ベトナムで個人的によく読む雑誌はTHE GIOI VI TINH(世界のパソコン)というパソコン雑誌です。前はかなりしょぼい作りでしたけど、だんだん装丁も立派になって価格も少しずつ上がってます。今は150頁前後で定価9,800ドンです。一昔前はどの雑誌もカラーページの印刷が微妙にずれていて、思わず3Dメガネを探しそうになるほどひどいものでした。それに比べると今は結構印刷技術が進歩して、というかちゃんとした機械を購入して写真も綺麗になりました。
このTHE GIOI VI TINHですが、取り扱い数が少ない小さな道端の露天にも売られているほどで、日本でいえばキオスクでも売られる日経クリックか週刊アスキーといったところでしょうか。
9,800ドン(実際は1万ドンで販売されていることが多い。因みに新聞は平均1,500ドン程度)という価格設定はそれほど高額でもありませんが、全国的にみれば誰でも気軽に買える金額でもありません。だいたい、書いてある内容がパソコン関係のものばかりですから多くの国民にとっては全く関係のないことばかりです。それで、この本をどのくらいのベトナム人が読んでいるのか気になって手元にあるバックナンバーを見返してみました。すると2003年9月 5万4千部→2004年1月 5万8千部→2004年4月 6万部と発行部数は順調に推移しています。
6万部といわれてもあまりピンと来ませんが、社団法人 日本雑誌協会の発行部数を見てみると大体の感覚が分かります。ベトナムの人口は約8千万ですから、日本の3分の2弱にあたります。さらに、ベトナムの経済格差を考えれば6万部は相当なものだということが分かります。いわば、ベトナムの週刊ポストといっても過言ではないと思います。
何よりも6万人のベトナム人がこの雑誌を読んでいるということが驚きです。しかし逆に考えれば、ホーチミン市の人口が推計700万とも言われていますので、如何に都市部と農村部の経済格差が大きいかということも想像させられます。
少し離れた農村部では日刊の新聞も販売されないほど経済的に苦しい生活を強いられているのも事実です。ベトナムの片田舎にもベトナム版アサヒ芸能をもって通勤するサラリーマンの姿が見られる日は来るでしょうか。
2003年11月に同誌サイトが開設されました。
THE GIOI VI TINH -PC WORLD VIET NAM-
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