【NNA】ベトナム国内で流通するソニーブランドのデジタルカメラやビデオカメラのうち、7割が密輸品──。ソニー・ベトナムが今週、衝撃的な市場調査結果を公表した。MP3プレーヤーおよびメモリーカード(メモリースティック)に至っては実に95%の密輸品や偽物が市場を席巻している。やっぱりベトナム国内で電化製品を買うのは危ないです。先日ベスト電器がベトナムに進出するというエントリーにも書きましたが、そこらの小売店のやることは信用できないということが裏付けられました。どうしてもベトナムで買いたい場合は本当に信頼できる店を探すか、それがだめなら少々高くても最近増えてきた大型店で購入するのが安全かもしれません。
あるニュージーランド人観光客は最近、ホーチミン市のメインストリート、グエンフエ通りでソニーブランドのデジタルカメラを購入。販売店から「ソニーの国際保証書」を渡された。帰国後すぐに故障したデジカメをソニー・ニュージーランドに持ち込んだところ、製品も保証書も偽物であることが明らかになった。ソニー・ニュージーランドはこのため、ソニー・ベトナムに偽造の横行に対処するよう要請した。
ソニー・ベトナムはすでに関係諸機関に対して、◇組立用部品に対する輸入税の引き下げ◇出所不明の製品、偽物の摘発──を求めたが、黙殺されている状況。独自に、◇現在全国に86カ所ある保証受付場所を大幅に増やしアフターサービスを充実させる◇保証期間を従来の1年から電子製品としては国内最長の2年間へ延長する◇正規品を扱うソニーセンターを増やす──などの対策を打ち出した。
以前デジカメが壊れたのでベトナムで買おうかと検討したことがありました。結局日本に比べて価格があまりにも高いために断念して、しばらく我慢した後日本で買いました。電化製品の価格が高いのは競争がないからだろうと勝手に結論付けて納得してたんですけど、なぜこうまで高いのか不思議に思うこともありました。
今回初めて知りましたがデジカメは輸入税20%なんだそうです。しかも日本の消費税が5%なのに対しベトナムのデジカメに対する付加価値税は10%です。日本市場に並ぶデジカメも海外生産品が多いでしょうから輸送コストはここでは無視することにして、税金だけでも日本より単純計算で27%割高になります。しかも、新製品はほとんどなく一世代前のものばかり。日本の価格を知るものとしてはこれでは買う気になれません。
不適切な発言は承知の上ですが、海外市場で販売されている正規品の密輸であれば、消費者にも恩恵があります。しかし、偽物とは困ったものです。また中国か。よくよく考えると(よく考えなくても)ベトナムの店頭に並ぶソニーのデジカメの7割が密輸品と聞くと、驚きを通り越して感動すら覚えます。正規品の密輸物と偽物の比率が知りたいです。ベトナムに限らず途上国では一見まともなデパート内でも堂々と偽ブランド品が売られてますので、ベトナムで電化製品を購入するときは要注意です。
■偽物販売にうま味
トイバオキンテー電子版によれば、小売業者にとっては密輸品、偽物を扱う方が正規流通品より利益率が20~30%高いという。現在デジカメとビデオの輸入税は20%、MP3プレーヤーは40%で、さらに付加価値税(VAT)が10%かかる。密輸品や偽物はこうした課税を逃れているため、正規流通品よりも高い利益を見込める。
航空手荷物として持ち込まれたり密輸された非正規流通品は、運搬の途中で衝撃を受けることがあったり、新品に見せかけた中古品であったりするため故障しやすい。また、国内で流通しているMP3のメモリーカードの95%以上は中国製のコピー商品で、正規品の3~4分の1の値段だが寿命も短いと報じられている。
小売業者らは市場管理機関への対策として、正規品を少量注文することで正規領収書を入手しておき、密輸品や偽物を大々的に販売している。
■ほとんどが中国製
ある市場関係者によれば、ソニー製品に限らずあらゆる分野の偽ブランド商品はほとんど中国からの流入品だ。ベトナムは知的所有権法を次期国会で通過させる予定だが、「大本である中国の偽物メーカーがなくならない限り、メーカーや当局がいくら努力しても限界がある」とも指摘されている。
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