2005/12/25

歩行者の違反金

【Tuoi Tre=HOTNAM!22日】ベトナム政府は先ごろ、交通分野の行政処分に関する決定152/2005/ND-CP号を公布した。それによると、歩行者が▽規定外区域の歩行、▽信号・標識・交通指示無視、▽中央分離帯の乗り越え、▽道路の危険な横断、などを行った場合には警告または最大8万ドン(約5.3ドル)の罰金処分となる。
 また道路上での▽籾・藁などを広げる、▽ゴミの投棄、▽商品陳列・市の開催、▽規定違反のスポーツ活動、などの行為に対しては3万~5万ドン(約2~3.3ドル)の罰金が科される。
 歩行者の交通違反に対する罰則が制定されました。今までなかったみたいです。「規定外区域の歩行」ってのはどういうことでしょう。車道を歩いたらだめってことでしょうか。「信号・標識・交通指示無視」を取り締まるってのは難しそうです。まず車両が守らないんだから。しかも、横断歩道渡ってると右左折する車両がクラクション鳴らして歩行者を威嚇しながら通行している国です。日本では横断歩道に歩行者が足一本乗ったら渡り切るまで待たなきゃならないなんて習いました。そこまでしなくてもいいから、せめてベトナム人には横断歩道では歩行者の後ろを通り過ぎてもらいたいものです。まだベトナム人は社会的道徳観が未成熟なので、もう少し社会全体が底上げされないと難しいかな。


 「道路の危険な横断」というのはなんでしょう。外国人からすれば、ベトナムで道路を横断するのはどこであれ(横断歩道であっても)危険な行為だと思います。まぁそれは屁理屈にしても、「危険な横断」に該当する渡り方は気になります。私もだいぶベトナムの道路には慣れたと自負しているのですが、先日どっかのこどもがかなり交通量が多くて広い幹線道路を走って渡ってるのを見て、「負けた」と思いました。私には一生真似できそうにありません。ベトナムで道を渡る際には「走らない」が鉄則だと思ってたので目から鱗が落ちました。ベトナム人の間でもバイクが歩行者を避けるのが常識なんですけど、その子はロナウジーニョ張りのフェイントで自ら避けて通ってました。
 道路上で「籾・藁などを広げる」行為も罰則の対象です。中心部ではありませんけど、ちょっと郊外に出ると路肩をはみ出してバイク専用道で米干してるんですよね、たしかに。危ないのもそうですけど、埃まみれのあれだれが食うんだ。「商品陳列・市の開催」も心当たりが物凄くあります。狭い路地とかで屋台出して車が曲がれないことが多いです。香港の廟街を歩いてた時、屋台をどかすために定期的に消防車が通ってましたけど、屋台の屋根当たったりして主人が逆切れして警官に文句言ってました。ベトナムだと公安絶対ですから、しぶしぶ従うんでしょう。実は違法の路上販売は賄賂で見逃されるのが常なんですけど、金払いが悪いと商売道具が没収されます。あとで買い戻しに行けば公安の現金収入になるし、取りに行かなければ公安の物になります。今回の規定がそんなことに悪用されずに正しく運用されることを祈ります。
 「規定違反のスポーツ活動」はなんなんでしょう。そもそも「規定内スポーツ活動」ってあるんすか。バイクで走ってるとよく車道に飛んでくる第1位がダーカオという羽版の蹴鞠の羽、続いてサッカーボール、次にバドミントンの羽といったところでしょうか。こっちは普通に走ってるんだから、飛んでくるのも危ないですが、普通に取りに来るのやめてもらいたいです。ベトナムではどうやら車道で遊ぶのは危険とか子供に教えてないみたいです。というわけで、どんどん罰金取ってベトナムの交通道徳向上に努めてください。

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