2004/05/23

歩道での駐停車禁止

 去る4月21日からサイゴン中心部の歩道での駐停車が出来なくなりました。現在駐停車が出来なくなっているのは、Le Loi通り、Dong Khoi通り、Nguyen Hue通り、Nguyen Du通りなどです。どこへ行くにもバイクが欠かせないベトナム人は、当然店の前にバイクを止めざるを得ないのですが、単に目の前の店に行くために止めている人だけではなく、そこら中に露天の駐輪場などがあふれかえっていて目に余るものがあり、歩行者は車道を歩かなければならないこともありましたので、ある面では良くなった点もあります。
 ただ、目の前の店に行きたい場合でもかなり遠くにバイクを預けなければならないことになり、これによって売り上げに打撃を受ける店も多いものと思われます。
 確かにそのバイクの数は度を越していたのも事実なのですが、おそらく観光客に配慮しようと考えた共産党の思いつきなのでしょうが、この政策によって数ヵ月後に周辺の店がどの程度減っているのか注意してみてみたいと思います。

 Dong Khoi通りにXuan Thuという本屋があり、品揃えもまぁまぁでいつも賑わっていたのですが、店舗前に駐車できなくなったので、この本屋もかなり打撃を受ける店の一つではないかと思います。
 いくら新しい規則が出来ようともそれを守らない人はいますので、数は減ったとはいえ現在も公安の目を盗んで止めている人も僅かながらいることはいます。それを取り締まるために時折り巡回の警官がトラックで乗り付けて、バイクを持っていく光景を目にしますが、要は賄賂目当ての小遣い稼ぎという面も大きいみたいです。
 以前から中心部に限らず路上での商売は禁止されていました。10年ほど前にも路上の屋台で食事中に公安の巡回に遭って、注文した料理が載ったテーブルと座っていたいすを片付けられてしまったことがありました。公安が通り過ぎるまで料理が載った皿を持って歩道で立っているというかなり間抜けな姿ですが、それを見て通り過ぎる公安はどう思ってたんでしょうか。その場に屋台があったのは一目瞭然なのですが、頑張って片付けたということで見逃してくれたのかもしれません。ある意味コントのようでもあります。取り締まり時には遠くの方から伝言ゲームのように状況が伝えられるようで、当時露天で食べていると突然あたりのものが片付けられはじめて、何がなんだか分からないでいましたが、しばらくすると決まって公安が通り過ぎて納得しました。
 いづれにしてもそれは公安の小遣い稼ぎの手段ですので、間に合わなかった人たちも後日罰金という形での袖の下を持参すれば、たいていの場合取られたものは戻ってくるそうです。
 中には賄賂と押収物を天秤にかけて、結局諦めることもあるようですが、聞いた話ではそれらのものは公安の財産として処分されるとのことです。ある公安は、押収したフーティウやバインミー、サトウキビジュースの屋台を田舎の家族に送り、それまで職のなかった親戚たちはそれらを使って商売しているとのことです。

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