それはいいとして、見開きの反対のページにスキャンダルの文字が目に付いたので頑張って読んでみると、そこには衝撃的なニュースが…。でかい写真のMỹ Tâmではなく、事件はその隣のあほづら(失礼)の人魚。
Lưu Viêt Hùngという男性歌手が新曲のプロモーションのために作ったポスターが問題となりました。通信文化局というところがクレームを付けました。というか告発したそうです。ポスター掲示の許可を得ていなかったとか。音楽事務所はそれに対して反論しています。しかし、重要なのはそんな些細なことではありません。
通信文化行政曰く、「人魚は女で男じゃない*1。ベトナムの芸術、美的感覚にあわない。顔が気持ち悪い(かなり意訳入ってます)」。それに対して事務所側は、「驚いた。何で罰せられるのか分からない。芸術は既存のものを打ち壊してこそ芸術」とまぁそんな感じです。
新曲だかアルバムのタイトルは「Chuyện tình hoàng tử đai dương(大洋皇子恋物語)」
です。どう見ても皇子って顔ではありません。これが芸術的かどうかは別として、この程度のものが許可されない社会-正確には社会ではなく共産党なんですけど-というのはちょっと違和感を感じます。それもまたベトナムの文化でしょうからその規制が良いか悪いかを外国人がつべこべ言う問題でないことは承知の上です。しかし、売れないでしょうね。話題を作って騒ぎを起こすことによって無名歌手の名を売るという事務所の戦略ではないかという見方もあるようです。その通りでしょう。
*1 日本語で人魚といえば女なのは当たり前。ベトナム語では「nàng tiên cá」と言います。「女の天の魚」と言う意味です。海にいるのに何で天なのかと一瞬思いますが、元の神話を思い起こせばまさにその通りです。記事中では「chàng tiên cá(男の天の魚)」と言う実際には無い言葉で揶揄してありました。ここは笑うところのようです。外国人である私には妻に説明を受けるまでどうして「chàng tiên cá」が面白いのか分かりませんでした。
でも確か人魚の物語にはお父さんがでてきて、
返信削除お父さんも人魚だったように記憶してますが。。。
そうなんですか。知りませんでした。
返信削除でもまぁ、いちゃもんのつけかたもかなり偏見が入ってることですし、
一般的に人魚といえばデンマークだかどこかにあるあの人魚の像を
思い浮かべるということでいいんじゃないでしょうか。