で、この5年での上昇率がなんと30.7%だそうです。外国人としてあまり庶民の生活苦は実感が湧かないのですけど、なんとなく物価が上がっているのはもちろん感じます。5年で物価が3割上がったと聞けば驚きですが、当然給与もそれなりに上がっているわけです。かつての日本の高度成長期も同じような状況だったかと思います。でも、詳しい数字はよく分かりません。日本では40年前の大卒初任給が約2万円ぐらいだったと聞いています。今は20万ぐらいでしょうから40年でざっと10倍になった計算です。ベトナムは日本企業のように「大卒初任給」というお約束がなさそうなんですけど、外資系の優良企業は除いてまぁ4大卒で100ドルがいいところじゃないかと思います。となると2040年ごろのベトナムの大卒初任給は1000ドルでしょうか。それじゃぁちょっとさびしいですな。

 ガソリン価格は2005年、年初9カ月間に3度引き上げられ、同年11月にリットルあたり500ドン引き下げられた。現在のリットルあたりの小売価格はA92が9,500ドン、灯油が7,500ドンで、2004年12月と比べガソリン・オイル類価格は24~26%上昇となっている。ガス価格も 12~13kgボンベが2万5,000~2万9,000ドン(約1.7~1.9ドル)値上がりし、2004年12月から18%上昇した。セメントの価格調整はしないようにとの首相指導があったにもかかわらず、各社は50kg袋を2,000~3,000ドン値上げし、現在もその水準を保っている。その他の建築資材では、大理石が25~27%、石灰は33%の上昇となっている。 食品や資材以外では、交通費と郵送費の上昇が8.16%で最高、サービスは7.12%、外食費用は13.4%、家屋修理では11~16%、結婚サービスも7~15%上昇した。金価格は2005年の初めは1テール838万ドン(約559ドル)だったが、同年12月には1,050万ドン(約700ドル)にまで上がり、不動産市場に大きな影響を及ぼした。
 ベトナム統計総局によると、2005年は過去10年間で3番目にCPI上昇率の高い年で、この5年間の上昇率は30.7%となる。専門家らはテト期の値上がりの影響を受け、2006年第1四半期も引き続き食品価格が上昇すると見ている。特に供給が逼迫する鶏肉価格の上昇は必至だ。国会は2006 年のCPI上昇率の抑制目標を約8%と経済成長率よりも低い数値を保つよう求めているが、このような状況下では非常に困難と言えよう。

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