2004/08/01

Lindows CD

 ベトナム人ももちろんWindowsを使っていますが、当然彼らの収入では正規の製品を購入することはできません。従って必然的に違法ソフトに依存するようになります。将来、経済的に豊かになったからといって違法ソフトがなくなるほどベトナム人に道徳観念があるとも思えませんが、とにかく現時点に限っていえば、法外なソフトの料金をベトナム人はどうすることもできません。
 そんな中にあって途上国ではLinuxを導入しようとする動きが見られるようです。著作権侵害やらで米政府にうだうだ言われないようにするためということもありますが、米国企業に依存したくない、あるいは正直言ってアメリカ人に金を払いたくないという考えもあるのではないでしょうか。ベトナムの個人向けパソコンのほとんどはショップブランドで、違法コピーのOSやらソフトを入れて使用しますが、最近はベトナムでもメーカー製パソコンもちらほら見かけるようになりました。そのような企業ではさすがにおおっぴらに違法ソフトをバンドルすることもできず、消費者の財布の中身を考えてLinuxを入れていることが多いです。

 結局は購入後に各々Windowsに入れ替えて使用することが多いようですが、その数は僅かであったとしてもマイクロソフトのシェアが低下することは確実です。それはまたマイクロソフトにとって将来的な不安要素にもなりかねません。タイでもそのような傾向が見られるようですが、その流れを喰い止めるために機能限定版のWindows XPが発売されるといった記事を見かけました。1490バーツ(約36ドル)の破格の安さです。その程度ならベトナムでも受け入れられるかもしれませんが、今のところベトナムで発売されるといった話は聞きません。ベトナム語対応のOSが普及して、現在入り乱れて使用されている文字コード体系に標準規格ができれば、ベトナム語利用者にとっても利便性が高まると思います。
 実は私もLinuxには結構興味があって日本にいたときも余っているHDDにインストールしたりして遊んでいたのですが、結局使いこなすほどにはいたっていません。Linuxといえばだいぶ前からLindows OSの商標について争いがありました。結局和解が成立して自動車のような名前に変更されるみたいですが、いずれにしてもそれ程すばらしいネーミングでもなさそうです。
 名前はともかくとしてLindowsにはCDから直接起動できるものもあって旅行中に使用すると便利だと広告されていました。そうはいってもWebメールもありますし、その中にはPOPメールを読み込めるものも多いので、それほど利用価値があるとも思えないのですが、ベトナムのネットカフェでは利用者の閲覧履歴などを当局に報告する義務があるなどといった噂もありますので、スパイソフト対策なんかには有効かもしれません。ただ、インストール不要とはいえ違うOSを起動するのを店員が許してくれるかどうかが問題ですが。
タイから崩れる?-Windowsの世界単一価格
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Yahoo!ニュース - コンピュータ
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