2004/12/08

ベトナム1-1シンガポール

 前半は完全にベトナムペースでした。その流れのままバックラインまで持ち込んだいい形での折り返しにBao Khanhが頭であわせてベトナムが先制。綺麗なゴールでした。試合前のテレビ局のインタビューでは2-0との予想が多く(ベトナム人の予想だからあんまり意味はないですけど)、その予想を裏切らない得点になりました。後半に入るとシンガポールがだんだんペースを取り戻してきて一進一退の攻防が続く中、ゴール前で与えたフリーキックのこぼれ球をシンガポールが押し込み同点に追いつかれてしまいました。後半はベトナムにも惜しいシュートがありましたけど、時間が経つに連れて、むしろシンガポールの試合になっていたようにも見えました。

 この試合はタイガーカップの予選リーグです。Tiger Beerはシンガポール資本の大企業で、ベトナムでも高級ビールとして知られ、同社が主催する東南アジア各国が参加する大会は長い歴史を持っています。今大会はタイ、マレーシア、ミャンマー、フィリピン、東ティモールとベトナム、インドネシア、シンガポール、ラオス、カンボジアの2組に分かれて総当りのリーグ戦を行い、各組みのそれぞれ上位2カ国が準決勝に進みます。ベトナムの組ではインドネシアが頭一つ抜け出していますが、順当に行けば二つの椅子をベトナムとシンガポールを加えた3ヶ国で争うことになります。ですから今日の試合はベトナムは何としても勝たなければならない試合でした。

 シンガポールは近年若手育成とナショナルチームの強化に尽力していて、徐々に力をつけてきています。先日行われたワールドカップ一次予選でも、日本が1-0で辛勝した記憶が蘇ります。一次予選突破を既に決め消化試合になっていたとはいえ、日本もそれほど力を抜いていたわけでもなく、なんといっても日本のホームゲームで、シンガポール代表の顔ぶれはほぼユース、といった状況での結果がそれでした。
 今日の試合前の予想では、ベトナム側はだれもが当然勝つものだと信じて疑いがなかった一方、シンガポール側は、アウェーであることもあり(ホーチミン市10区で行われた)、1-1の引き分け狙いであるかのような発言も見られました。そんな中個人的には、シンガポールにも十分勝機はあると感じていました。前半の内容を見るにそれは杞憂であったかのようにも思ったのも束の間、後半になるとベトナムはいつものようにバテて何度も攻め込まれ、上のような結果と相成りました。
 ベトナムでは、最初のシュートがゴールの枠に当たると、その後のシュートは入らない、もしくは苦戦する、という迷信があります。最初に来た客がいい客だと、その日は商売運が上がるという迷信につながるものがあります。話は逸れますが、ベトナムで朝に買い物に行って、交渉後に買わずに帰ろうとするとやたら怒られる事があります。信心深いベトナム人は結構そんなことも信じているので、気軽に買い物したいなら、朝は、特に最初の客であるような時間は避けた方がいいかもしれません。
 実は今日の試合も、最初のシュートではなかったものの、初めて枠に飛んだシュートがバーに当たりました。結果としてその迷信は不運にも的中してしまいました。
 我が家の前はレストランで、代表試合がある日はいつもスポーツバーと化し騒音公害となります。しかし、今日はいつになく静かな雰囲気でした。その盛り上がりが今日の試合内容を象徴しているかのようでした。
Hoa Lu - Vietnamese Football
【追記 2004/12/09】
得点時間は私の記憶違いでした。新聞によるとベトナムの得点が52分、シンガポールが72分でした。

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