11月1日の午後7時以降、ガソリン価格が値上げされました。2月、6月に引き続き今年3度目のことです。問題は回数ではなく重要なのはその値上げ幅でしょう。今回は1リットル当たり500ドンの上げ幅となりました。バイクで最も使用されるA92(MOGAS92)という種別で7,000ドンから7,500ドン、A90(MOGAS90)が6,800ドンから7,300ドン、その他にA83が6,600ドンから7,100ドンとなり、それぞれ約7%の値上げということになります。
前回6月19日の値上げ時にも、MOGAS92が6,000ドンから7,000ドン、MOGAS90が5,800ドンから6,800ドンへと思い切った値上げをしたばかりでした。原油価格の上昇に相当に影響を受けているようです。ベトナムは産油国なのですが、まだ十分にその利益を享受できてないみたいです。以前、ベトナムは原油を掘り出すことは出来ても精製する技術がないなんて話を聞いたことがあります。真偽の程は分かりません。でも本当にそんな間抜けなことがあるんでしょうか。もっと頑張って石油を掘り出して国内に流通させれば、こんなにも国際情勢に左右されることはなくなると思うんですけど。
正確な時期は覚えていません。でも、数年前と比較してガソリン価格が倍以上になったのではないでしょうか。燃料価格の値上げで、家庭用のプロパンガスもちょくちょく値上げされていますし、その他の商品にも影響が出ています。もちろん給与水準も少しは上がってるんでしょうが、いわゆるサラリーマンではない農民や自営業者にとってはそれほど収入が増加しているわけでもないようで、物価上昇の影響をもろに被っているようです。日本でもありがちなように、この国にも便乗値上げがあります。無いわけがありません。商魂たくましいベトナム人がこんなチャンスをみすみす逃すわけがありません。外国人である私にとって本当の意味でのその「500ドン」の重みを知ることは出来ないのですが、ベトナム人の方々には本当にお気の毒です。 バイクの給油で1万ドンの指定買いをすると、これからは1.33リットルとなります。カブのタンクの半分も買えなくなってしまいました。
話は変わりますが、バイク関連であるニュースを見ました。ベトナムでは法廷の内部をぼかしもモザイクも入れずに報道されます。その裁判はバイク部品輸入業者の脱税事件でした。数人まとめての審理が行われていました。被告人は緑と白の縦じまのストライプのパジャマのような服を着せられていて一目で分かるようになっています。入院患者かと見紛うようないでたちです。これを見るたびにドリフのコントを思い出すのは私だけではないはずです。
事件の内容です。シャーシや各種部品諸々で210億ドン(約1億5千万円)の脱税を摘発されました。それが課税額なのか課税対象額なのか聞き取れませんでしたが、驚いたのはその金額にではありませんでした。
「金額が多いから死刑じゃない」
たまたまいっしょに見ていたベトナム人に意見を聞いてみると、事も無げにそう私に言いました。確かにベトナムの量刑は重いです。以前にも脱税や横領で死刑判決を受け執行されたというニュースを何度となく見たことがあります。しかし、そんなんで死刑になっちゃうのでしょうか。日本だったら、初犯で金額が少なければ執行猶予、悪質で金額が多くても罰金と2、3年程度服役すれば許されると考えるのが一般的ではないかと思います。私個人としては、もっと量刑を重くするべきだと思いますが。
ある別のベトナム人は私にこう言いました。
「経済犯は直接人を殺してはいないけど、ベトナム人の富を奪い間接的に殺している。だから死刑にすべきだ」
ベトナムの法律について意見する気などは全くありません。それはベトナム人が決めればいいことですから。でも、政府関係者でもなく一市民であるベトナム人の中にもそうした考え方の人がいるとは驚きでした。でも、私も大いに賛成です。脱税、横領にせよ会社への背任にせよ日本は甘すぎるでしょう。少なくともアメリカのように関係者一族の財産を全て没収するぐらいのことはしてもらいたいですね。
タツノの齊藤です。
返信削除手前どもにはハノイに代理店があって、営業上良く連絡を取るのですが、今回の石油製品値上げには、何の音沙汰もありませんでした。(こんな大事な情報を一報して貰えないなんて情けないのですが----)
原油価格の上昇といたちごっこのように、年の内に三度も値上げされるようでは、ガソリンスタンドオーナーの投資意欲も減退しているようです。
経済産業省の「通商広報」によると、同国は周辺各国に比べ石油価格が割安なため密輸が横行する中、政府補助の負担も重く、近々値上げは必至な模様と紹介されていました。まさに予想は当たった感がします。
物価上昇率より、値上げが急だと庶民は買い控えや節約もするでしょうし、本当に頭が痛いのは現地の消費者だと思います。
因みに、日本のガソリン価格は、レギュラーで113円~130円と地域やセルフ等の営業形態で値差がかなりありますが、ドンに換算すると17060~19380位になり、さすが日本は高いなと感じます。
こんばんは。
返信削除世界的に見て日本のガソリン価格が高いのか安いのかよく分からないのですが、きっと高いんでしょうね。ベトナムでは今回の値上げで1リットル約50円になりました。最近の日本のガソリン価格は全く知りませんでしたが、でもそれでも日本の半分なんですね。
逆に考えるとこの経済格差で、日本の価格の半分というと、ベトナムではガソリンは超高級品なのかもしれません。満タンに出来ないベトナム人が多いのもうなずけます。そう考えると、ガソリンスタンドはかなり儲かる商売なのかもしれないですね。
ただ、ベトナムのスタンドは、ガソリンに混ぜものをしたり、計量機に細工をしたりしているといったようなよろしくない噂もよく耳にします。混ぜ物に関しては機械は関係ないでしょうが、スタンドの軽量機というのは、そんなに簡単に細工できるものなんでしょうか。
まぁ、難しくてもベトナム人は金のためなら何でもやってのけそうですが。
またまた、タツノの齊藤です。
返信削除コメントの中で、”ガソリンに混ぜものをしたり、計量機に細工をしたりしているといったようなよろしくない噂(略)、スタンドの計量機というのは、そんなに簡単に細工(略)……。”とのことですが、国営石油ペトロリメックス社にこの風聞を代理店を通して問い合わせたことがあります。
回答は、系列給油所では有り得ないと、当たり前の模範解答でした。従いまして、消費者個人で数あるスタンドから優良スタンドを見分けていただき、馴染みになって給油に通っていいただくのが最良かと思います。スタンド屋根(キャノピー)にオレンジ帯でPETROLIMEXと青字で書かれた給油所であれば、ホーチミン市内では系列なので問題ないと思います。良く地方へ行くとBPとかNIKKOとか異なるブランドもありますので……
次に計量機の細工ですが、メーターは±0.5%の誤差内で計量することがベトナムでも法的に定められています。この誤差を補正するのにマイコン電子プログラムで補正するモデルもあり、プログラム改ざん次第で、少ない計量なのにカウンターだけは誤差以上の給油量が標示されるといったウルトラ技の計量機も、一部にはあるようです。今年、ハノイの現地で計量検定官からこのような違法装置の発見と防止について資料提出を求められ提出したのが、記憶に新しく残っております。
まあ、少なくとも弊社の製品はこのような仕様になっておりませんので、計量機の表示計の肩口にTATSUNOのロゴがある計量機のスタンドで給油していただければ幸甚です。
敬 具
ご丁寧なご回答をいただきましてありがとうございます。
返信削除私はよくバイクに乗る方なので月に2回ほど給油します。何度も入れてますので、残量でだいたいの値段の予想がつくのですが、一度いつもと違うスタンドで入れた時に、まだ少し残っていたはずなのに空で給油した時の値段を上回ったことがありました。それで、その時からよからぬ噂を少し信じるようになりました。確証は全くないので泣き寝入りです。もちろんそのスタンドにはもう行きません。満タンで買う客が少ないことも詐欺行為の発見を遅くしているのかもしれません。