Dong Khoi通りにサビコ・キンドーS.C.というショッピングアーケードがあります。先週その中にあるNgan Dinh(銀亭)という中華料理屋を覗くと店が閉まっていて看板が下ろされていました。いつも賑わっていたのでとても撤退とは考えにくく、きっと改装のためか別の場所に移転したのだろうと思ってました。今晩ドンコイを通るとなんと中華料理屋のみならずその一角がすべて更地になりかけていました。そのあたりは一等地ですが、近所には地味な店もたくさんありますので、いくら流行ってなかったとはいっても、数年前に作ったばかりなのに壊してしまうにはちょっと勿体無いような気もしました。
恐らく地価もベトナムで最高額であろうこのあたりで、一から地上げするよりまとめて買い取った方が効率的だと考えたのでしょうか。それとも所有者は変わらず、このような立地で平屋が並ぶアーケードで土地を遊ばせておくのは勿体無いと考えたのでしょうか。今後何ができるのかまだ分かりませんがちょっと楽しみです。ショッピングセンターでもできるのかもしれません。
銀亭はお手ごろな価格でまともな中華料理が食べられるとあり、贔屓にしていたのでちょっと残念です。チェーン店なので店がなくなってしまったわけではないですが、ドンコイの店は歩いていけたので、これからは食べに行く回数が減りそうです。
ショッピングセンターといえば、最近、チョロンに近いアンドン市場のすぐ横にAn Dong Plaza(アンドンプラザ)なるものがオープンしました。アンドン市場は漢字で書くと安東広場となり、入り口にその文字が電飾で描かれているのを見ると、そこが華僑の経済圏なのだということをひしひしと感じます。華々しくオープンしたそのビルは、実は長いこと建設中のままでした。実は前の所有者が建設中に計画を中止してしまったために、枠だけ作られただけの無気味な姿のままずっと放置されていました。近頃その後を継いでショッピングセンターの計画が持ち上がり、工事が再開された後は随分と頑張ってオープンまで漕ぎ着けたみたいです。しかしながら、オープンしたまでは良かったもののまだテナントがぜんぜん埋まってないようで、中は閑散としています。しかもテナントの質が隣のアンドン市場と変わりないのではないかと思うのは私だけではないはずです。アンドン市場も建て直されてからそれほど長くはありませんので、店はかなり競合してるのではないでしょうか。豪華さではさすがにアンドンプラザに軍配が上がり、安さ便利さではアンドン市場が有利でしょう。私が思うところでは、アンドンプラザは週末に遊びに行くだけで何も買わず、必要な物や日用品はアンドン市場、となるのではないかと思います。まだ湯気が立つほどの期間のアンドンプラザですが、廃れ行くのにそれほど時間は必要なさそうです。
アンドン市場は、まさに第二のTuan Kieu Plaza(トアンキエウプラザ)となりそうです。数年前に出来たトアンキエウプラザは、サイゴンにもまだ今のような高層ビルが多くなかった時期でもあり、チョロン地区期待の星でした。今でもチョロン以西に住む田舎者の間ではトアンキエウがホーチミンで最高層だと信じる人も少なくないと聞きます。低層階はショッピングアーケード、上は居住区になっていて数年前まではどちらも眩いばかりの光を放っていました。多分チョロンの人間にとってあそこに住むことは一つの夢だったのではないでしょうか。ひょっとすると今でもそうかもしれません。その後同じ趣の建物が増えてゆくに連れ、トアンキエウの魅力が色褪せてゆくのに余り時間はかかりませんでした。冷静に考えると中のテナントはそこらの市場と何ら変わりありません。アンドンプラザしかりトアンキエウプラザしかり、サイゴンから距離を置き、外人の来店をほとんど見込めず、バリバリのベトナム人だけを相手に商売するにはそうするしかないのでしょう。トアンキエウプラザの賃貸料、分譲価格も日毎に暴落しているみたいです。
ベトナムのショッピングセンターは入ってみないと外見からでは中が分からないというところが多いです。サビコ・キンドーS.C.はなくなってしまいましたが、外から見て想像するものに反して貧素な店が多かったような気がします。よそにもガッカリショッピングモールは数多くありますが、最近一番ガッカリさせてくれたのは、ハイバーチュン通りのちょうど中央郵便局の真裏にあるSaigon Squareでした。いつもバイクで通って外から眺めるだけでしたが、そのゲートなどからして中はそこそこの有名店が入っているのだろうと思い込んでいました。なぜかこれまで縁がなくて一度も入らなかったのに、たまたま行く機会に恵まれてゲートをくぐると度肝を抜かれました。ベニヤのような板で隣の店と仕切られたりしていて、目の前には青空市場のような光景が広がっていたのです。立派なのはゲートだけでした。
サイゴン周辺では競い合うように次から次へとショッピングセンターがつくられています。でも、ちょっと供給過剰気味のようです。ただ、それでもどこもテナント料はかなり高額のようですので、競争によってテナント料が下がり、商品もより安くなるという良い循環になってくれればと思います。
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