2004/05/27

テレビコマーシャル料金

 商務省傘下のベトナム公正取引広告公社(Vietnam Fair Trade and Advertising)によると、現在のテレビCM放映料は15秒当たり、外資系企業が900~1,200米ドルなのに対して国内企業は290~390米ドルに設定されています。何に関しても外国から金を搾り取ろうとする根性は見受けられますが、CM枠まで二重価格になっていたとはちょっとした驚きであります。そんなところからも、外資を呼びたいがために税制面で様々な優遇処置をとったりしている反面、国内企業育成のためにもあまり外国企業にのさばられてもらっては困るという政府のジレンマが伝わってきます。要は金だけ置いてってくれという都合のいい話ではないかとも思いますが、ベトナム人の考え方を見ていると本気でそう思っているのではないかと思います。国民も国益になるならどんな手段を使ってもいいと考えているでしょうから、これがベトナムの政治の正しいやり方なのかもしれません。日本企業もベトナム政府に担がれているばかりではなく、たまには日本もベトナム人に痛い目を見せてやってもいいのではないのでしょうか。

 それはともかくとして、ベトナム保健省がテレビ、新聞、ウェブサイトなどに掲載される医薬品、化粧品の広告に関してなにやら注文をつけているようです。同省は誇大広告を懸念して広告掲載に際しては、効能とともに起こりうる副作用にも触れなければならないとしています。消費者保護という大義名分のもとでのことらしいですが、広告で副作用を宣伝するとは思い切ったことを考えたものです。なかなかすばらしい政策だとは思いますが、いったい誰が金を払ってわざわざそんなことをするのでしょうか。その効果のほどは疑問です。
 そんなことよりも雑誌広告によく見られる「使用前」、「使用後」の人物が明らかに違っていたり、どうみてもCG処理されているものなどを取り締まったほうがいいのではないかと思いますが。他にも、どう考えても契約していないだろうと思われる日本の有名人がビューティーサロンの広告に写真を使われていて、しかも全国で一番発行部数が多いと思われる雑誌に掲載されていたりするのを見かけたりすると、政府はもっと他にすべきことがあるのではないかと思ってしまいます。だいたい、肖像権を侵害してまで写真を使ったとしても、どれだけのベトナム人がその日本人のことを知っているのかと思うとちょっと寂しくもなります。

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