2005/01/26

越中の言い分


 中国外交部は23日、今月8日にトンキン湾で起きたベトナムの強盗船銃撃事件について、初めて公式発表を行った。外交部によれば、中国の漁船がベトナム船籍の強盗船に襲われたため、中国の海上巡視艇が警告を発すると、ベトナム船が発砲。銃撃戦となり、ベトナム人8人が死亡した。事件の経緯については発生直後にベトナム側の関係者が、「中国側が先に発砲した」と主張している。

 果たしてどうなんでしょうか。ベトナムでは連日マスコミで報道されています。当然ベトナム側の主張は、海賊なんてとんでもなく漁船が突然中国の警備艇に襲われたことになってます。
 家族や遺族の話題が取り上げられて、もうすぐテトなのに可哀想だからみんなでカンパしましょう、なんてことが堂々と新聞の論調になってます。

 SEARCHINAによると外交部の公式見解はこんな感じになってます。ベトナムの当事者が帰って来てマスコミの前に姿を現したところで、内容は完全に"政府の見解"以外のことは口にできないでしょうから、真相は迷宮入りですね。
 両国とも全くといっていいほどマスコミに信憑性がありませんので、見解はすれ違ったままどのあたりを落としどころにするのか見ものです。
 同海域は昨年6月末に、トンキン湾の海上国境に関する協定と漁業協力協定が発効するまで、お互いが利権を主張し合って揉めていた場所です。一応決着がついた形になってましたけど、裏ではまだ遺恨が残ってるみたいです。

 ベトナムの強盗船が警備艇に発砲、手榴弾などを投げつけた。
��中略)この銃撃戦でベトナム船に乗っていた8人が死亡。警備船は生き残った8人を捕らえ、自動小銃1丁、弾丸88発などを押収した。
��中略)会見では、「中国が先に発砲した」と海外で報道されたことについては触れられていない。

 ベトナムに限らず東南アジアではどこでもまだ幅広く海賊が営業中ですけど、本職の警備艇に向けて自分から手榴弾投げるか普通、と個人的には思います。しかしベトナムが主張する「ただの漁船」説も眉唾でしょう。いくらひどい中国人でも、非武装の民間人に向けて船が沈むほど発砲して8人も殺さないでしょう。
 捕まったベトナム人はまだ当分帰る気配はありません。
ベトナム新聞翻訳(ベトシン):<政治・社会> 中国いまだベトナムの漁民及び漁船を返還せず
 ベトナムの新聞を翻訳するサイトがまたできたようです。その名も、ベトナム新聞翻訳(ベトシン)。まだ始まったばかりみたいですけど、先発のサイトとはネタや趣向もかぶってないし、何より短くまとめられているので読みやすいです。私は翻訳は諦めましたので、翻訳サイトが増えるのは大歓迎です。
 相互リンクありがとうございます。
 ついでに記事をもう一本。
 ベトナムの米輸出、アメリカ・インドを抜く
 ベトナムの米輸出が2位になったそうです。でも、スーパーに行くと外国産の米が並んでるのはなぜ。謎です。良質なうまい米は外貨を稼げ、という水産物と同じ発想でしょうか。

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