2005/09/11

世界工場への一歩

【日本経済新聞朝刊6日】電子部品大手が中国への生産拠点集中を転換、ベトナムで投資拡大に動き始めた。日本電産グループは同国最大級の1000億円超の投資を計画。日東電工もプリント配線板の一貫生産に乗り出す。中国では人民元の追加切り上げ観測に加え、賃金上昇や電力不足など事業リスクが増えている。部品業界は質の高い労働力を確保できるベトナムに注目し生産拠点の分散を進める。
 日本電産は年内にホーチミン市で2工場を着工、来年6月にも稼働する。本体はパソコン用モーター、グループの三協精機製作所はDVDレコーダー用の光学部品などを生産、輸出する計画。
 日本電産は精密小型モーターの世界最大手。中国・浙江省にグループ12社の生産拠点を持つが、2010年までに総額10億ドル(約1100億円)をベトナム投資に振り分ける。同国への民間投資としては欧米企業も含め最大級。05年度の連結設備投資計画(400億円)の3倍近い規模となり、ベトナムを中国に次ぐ生産基地と位置づける。
 人民切り上げやチャイナリスクがなんたらかんたらで、中国への工場の一極集中が見直されてきてますが、ベトナムはその受け皿になることができるでしょうか。21世紀はBRICs(ブラジル、ロシア、インド、中国)の時代と言われています。資源のブラジル、ロシア、加工貿易のインド、中国が相乗効果で爆発的な発展を遂げるらしいです。この4カ国は生産地としてもさることながら消費先としても有望です。でも、実はベトナムもなんだかんだ言って人口世界上位国です。しかも人口増加率世界一位だとか。それに、BRICsの中でもっともGDPの少ないインドを下回っています。潜在的な成長力にはかなり余裕がありますので、一時的に儲けるためにベトナムを利用するのもいいかもしれません。現在の先進国中で2050年のGDP上位国に生き残れるのはアメリカと日本だけだと言う指摘もあります。果たしてその頃ベトナムはどのあたりに食い込んでいるんでしょうか。

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