2004/08/14

2004年の独立会堂

 独立会堂は現在の統一会堂のことで戦後に今の名前に改名されました。独立会堂でも名前としてはよいのではないかとも思えますが、その「独立」が意味するものは、ベトナム共和国、つまり南ベトナムを指すものだったので共産党がその名を嫌ったということが想像されま。しかし、サイゴンに住む人や戦後に歴史教育を受けた人でもなければ、現在もやはり独立会堂の名で通っていますので、統一会堂と言うと逆に分からないというベトナム人もかなりいると思います。

 週に数回は目の前をバイクで通り過ぎていますが、中に入ったのは5、6年程前に一度だけで、今日は久しぶりに付き添いで2度目の独立会堂体験でした。数年前と何にも変わらず建物の中は特に見るべきものはありませんが、気になったのは入場料でした。以前はここでも外国人料金があって、ベトナム人の数倍に設定されていましたが、今は大人1万5千ドン、子供2千ドンの二種類だけ。ベトナムは少し前から鉄道などを始めとして外国人価格を廃止していますが入場料などに関してもそんな傾向があるのかもしれません。観光客が行くようなところにはあまり行かないので、これまで外国人料金についてあまり意識したことがありませんでした。そういえばサイゴンにも博物館が数ヶ所ありますが、改めて考えてみるとまだひとつも入ったことがありません。
 それから、以前は確か建物前の芝生に入れたような気がします。「芝生に入るべからず」の看板もなく、子供たちが走り回っていたのを覚えています。建物内の赤絨毯の階段でも記念撮影をしたことを覚えていますが、今はそこも立ち入り禁止になっていました。老朽化を防ぐためという理屈はわかるのですが、それなら他に痛んだ個所などをもう少し修復してもいいんじゃないかと思いました。確かに出来るだけ当時の状態で保存したいということ、さらには敵対していた政権の牙城だった場所を見栄えのするものにはしたくないという共産党の気持ちも分からないでもないですが。

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