2004/05/06

公安の張り手

 今朝、通勤時に面白い光景を見かけた。交通警察がバイクに跨る男に近づき、彼の後頭部に思いっきり張り手を食らわせたのである。男は驚いた様子で横目で警官を見ながら、すごすごとそのまま走り去っていった。

 ベトナムでは要人が車で移動する際には諸外国と同様に警察が先導する。車列の長さはその人物によって左右されると思うが、今朝見たのは黒塗りの高級車などが十台以上のものだったので、かなりの地位にある者だったかもしれない。信号などの通過方法は国によって違いがあると思うが、この国では警官が常に先回りしてその要人が通過するまで通行止めにする。
 また、ベトナムでは大きな交差点ではフランスなどのやり方に倣って、ロータリー方式を採用している。ロータリーはドライバー同士の阿吽の呼吸で通過していかなければならないが、相手に道を譲る意識など微塵も無いこの国では、想像通り混雑しているのが常であるので、要人が通過する際にも最も配慮しなければならないのはこれらの場所であろう。今日私が止められたのもロータリーに入る入り口でのことで、後頭部を張られた男は、状況を飲み込めずにロータリー内に進入してのことであった。

 以前、上海駅に切符を購入しに行った際に、切符を求める中国人民を整列させるために、警官が列からはみ出るものを警棒で殴ったり蹴りを入れている光景を目撃して驚いたことがあるが、まだまだ世界では警察が幅を利かせている国が多いということだろう。日本も敗戦までは警察権力は絶大なものだったようだが、今この時代に同じことをしたら即懲戒免職になるか、あるいは訴えられてしまうだろう。外国人が日本の警察は親切だと行ったとかいう話をよく耳にするが、それは自国と比べてのことがあるからなのかもしれない。
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ニャチャンの空港が閉鎖
 ニャチャン市内にあった空港は、5月19日から郊外のカムランに移転されるそうな。これまで、中心部から数Kmだったのが、35Kmと少し遠くなる。日本の空港の位置に慣れていると35Kmなんて全く問題ない許容範囲だと思うが。
 きっと空港跡地は共産党がリゾート開発でもするのではないかと思う。因みに5月19日はホーチミンの誕生日だ。何につけてもホーチミン一色のベトナムだが、なぜかこの日は祝日にはなっていない。

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