会社ぐるみでいんちき臭いものもあるから、タクシー選択は本当に重要である。
個人的な印象でのやや独断的な内容になるかも知れないが、サイゴンのタクシーの現状を以下にまとめてみた。タクシー利用の際の参考にしてもらえれば幸いである。
��.Airport Taxi(エアポートタクシー)
問題外。空港にたむろしているところからも分かるように、権力とべったり。感じのいいドライバーと出会った事がない。値段も高い上、旅行者や田舎者をカモにしようと虎視耽々と狙っている。降車時になって訳のわからないシクロ張りでインド人のようないちゃもんをつけてくることもある。空港近くのホテルを告げたら、近すぎることが不満らしくキレられたこともある。
空港から市内までの利用時は、出発客が空港まで乗りつけたタクシーを首尾よく見つけて乗り込むことをお勧めする。他社は空港敷地内で客を拾ってはいけない規則があるかもしれないが、バレなければ関係ない。私はいつもその手を使うことにしている。
��.Mai Linh(マイリン)系
もっとも有名なのは、M.Taxi。系列会社が多数あり、車体も電話番号も様々だが、どうやら軍隊系のようだ。軍隊が関与している区域や施設にたむろする。
ガイドブックなどで勧められているが、私はお勧めできない。かなりの割合で、遠回りをしようとするし、乗務員も無愛想。料金をごまかそうとすることも多い。
��.Tan Hoang Minh Taxi(タン・ホアン・ミン タクシー)
金色の車体で天井に赤い表示と王冠のマークが目印。車は汚いが値段は安め。確率の問題かもしれないが、個人的にはこれまで変なドライバーに遭ってない。贔屓にしてから数十回と乗っているので、乗務員の躾は社内教育の賜物か。ただ、チョロンを拠点にしているため、サイゴンで流しを見つけるのは難しい。電話で呼べば迎えに来るが、近くにいない場合ちょっと時間がかかるかもしれない。電話番号は8252525。
��.VINASUN Taxi
最近見かけるようになったので、新興かもしれない。各地に拠点があるのでバックにどこかがついてるのかも。他のタクシーと違いボロ車ではなく、トヨタの新車を使用しているので乗り心地は良い。初乗りは高めだがそんなに近くで降りなければ、最終的な料金は他社とそんなに変わらないと思う。
サイゴンでも容易に見つけられる上、むかつく乗務員も少ない(「いない」のではなく、あくまでも「少ない」)。今のところ、タクシー利用時の私の最初の選択肢はここだ。
しかし、利用者が多いのかラッシュ時はなかなかつかまらない。先日も、呼んでもなかなか迎えに来ないので、何度も電話で確認や催促をしたのだが、現れた時は最初の電話から既に1時間が経っていた。しかも、冗談のような話だが3方向から3台同時に。無線の連携に問題ありか。電話番号は8272727。
��.個人タクシー
これは絶対に乗ってはいけない。こいつらは騙すことしか考えていない。
大抵ぼろい車体を使用しているが、会社経営のタクシーもぼろい車が多いので、見分けるのが難しい。タクシーの表示灯や車体もそれなりのものに見せる偽ペイント、偽の電話番号などがかかれている。見た目がタクシーっぽいからといって、それだけで信じるのは早計だ。だが、車内を見ればなんとなく分かる。メーターもついているが、いかにもとってつけたようなもので怪しさ爆発。
まだ私自身修行が足りない時代に、何度かうっかり乗ってしまったことがあるが、その中で一度だけ異常に安い料金だったことがある。あれはなんだったのか未だによく分からない。
最近は新車同様の白タクも多いので注意が必要。走り始めてから、異様な速度でメーターが回り始めたらすぐ車を止めて降りた方がいい。
タクシーの騙しの手口だが、悪質なシクロのような値段の単位に関するものなど(ドンではなく米ドル表示だとか言ってくる)以外では、まずは遠回りが常套手段だろう。サイゴン周辺の道は大概知っている今は、遠回りが分かるとすぐに理由を聞くことにしているが、運ちゃんは決まって聞こえないフリをする。
他にはメーターの課金についてだが、これはどこかに改造する裏の組織でもあるのかと思うことがある。停車時に確認した値段と金を取り出そうとして目を離した後で、料金が違っていたことが一度ならず数度もあった。日本のタクシーのメーターのことも詳しいとはいえない私なので断言はできないが、どこかに課金ボタンがあってそれを押しているのだろうか。
最後に支払い時には、これも高確率で釣りがないとのたまう。どう考えても数ヶ所のポケットに分けて金をしまっているのは見え見えだ。まぁこれは、両替に行かせてでも釣りは必ずもらって帰る、という態度を見せれば向こうもあきらめる、かもしれない。
結局のところ、どんなタクシーもベトナムで乗るときはベトナム人が運転しているのだから、ある程度騙されるのは仕方がないと思っておいた方が精神的にいいかもしれない。
相手は騙しのプロなので、なんとか騙されないように細心の注意を払わなければならないが、決して相手と張り合ってはいけない。詐欺行為が明らかな場合は乗客も言い分を主張すべきだが、向こうは如何にして乗客を騙そうかと日々研究しているので、何とか被害を最小限にとどめることに徹する方がいい。ベトナム人であっても騙されるのだから。
近場に行く際の利用時に、何とか遠回りをしようと努力したにもかかわらず、結局初乗り料金内で収まったときなどが、乗客のささやかな喜びだろうか。
��この記事は2004年3月10日、11日に書いたものに加筆・修正しました。内容は当時のものです。)
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