2005/09/16

GDP1人当り千ドルへ

【NIKKEI NET】ベトナム政府は2006年から10年までの次期5カ年計画の草案をこのほどまとめた。5年間の国内総生産(GDP)の平均成長率を8%前後とするほか、国民1人当たりのGDPを1000ドルまで引き上げることを目標に掲げる。民間中小企業の育成を通じ、250万人の雇用を増やすことも盛り込む。来月18日から開く国会で正式決定する方針だ。
 ベトナム政府が次期5カ年計画で目標とする成長を達成した場合、10年のGDPは1600兆ベトナムドン(約1000億ドル)と、00年の2.1倍に達する。
 現在ベトナムの1人当たりのGDPは500ドル前後です。IMFや世銀の統計によると2004年の各国のGDPはおよそ次のようになっています。1位アメリカ4万ドル、2位日本3万6000ドル。BRICsと呼ばれる21世紀に高成長が期待される国々はというと、ブラジル3200ドル、ロシア3800ドル、インド600ドル、中国1300ドル。ちなみに世界全体では6300ドルです。世界の富はかなり偏りがありますので多くの資産は一部の人達に占有されているわけですが、それでもベトナムの額は寂しいものです。5年で2倍と言われてもあまり実感が湧きません。ベトナムが毎年10%近くの成長で引き上げられる額も日本やアメリカにしてみればコンマ数%の成長率に相当する額でしかありません。それに重要なのはGDPが倍になったとしても庶民の可処分所得の平均が倍になるわけではないということ。途上国で一時的に貧富の差が拡大するのは避けられないことかもしれませんが、田舎の農民の生活も底上げされるような成長を期待します。

4 件のコメント:

  1. ベトナムはあのインドより下ですか。
    ベトナムもそうですが、中国も含め、途上国では貧富の差が大きすぎますネ。我々日本人には理解し難いですネ。これは、階級差と呼べるんじゃないかとも思います。歴然としていて、互いに乗り越えることの出来ない壁があるように思えます。

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  2. >>1 トム さん
    インドの場合は数百年単位での歴史ですので一筋縄ではいかないでしょうけど、ベトナムはたかだか30年ですからね。でも、今の序列は能力によるものではないでしょうけど、2、30年後の民主化まで待たなければならないかもしれませんね。

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  3. もともと社会主義(共産主義の理想は階級差がないこと)では階級という概念がないのですが、現在残りのわずかな4ヶ国(中国、キューバ、ベトナム、北朝鮮)ではいずれにしても貧富差が深まっています。レール外れなのかもしれないですね。
    逆に社会階級で構成されている資本主義の日本ではその差は少ないのでは?一体どうなっているのだろう?よくみてみると資本主義の日本は一番共産主義の理想に近づいてるのではないでしょうか?
    社会主義や資本主義などもあくまで名前なので社会は実際にいろいろな要素にも支配されていますね。

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  4. >>3 匿名 さん
    冷戦時代は共産主義(あるいは社会主義)と資本主義の対立は明確でしたけど、その対立が崩壊して以来、政治的に共産主義と認識することは日々困難になりつつありますね。特にベトナム、中国はそうです。今は共産主義国と言っても、単に「かつては社会主義国だった独裁国家」と言うような意味合いしかなさそうです。
    経済的に見ても東側の崩壊と開放政策が進む中で、ますますその差が分かりにくくなっています。そもそも計画経済と市場経済を隔てるものも曖昧なものですね。冷戦のおかげで計画経済というものが認知されてますけど、将来は見方によっては、それも巨大な公共事業として扱われるようになるかもしれません。
    > 社会主義や資本主義などもあくまで名前なので社会は実際にいろいろな要素にも支配されていますね。
    同感です。
    働く者と働かざる者が同等に扱われることこそむしろ不平等だと思いますので、貧富の差は当然の成り行きだとも思います。そう考えると日本はまだまだ不平等社会かもしれません。

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