2006/02/10

ベトナムの現像屋

 ベトナムの現像は安いけど、仕事の内容がひどいと前にも書いたことがありました。日本でもピンボケなどは気を利かせて現像しないというDPEもあります。が、ベトナムは要らぬお世話とも思えることが多すぎます。後でネガフィルムを見たり、APSの場合はインデックスプリントで確認してもなぜ除外されたのか理解できないこともままあります。焼き増ししてみると問題のないものばかり。同時プリントされなかったものを見てみると、目線があってなかったり、家の中や近所にある物を撮影したり、シャッターを切ることを被写体である人に知らせずに内緒で自然な動作を撮影したものなどです。ベトナム人は「いち、に、さん」の掛け声とともにポーズをとって撮影する記念写真しか経験がないからかもしれません。なぜ現像しないのか店員に聞いてみると、客によってはいろいろとクレームをつけてくる人がいるからだそうです。たしかに庶民にとっては決して安くはない現像代を支払うわけですから、シビアになるのも当然です。しかし、最近はどこへ行っても自前のカメラを持つベトナム人が増えてきましたし、その中でも意外と高そうなデジカメを見かけることもよくありますので、ベトナム人の写真に対する考え方も少しずつ変わってゆくものと思います。外国人である私にとってはベトナムの現像は爆安ですので、二度手間にならないように現像する際には必ず「全部現像してくれ」と言うことにしています。

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 現像技術に不満があったものの店員と知り合いになったので長らく市民劇場の向かいのレロイ通りにある店で現像していましたが、あまりの画質のひどさに耐え切れなくなって、少し前からグエンフエ通りの店に行くことにしていました。写真の質は多少よくなりこの価格ならと満足してたのですが、ある事件を機にもう二度と行かないことを決心しました。事件というのは、先日APSを現像しに行ったところ、3本現像したうちの3本ともネガが抜き取られて帰ってきました。それも抜き取られたネガは無造作にビニール袋に入れてあるだけ。他の店でもネガを素手でベタベタ触って指紋だらけにされることは日常茶飯事ですけど、写真屋だと思って少し気を抜いて信用してると痛い目に遭います。ベトナム人にはAPSが理解できないようです。カートリッジから出したら意味ないじゃん。ただ、35mのように切られなかっただけ幸運でした。しょうがないので家に帰って自分で巻き直しました。ですが、不満はたくさんあるものの値段の魅力には勝てません。というわけで、もしものことがあった時に諦めがつくものはベトナムで、大事なものは日本に持ち帰って現像した方が安全です。ベトナム人が日本人のように賠償するなんてことは考えられませんから。まぁ日本人ならフィルムカメラを使う人はだんだん減ってきてますし、たいていどの家庭にもデジカメがあるでしょうから、コピーをしっかり取っておいた上でメディアを渡してプリントするなら十分活用できます。
 余談ですけど、ベトナムのDPEの看板にはよく「Ảnh màu」とか書いてあります。ずばり「カラー写真」。最近は「Ảnh kỹ thuật số」というのをよく目にします。「kỹ thuật số」は個別の語の意味を取れば「数字の技術」。まさに「デジタル」という意味です。日本語が安易にカタカナで外来語を使ってしまうのに比べて、実に分かりやすいです。

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