2004/08/23

金持ちの遊び場

 今週日本に帰省するので適当な土産を見繕うために、昨日は夕方頃から観光客のような活動をしていました。ドンコイ通りも自宅から徒歩5分ばかりのところにあるんですが、先ごろから歩道へのバイクの駐車が禁止されたこともあり、店をはしごするためには歩くほかなくなりました。土産を探すといってもほとんどの店は知っているわけで、大体行く店は決まっていましたので、バイク生活に慣れると少しの移動も歩く煩わしさを感じてしまいます。久しぶりに数時間も歩いて疲れたので夜は早く寝ようと思っていたら、11頃に晩飯に誘われてしまいました。当然食事は既に済ませていて寝る準備をしていたのですが、わざわざ家にまで誘いに来たこともあって断るわけにも行かず、付き合うことにしました。

 ベトナムの店は規制が多く夜間営業の店が余りありません。特に店舗を構えるところはかなり早く店じまいをする傾向にあります。もちろんナイトスポットとしてガイドブックなんかに紹介されるところは別ですが。といっても規制が多いのは飲食店の話です。バーやいかがわしいカラオケなんかの場合はこれまた別の話でしょう。隠れて営業しているか、警察に金を握らせて目をつぶってもらってるところなんかも当然あると思いますが、そういうところの事情はよく分かりません。
 チョロンヘ行くと午前零時を過ぎても賑わっていて驚きますが、サイゴンでは飲み屋なんかを除いてはあまり見かけません。昨夜はグエンチャイ通りのZEN Plaza近くにあるTan Hai Van(新海雲)という中華料理屋に行ってみました。夜通ると人だかりが出来て賑わっているのでいつも気になっていたのですが、なかなか行く機会がありませんでした。歩道に所狭しとテーブルが並べてあり、空席が無いところを見るとかなり繁盛しているようです。サイゴンでは歩道で営業行為をしているのが見つかると椅子やテーブル、屋台などは全て没収され、罰金も科されます。そうはいってもサイゴンに来た事がある方ならお分かりになるように大抵の道で路上営業行為を目にします。たまにジープで巡回している公安の姿や、鋭い嗅覚で危険を察知してあたりを警戒している店の主人などを見かけます。椅子などの片付けが間に合わずに撤去され、車に積まれているのも見たことがありました。しかし、恐らく金がある店は賄賂で巡回情報を手に入れ、金が無い人は道路伝いの伝言ゲームで対処しているようです。件の店は、午後10時過ぎ頃から歩道に並べ始めますので、賄賂と公安の面目の折り合いがそのあたりの時間に集約されているのかもしれません。
 さてその中華料理屋なのですが、味は最悪(味なし、味の素多用)で、値段もボッタクリ、店員の応対も最低でした。まずむかついたのがメニューを見て選んでいると、時間が勿体無いから早く選べと店員のねぇちゃんに言われたことです。昨日は既に晩飯を食べていたので適当に前菜をいくつか頼んでつまんでいましたが、あまりのまずさにすぐに食欲も失せてしまい食べるのをやめて回りを観察することにしました。既に12時を回っているというのにあとからあとからタクシーや自家用車で乗り付けてきます。服装を見ても結構金持ってそうな連中でした。驚いたのは、娼婦のような格好をしたねえちゃん達がぞくぞくとやってきていたことです。隣に座った20歳前後のカップルは他の店の3倍はするボッタクリ価格の麺にちょっと箸をつけただけであとは抱き合っているだけでした。50ぐらいの親父と脳みそが足りなさそうな女子高生ぐらいのカップルも多く見かけました。多分この店はカフェやバーに飽きて、行き場が無いボンボンの遊び場か、お仕事前に娼婦が食事をする場所と化しているようです。出された皿の料理を見る限り、味で勝負をするつもりは毛頭なさそうです。個人的にはもう行くことはないと思います。夜することが無かったら、下着のような服、毛が見えそうなズボン、化け物のような化粧を見に行ってみるのもいいかもしれません。

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