2004/05/30

ミスベトナム

 今年もミスユニバースの季節になったようです。といってもこれまで全く関心がなかったので、こんなイベントが毎年開催されているなんてぜんぜん知りませんでした。今年は6月にエクアドルあたりで開催されるらしいです。はっきり言ってあんまり興味ありませんが、ベトナム代表だけは少し気になったのでググッてみました。

 今年のベトナム代表はHoang NgocMiss Universe)という方
みたいです。漢字で書くと黄玉さんです。名前からして中国系かと思われます。というのは、Ngocというのはベトナム人の一般的な名前ですが、苗字がHoangというところとミドルネームがないというところから勝手に判断しました。もちろん確証はありません。

 今の家ではケーブルテレビを見ていますが、欧米系や台湾系のチャンネルをみると昨年のものが何度も繰り返して再放送されたり、今年度の予告などが頻繁に流れています。日本ではニュースフラッシュで数秒の扱いだったかと思いますが、海外ではごたいそうなイベントなのでしょうか。

 そういえばヤフーのトップページにもよく日本代表の選考の広告なんかが出てました。さっきまた見てみたら知らないうちにもう代表が決まってたみたいです。(MUJ 2004

 いつもミスコンを見たり、特に今回の日本代表の最終選考のメンバーを見たりして思うのですが、どうやら選考基準は顔じゃないみたいですね。フェミニストの団体などがだいぶ前からミスコンに反対しているのを考慮して、わざとブスを選んでるのではないかと勘ぐりたくもなります。内面重視というのを強調したいがためにあまりの美人は各団体に配慮して落とされたりしてるのではないでしょうか。勝手な推測にすぎませんが。

2004/05/29

Movable Type 3.0ができた

 今更書くようなネタでもないですが備忘録を兼ねて一言。
 MT3.0の日本語版が出来たということで入れ替えようかと思ってますが、今ひとつ機能とライセンスの変更点がよくわかりません。無償利用の場合1ユーザーのみということになると、現在利用しているMoblog Mail Gatewayはどうなってしまうのでしょうか。同じ人物が利用しているということで、別アカウントを持つ同一ユーザーとみなされるのでしょうか。なんだか良く分からないし、4月に2.661で始めたばかりでまたベトナムの回線でMTを丸ごとアップする気力もないので、当面は様子見ということにしようと思います。MTの機能として早くmoblogとかfotologができるようにならないでしょうか。

Movable Type @ dh's memoranda
Six Apart Japan
Movable Type 3.0のライセンス体系について
Moblog Mail Gateway

サイゴンからインターネット検定

 ヤフーがインターネット検定(Yahoo!インターネット検定)を始めたとうニュースを目にしたので覗いてみました。そうしたら現在キャンペーン中でプレミアム会員は無料で試験ができるとのことだったので早速受験してみました。
 最低ランクのこともあって問題は超平易でした。これは次のランクへの客を掴むための、とりあえず全員合格させるという広報の一部なのでしょう。

 サイゴンから受験するにあたっては、問題の難易度よりも問題が表示されるまでに相当てこずりました。途中で切断されたり問題のダウンロードが途中で止まってしまったりと、結局検定の存在を知った一昨日から試みて、今日の午後やっとの事で問題文を読むことができました。無料だったから試したものの、有料の試験だったら途中の切断や不具合が怖くてとてもベトナムの回線で試験を受ける気にはなれせん。でも、いろいろと問題がありましたが、ベトナムの自宅からこんなことが出来るようになったことを思うと、ベトナムもここまで来たかと感慨深いものがあります。

 それにしても、もっと難易度の高い試験が始まったらこの試験もどこかで評価されるようになるんでしょうか。今のところはヤフーの売上に貢献するだけのものみたいですけど。

 さて試験の結果ですが試験後すぐに採点結果が表示され、30点満点でもちろん満点、と言いたいところですが、なぜか29点。どれも迷う余地がないような問題だったので、どこを間違えたのかよくわかりません。「試験が終わったら書き間違えがないか、もう一度よく見直しなさい。」子供のころによく両親から言われた言葉を思い出しました。この歳になっても直らないみたいです。

出会い系?

 livedoorがブログ検索を始めた(未来検索livedoor)というので早速検索してみました。いつもベトナムについて書いているので、「ベトナム」で検索してみましたが、残念ながら満足のいく順位ではありませんでした。livedoorのブログ優先というわけでもないんでしょうが。もっと精進せよということですね

 今日はネット接続が快調だったので面白いページはないかと見て回っていたら衝撃的なページを見つけました。NamVietのトップページにでかでかとベトナム共和国旗があしらってあるではありませんか。共産党が毛嫌いする旗がこんなにも堂々と。ベトナム人が見落としているのかもしれません。現時点ではVNN(ベトナムのプロバイダー)から閲覧できますが、そのうちアクセス制限されるかもしれません。内容は政治的なものではなく写真が置いてあるだけですが。
 Vietmediaはベトナムのある程度裕福な人々とアメリカ在住のあるいは世界の越僑を結ぶ目的のコミュニティサイトみたいです。ベトナムではまだネット利用者が少ないので、コミュニティサイトはあまりありません。ここもアメリカ発のサイトのようでベトナム在住のベトナム人はこれを見て夢を膨らますのかもしれません。アップしている写真入りのプロフィールを見ると、当たり前ですがアメリカの越僑のお姉ちゃん達の格好はアメリカ人そのものですね。これを見てますますアメリカを含む海外への豊かさへの勘違いが助長されていくのでしょう。要は嫁探し婿探しサイトです。

ホーチミンの肩越しからグエンフエ

グエンフエの両側が高層ビルで埋め尽くされる日も近い?
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2004/05/28

ベトナム携帯電話事情

 ベトナムの携帯電話は、実用目的の購入に加えてファッションとして、端的に言ってしまえば自慢のために購入される比率がかなりの数に上ると思われます。至る所でかなりわざとらしい仕草で携帯電話を取り出す光景は外国人にしてみれば、滑稽以外のなにものでもありませんが、それを見て羨ましく思う人間がいるために、そこに低レベルなベトナム人同士の地味な争いが起こるのでしょう。
 ベトナムの自慢アイテムの筆頭はもちろんバイクでありますが、携帯電話もそれに次ぐもののように思います。どこの国でもそうですが新機種が出るとすぐに買い換えるような人間がこの国にもいるおかげで、こんな貧乏国でも複数の携帯サービスが存続できているのでしょう。

 本日のトイチェーに携帯電話に関するコラムがあって、いくつかのエピソードが紹介されていました。
その1
カフェで突然停電になりそれまで流れていたBGMが途切れると、間をおいて店内の隅から同じ音楽が流れてきた。まだ復旧前の出来事に店内の客が注目するとMP3内臓の携帯電話からこれ見よがしに同じ曲を流すものがいて失笑を買っていた。
その2
携帯の基本料金を払うために毎日インスタントラーメンを食べている。
その3
大学の講義中にある学生がバイブにしていた携帯が着信したふりをして廊下に出て大声で話していた。その後、基本料が払えず通話できない状態にあるはずだと訝ったクラスメートが確認のために電話をしてみると「通信料未払いのため利用できません」のアナウンスが流れ、その学生はクラスの笑いものになった。
 このようにベトナム人は自慢のために涙ぐましい努力をしています。まぁ、個人的にはベトナムの新聞はコラムに関しても話を面白くするためにかなりの脚色あるいは捏造が行われているのではないかと思いますが、上記のエピソードは実際の取材がなかったとしても実際にありそうな話だと思えてきます。日本のマスコミの記事も100%事実とは言いがたいですが、特にベトナムの場合はプロパガンダとして利用している面があるので、記事のでっち上げにも大して抵抗を感じないというところがあるのかもしれません。トイチェーのコラムはいつも記者が偶然にも遭遇したという前提で述べられていますが、そういつもいつも記事になるような面白いことに巡り合うでしょうか。個人的には記事の内容が面白ければそれでいいとは思いますが、せめて毎回自分の体験としてばかりではなく、たまには誰かに聞いた話とかにしてもいいんじゃないかと思いますが。
 話がそれましたが、ベトナム人は自慢アイテムである携帯電話を手に入れるためには、もちろん中古でも全く問題にしません。さらに機種のグレードを上げるために今使っている機種を下取りに出して、差額分を払って希望の機種に変更するのが普通です。実際には自慢目的で持ち歩くためだけに使用方法もわからず一日中通話をしないというような話を聞いてしまうと、そこまで携帯にこだわるベトナム人が可愛くも思える一方、虚しさも感じます。
 この国の人間がそこまで熱を上げる代物ですから、中古品であっても十分売買の対象になります。そんなわけで、盗難品はHuong Vuong通りでお手ごろな価格で販売されています。
MAINGUYEN MOBILE PHONEでベトナムの市場価格がわかります。店名がMUA BAN DIEN THOAI DI DONG(携帯電話売買)という所からもベトナム人が中古品を使い回している現状がお分かりいただけると思います。

ホーチミン前

そのうちホーチミンも高層ビルに埋もれるでしょう。
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2004/05/27

テレビコマーシャル料金

 商務省傘下のベトナム公正取引広告公社(Vietnam Fair Trade and Advertising)によると、現在のテレビCM放映料は15秒当たり、外資系企業が900~1,200米ドルなのに対して国内企業は290~390米ドルに設定されています。何に関しても外国から金を搾り取ろうとする根性は見受けられますが、CM枠まで二重価格になっていたとはちょっとした驚きであります。そんなところからも、外資を呼びたいがために税制面で様々な優遇処置をとったりしている反面、国内企業育成のためにもあまり外国企業にのさばられてもらっては困るという政府のジレンマが伝わってきます。要は金だけ置いてってくれという都合のいい話ではないかとも思いますが、ベトナム人の考え方を見ていると本気でそう思っているのではないかと思います。国民も国益になるならどんな手段を使ってもいいと考えているでしょうから、これがベトナムの政治の正しいやり方なのかもしれません。日本企業もベトナム政府に担がれているばかりではなく、たまには日本もベトナム人に痛い目を見せてやってもいいのではないのでしょうか。

 それはともかくとして、ベトナム保健省がテレビ、新聞、ウェブサイトなどに掲載される医薬品、化粧品の広告に関してなにやら注文をつけているようです。同省は誇大広告を懸念して広告掲載に際しては、効能とともに起こりうる副作用にも触れなければならないとしています。消費者保護という大義名分のもとでのことらしいですが、広告で副作用を宣伝するとは思い切ったことを考えたものです。なかなかすばらしい政策だとは思いますが、いったい誰が金を払ってわざわざそんなことをするのでしょうか。その効果のほどは疑問です。
 そんなことよりも雑誌広告によく見られる「使用前」、「使用後」の人物が明らかに違っていたり、どうみてもCG処理されているものなどを取り締まったほうがいいのではないかと思いますが。他にも、どう考えても契約していないだろうと思われる日本の有名人がビューティーサロンの広告に写真を使われていて、しかも全国で一番発行部数が多いと思われる雑誌に掲載されていたりするのを見かけたりすると、政府はもっと他にすべきことがあるのではないかと思ってしまいます。だいたい、肖像権を侵害してまで写真を使ったとしても、どれだけのベトナム人がその日本人のことを知っているのかと思うとちょっと寂しくもなります。

OS入れ替え

 ネットが遅いのはパソコンのせいじゃないと思いますが、それ以外にも最近なんか調子が悪くなってきたと思っていたら、特定のファイルが見えなくなったりする症状が出てきました。パソコンにはあんまり詳しくないし面倒なので、週末を利用して思い切ってOSを入れ替えてみたらかなり動作がすっきりしました。
 通信速度が最悪なので当然ながらアップデートも無視してますし、ウィルスソフトも使用していなかったので、おそらくいろいろな悪い虫がつきまくっていたのだと思います。

 ネットにつなぐと受信量の数倍のデータが送信されているのでどうも変だとは思いながらも、ベトナムではそんなものかと納得してましたが、やっぱりそんな馬鹿なことはなかったみたいです。あくまでも噂に過ぎませんが、ベトナムではメールも検閲されるという話を聞いていましたので、やっぱりベトナムの情報統制は厳しいなぁ、なんてのん気なことを考えながら道徳に反するようなページを見たりしてましたが、個人的な思い込みに過ぎなかったみたいです。確かに検閲は行われていると思いますけど、私のパソコンから送信されたデータの利用目的は違うものだったみたいです。

 ベトナムでは個人でもなぜかWindows2000の利用が多いです。どうせ違法コピーなんだからXPにすればいいんじゃないかと思いますが、やっぱり認証が面倒のようです。でもよく考えてみると違法コピーはもちろんクラックしてあるので変ですね。Windows2000が選ばれる本当の理由はよくわかりません。
 かくいう私もWindows2000ユーザーです。私は正規版ですが…もちろん。私の場合はパソコンが古すぎてXPが入れられなかったという悲しい理由です。

 相変わらずネットは遅いですが、それは私の力ではどうにもならないのでベトナム人に任せることにします。

2004/05/25

床屋に行ってきた

 途上国の床屋にはいかがわしいイメージが漂っています。ベトナムにもそんな目的で行く床屋ももちろんありますが、ここでは普通の理容店について書きたいと思います。
 まずベトナムに来てまず目に付くのが路上の床屋です。女性が道端で髪を切っているのはまだ見たことがありませんが、男性はもっぱらここで切ることが多いみたいです。路上という響きからも想像がつくようにそれはまさに路上そのもので、歩道にいすを置き壁に鏡をかけただけの簡単なものです。理容店に必須の水はどこから調達するのかよく分かりませんが、おそらくそれはまさに髪を切るだけの場所なのでしょう。髭を剃ってる人もいますが、見ているこちらの方が病気の心配をしてしまいます。それらの路上理髪店は場所によりますが、サイゴンの場合は5千ドン強から1万ドン程度のようです。さすがにまだ路上では切ったことがありませんし今後も行ってみようとも思いません。

 店舗を構えているところはピンきりで、安めの店から外国人が行くような高級店まで多種多様です。私が近頃よく行くところはカットと洗髪で4万5千ドンです。それにカットと髪を洗う人にそれぞれ1万ドン程度のチップを置いてきます。サイゴンの床屋のランクでは中の上といったところでしょうか。ベトナムではカットと洗髪はどこも別料金で、カットだけして家で髪を洗うという人もかなりいるようです。
 また、どこの床屋もチップを渡すのが習慣になっているようで、カットに限らず洗髪はかなり念入りに行われます。時間的にカットよりも長いほどではないかと思うほどです。髪を洗う以外に頭部のマッサージ、顔のマッサージなどをしてくれますが、日本ではそんなところに行った事がなかったので、ちょっとした大名気分を味わうことができます。
 昨日もマッサージを受けながらうとうとしていると、耳元で何かを削ぐ音が聞こえて正気に返った次の瞬間、顔にひんやりとした感触とともに何か生臭いものを感じました。どうやらきゅうりを顔に並べているようです。あまり興味はなかったのですが、考えているうちに既に顔半分にはきゅうりが並んでいましたので、黙ってそのまま生涯初のきゅうりパックをしてもらいました。その後の洗い方も懇切丁寧で、少しでも多くチップをもらおうと必死のようです。
 ベトナムでは他の物価同様に床屋も安いですが、あまり安いところは衛生面も心配です。そこそこの店でも絶対に顔を剃らせないという客も多いと聞きます。目の前で剃刀の刃を取り替えているところを客に見せる店もありますが、美容院に勤めるベトナム人の話では、使用したその刃は当然また箱に戻して使いまわすと公言していました。剃刀でエイズに感染するのかどうかよく分かりませんが、あえて危険を冒すこともないので私も家に帰って剃ることにしています。
 ただ、髪がさっぱりしてセットされていながら、揉み上げと襟足に無駄毛を残してバイクで颯爽と走る姿はかなり恥ずかしいです。信号待ちなどで後ろに止まった人から凝視でもされない限りまず他の人には分からないでしょうが、やはり日本人としては気になるところであります。

2004/05/23

歩道での駐停車禁止

 去る4月21日からサイゴン中心部の歩道での駐停車が出来なくなりました。現在駐停車が出来なくなっているのは、Le Loi通り、Dong Khoi通り、Nguyen Hue通り、Nguyen Du通りなどです。どこへ行くにもバイクが欠かせないベトナム人は、当然店の前にバイクを止めざるを得ないのですが、単に目の前の店に行くために止めている人だけではなく、そこら中に露天の駐輪場などがあふれかえっていて目に余るものがあり、歩行者は車道を歩かなければならないこともありましたので、ある面では良くなった点もあります。
 ただ、目の前の店に行きたい場合でもかなり遠くにバイクを預けなければならないことになり、これによって売り上げに打撃を受ける店も多いものと思われます。
 確かにそのバイクの数は度を越していたのも事実なのですが、おそらく観光客に配慮しようと考えた共産党の思いつきなのでしょうが、この政策によって数ヵ月後に周辺の店がどの程度減っているのか注意してみてみたいと思います。

 Dong Khoi通りにXuan Thuという本屋があり、品揃えもまぁまぁでいつも賑わっていたのですが、店舗前に駐車できなくなったので、この本屋もかなり打撃を受ける店の一つではないかと思います。
 いくら新しい規則が出来ようともそれを守らない人はいますので、数は減ったとはいえ現在も公安の目を盗んで止めている人も僅かながらいることはいます。それを取り締まるために時折り巡回の警官がトラックで乗り付けて、バイクを持っていく光景を目にしますが、要は賄賂目当ての小遣い稼ぎという面も大きいみたいです。
 以前から中心部に限らず路上での商売は禁止されていました。10年ほど前にも路上の屋台で食事中に公安の巡回に遭って、注文した料理が載ったテーブルと座っていたいすを片付けられてしまったことがありました。公安が通り過ぎるまで料理が載った皿を持って歩道で立っているというかなり間抜けな姿ですが、それを見て通り過ぎる公安はどう思ってたんでしょうか。その場に屋台があったのは一目瞭然なのですが、頑張って片付けたということで見逃してくれたのかもしれません。ある意味コントのようでもあります。取り締まり時には遠くの方から伝言ゲームのように状況が伝えられるようで、当時露天で食べていると突然あたりのものが片付けられはじめて、何がなんだか分からないでいましたが、しばらくすると決まって公安が通り過ぎて納得しました。
 いづれにしてもそれは公安の小遣い稼ぎの手段ですので、間に合わなかった人たちも後日罰金という形での袖の下を持参すれば、たいていの場合取られたものは戻ってくるそうです。
 中には賄賂と押収物を天秤にかけて、結局諦めることもあるようですが、聞いた話ではそれらのものは公安の財産として処分されるとのことです。ある公安は、押収したフーティウやバインミー、サトウキビジュースの屋台を田舎の家族に送り、それまで職のなかった親戚たちはそれらを使って商売しているとのことです。

2004/05/22

昼ごろから暗くなって…

 昼過ぎごろから急に暗くなって風も出てきたので、いよいよスコールの季節かと思いきやその後雨降らずということでかなりがっかりしました。
 我が家の窓はもちろん全て閉めて雨を待ちましたが、近所のおばちゃんも洗濯物をあわてて取り込んでいた様子を見るに、スコールを察知することには神業的な嗅覚を持つさすがのベトナムも今回ばかりは当てが外れたようです。
 今か今かと雨季到来を待つサイゴンですが、なかなかそう簡単にはいかないようです。暑い日差しがなく多少涼しくすごせたので、今日のところは我慢するとします。

2004/05/20

ping.bloggers.jp

 よくのぞきに行ってる著名な平田氏のブログの昔のエントリーを読んでいたらping.bloggers.jpというのを見つけたので、早速登録してみました。
 他のサイトに自分のブログ名が表示されるのはやっぱりうれしいものですが、ものすごい数なので驚きました。秒単位で全国のブログが更新されているようで、私のブログも完全に埋もれています。表示されたと思って喜んでいられるのもつかの間のことで、数分後にリロードしてみると、もう名前はありません。無常を感じて次の投稿のネタを考えます。
 日本でも相当流行ってるんですね。

 ベトナムでも誰かブログ作ってるでしょうか。

最新トラックバックを表示

 トップページとPermalinkに最新のトラックバックを表示できるようにしてみました。誰でもそうするのが当たり前のようになってるみたいで、参照ページもたくさんあるのでいろんなところの解説を参考にしました。
 BLOG質問箱: トラックバック表示BLOG質問箱: リーセントトラックバックはタグの例もあって一番手っ取り早そうです。私も参考にさせていただきました。

 ただ、Permalinkへの表示はコメントがつくなどした後の最初のリビルド時に反映されるということで、私のところのようなコメントがつかない零細ブログでは定期的にサイト全体をリビルドする必要がありそうです。でも、HuntingGirledCollective: トラックバック着信で自動リビルドに解説されている通りにcgiを書き換えればそんな問題も解消できるそうです。

 BLOG LAB.:トラックバックの表示方法にも関連エントリーがありました。

 見た目にこだわっていろいろいじってますが、コメントやトラックバックの管理を気にするようになるまでには、まだちょっと時間がかかりそうです。今のところそんな心配は全く無用なのでちょっとさびしいです。当面の目標はベトナム人からトラックバックをもらうことですね。

ホーチミンの誕生日だった

 そういえば今日はホーチミンの誕生日でした。急に思い出したので数人のベトナム人に今日は何の日か聞いてみましたが、誰も答えてくれませんでした。祝日になっていないこと自体不思議だったのですが、どうもこの国の人は誕生日にあまり関心がないようです。ホーチミンはこの国で異常なほど祀り上げられているのに意外な気もしますが、それは外国人とベトナム人の誕生日に対する意識の違いなのでしょう。
 ベトナムは一般的に数え年を使っていて、テトにいっせいに年を取ります。だから、年配の方や最近の大学生ぐらいでも田舎で産まれたりしていると戸籍に誕生日がなかったりします。まぁそれは珍しいケースかもしれないですけど、それでも、家族の誕生日を全く知らないという人も多いです。昔は貧しくてそれどころではなかったということもあるでしょうが。
 確かに近頃は少子化も進んである程度余裕を持った家庭も増えてきたので、友達を呼んで誕生日パーティーをしたりすることなんかもあるみたいです。
 そのうち誕生日がこの国でも意味を持つようになって、思い出したように5月19日が祝日に指定される日が来るかもしれません。

2004/05/19

熱帯低気圧接近

 熱帯低気圧がやってきて、先日は20時間以上も降り続きました。いつも雨を望んでいる身としては贅沢な話ですが、やっぱり雨はスコールにしてもらいたいと思います。週末をはさんでの4、5日は陰気な天気が続きました。
 日本では早々と台風がやってきて本州直撃だとかと聞いていますが、ほどほどの雨というのはなかなか難しいようです。
 本日はすでに空模様も回復してすっかり雨季前の暑苦しい天気に戻っています。

2004/05/17

カセットテープは8千ドン

 グエンフエの本屋で、SONYのノーマル60分は8,000ドン、90分は11,000ドンでした。一番最近カセットテープを買ったのはいつのことだか全く記憶にありませんが、少なくとも10年以上前のことになるでしょう。日本では今の相場がいくらぐらいなのか全く想像がつきません。
 先日は仕事で必要になったのでダブルカセットデッキまで買う羽目になってしまいました。ベトナムでも音楽業界もさすがにすでにCDに移行していますが、カセットの需要はまだ結構ありそうです。

 音楽CDの現在の中心価格帯は34,000-36,000ドンあたりのようです。CDの違法コピーはそこらで売られていて1枚8千ドン程度ですので、正規版を買うベトナム人なんているのか心配になります。他人のことなど考えない民族なので著作権のことなど意識してるとは思えませんが、成金がおきまりの自慢のために買っていくのかもしれません。あるいは、ファンがお目当ての歌手だけ買うのかもしれませんが。

��今日の買い物>
XEROXのプリンタ用紙500枚 49,000ドン
ベトナムの全国地図「Viet Nam Administrative Atlas」全72頁 68,000ドン
雑誌「Phu Nu」 8,000ドン
新聞「Tuoi Tre」 1,500ドン

MTでfotolog

 Moblogに引き続きdh's memorandaを参考にして最新のPhoto thumbnailをトップページに表示させてみました。サイゴンの今をスクラップしようと思います。

早速一枚アップしてみました。どうやら成功のようです。


[2004/05/17 追記]

 なんかプラグインを使って投稿後にすぐにトップページに反映されるようにする方法があるようです。エントリーの新しいものから自動的に画像を取得して、表示できるようになるので携帯なんかでmoblogするには便利そうです。
 プラグインは、Plugins for Movable Type - Staggernation.comでダウンロードできます。bird.dip.jp私は快楽なんて知らないsasapong!!に分かりやすい解説がありました。ベトナムでもモバイル環境が整ってきたら私も使ってみようかと思います。
 その前にMTのバージョンアップで対応できるようになるでしょうか。

 今のところ、アップした全ての画像の中から最新のものを表示させるのではなく、気に入ったものだけをトップページに置いておきたいと考えているため、「Photo thumbnail」の方が都合がいいので、こちらを利用しています。

2004/05/16

ホーチミンの背中

0516.jpgあっ!


通信スキャンダル

 ベトナム通信業界に激震、かどうかは分からないが、一般加入電話、携帯電話、インターネット接続業者の経営に捜査が入ったことが連日報じられている。
 この国の通信業界は利権だらけで、社員の収入も他の国営企業と比べて法外な基準であることは周知の事実だ。新卒社員でも一般企業と比べて十倍とは言わないまでもそれに近い水準であるといわれている。その給与水準は、共産党族の中でも異彩を放つ存在で、今回の捜査も恐らく共産党内部の利権争いに起因するところが大きいと思われる。
 ベトナムの通信料が周辺国やこの国の物価水準に比べて割高なのは知られているが、どうやらそれほどのボッタクリを行いながら、さらにその上に交換機等に細工をしているらしい。詳しいことは分からないのだが、ベトナム関係当局は通信収入の利益率を4.5%以下に抑えるよう指導しているそうだが、一説によると現在のそれはなんと40%にも達するという。

 携帯電話の交換機は許容量の数倍の飽和状態で、プロバイダー事業に関しては、故意に切断をしたり、サーバーに細工をして通信速度を抑えて利益を得ているという。ベトナムのプロバイダーにはいつもながらいらだたされ、半ば諦めかけていたところにこの報道を知った際には、怒りを通り越してなんか妙に納得してしまった。つまり、設備投資に回すべき利益を自分たちで分け合っていたわけだ。
 今回は、通信業界の問題だが、その他にも電力、空港など改善すべき問題は多い。しかしながら、共産党内部の地位が資産の順位ともいわれる国なので、根本的な解決は難しいかもしれない。現在の首相も各地に大邸宅の別荘を持ち、総資産も相当のものだといわれている。結局のところ地位の低い共産党員を粛清するのみで、共産党幹部の自己改革を期待するのは夢のまた夢だろう。
 話によると、携帯電話最大手であるビナフォン(Vinaphone)は捜査の結果如何では、体質改善のために海外投資も含めた入札によって身売りの可能性もあるらしい。
 その携帯電話各社は新規加入者が伸び悩んでいるらしい。貧乏人もみな携帯電話を持つことをステータスとして、あらゆる場所で自慢げに見せびらかすベトナム人に辟易していたのだが、どうやら購入可能世帯への普及が一巡したようだ。最近の大幅値下げにも、期待したほど消費者からの反応がなかったようで、ベトナムも業者再編の段階に入りそうだ。
NNA[5月14日10時40分更新] 
【インドシナ】携帯電話の値下げ不発に、大手2社の加入者伸びず
ベトナムの携帯電話市場が伸び悩んでいる。今月に入って大手各社が一斉に通話料や加入料を引き下げたにもかかわらず、加入者の増加は予想を下回る低調ぶり。ただ最後発の「S-フォン」は新規加入者が30%増加しており、大きく明暗が分かれたといえそうだ。
ベトナムでは「ビナフォン(Vinaphone)」のブランド名で展開するベトナム・テレコム・サービシズ(GPC)のほか、「モビフォン(Mobifone)」のベトナム・モバイル・テレコム・サービシズ(VMS)、サイゴン・ポステルと韓国企業が共同経営する「S-フォン」が中心。ビナフォンはベトナム郵電公社(VNPT)の100%出資で、モビフォンにはスウェーデンのコムビックが経営協力する。
��NPTの認可により、サービス各社は月額12万ドン(8米ドル)の加入料を8~10万ドンに引き下げた。基本料金も40万ドン(26米ドル)から半分になり、1分ごとに計算されていた通話料についても30秒単位になっている。現在190万人の加入者を抱えるビナフォンによると、値下げしてから10日前後の加入者は1日当たり1,500人。およそ5~7%増えたことになるが、20%としていた事前予測よりも少ない。「7~9月期中に220万人」としていた目標を達成できるかは微妙な情勢だ。
一方、モビフォンも事情は同じ。1日当たりの新規加入者は値下げ前の平均1,500人から100人ほど上乗せされただけだ。45万人としていた見込みを大きく下回った。これまでのところ、値下げ効果はプリペイドから契約ベースへの切り替えが進んだ程度に限られるという。S-フォンはCDMA(コード分割多元接続)方式のサービスを提供する。総加入者は約5万人と最も小さい。1日の加入者数はこれまで150人程度だったが、今月に入って200人まで拡大した。同社はさらなる獲得を目指し、新型の端末を供給する計画だ。
ベトナムの携帯電話市場は約300万台。年内に人民軍傘下のエレクトロニック・アンド・テレコミュニケーション社(VIETEL)が参入する。

2004/05/14

南沙諸島に飛行場建設

 わが国では尖閣諸島を巡って盛り上がって(?)いますが、アジアの領有権問題の筆頭はやはり南沙諸島でしょう。位置的にはちょっと中国は遠いんじゃないかと思いますが、軍事的に役立つのかもしれません。しかしながら、先日のベトナム人ツアーの際にもそうでしたが、口先介入だけのようですので、ここは他国に譲って何か別の外交カードとして使おうと思ってるのかもしてません。今日の報道では、ベトナムが諸島最大の島に空港を建設しているとのことですが、中国が実力行使に踏みきらないことからもそう思えます。
 カンボジア紛争や中ソ間でベトナムの立場が揺れたときには、中越戦争で制裁を受けましたが、この問題ではそこまで発展することはなさそうです。もちろんベトナムも中国も当時とは状況が全く違いますが。

 もっと離れた国も権利を主張したりしているいるのは、ちょっとどうかと思いますが、国益を考えれば言ったもん勝ちということでしょうか。もう遅いかもしれませんが、日本も名乗りをあげてみたらどうかと思います。
 建設中の滑走路は、600メートルとも800メートルとも言われていますが、しかし、島の全長がほぼ同サイズだそうですので、ベトナムの必死さが伝わります。
【元記事】
越、南沙に飛行場建設 中国の反発必至
 【ハノイ14日共同】ベトナム政府当局者は14日、ベトナムや中国、フィリピンなど6カ国・地域が領有権を主張する南シナ海の南沙(英語名スプラトリー)諸島の島の一つに、ベトナムが飛行場の建設を始めたことを明らかにした。
 ベトナムはことし4月に南沙諸島への観光ツアーを初めて実施、中国から強い非難を浴びた。今回の飛行場建設で中国が一段と反発し、緊張が高まる恐れがある。
 飛行場を建設しているのは、南沙諸島の中でベトナムが実効支配する23島のうち、長さ約800メートル、幅約400メートルと最大の島でベトナム名「チュオンサロン島」。人民軍の施設などがあり、兵士数十人が駐留している。
 滑走路は島を縦断、長さ800メートル近くで今年10月末の完成を目指している。軍の物資輸送用だが、観光客の輸送もあり得るという。
(共同通信)

Googleのインデックス

 ブログは検索エンジンに登録されやすいとは聞いていましたが、まさにその通りのようです。数年前に作ったページもしばらく放置していたので、なんか最近検索結果に表示される件数が減ってきたのではないかと思っていた矢先のことでした。ブログをはじめてからはまだ一ヶ月ほどしかたっていませんが、どうやらここ数日内に私のサイトがクロールの対象になったようで、サイト名で検索される結果は現在ブログの記事ばかりです。検索数が増えたのはうれしいことですが、本来のコンテンツの充実に精を出さなければと思う今日この頃です。
 しかも、有名サイトにトラックバックを送ったりすると、私のサイト名で検索したにもかかわらずそちらの方が上位に来たりして、ちょっと複雑な気持ちです。

 サイゴンは4日連続の雨でした。いよいよ雨季でしょうか。日本の梅雨明け宣言のように、雨季突入宣言などはないと思いますが、今度調べてみます。
 今週末も雨が降るように願っています。


Google について

2004/05/12

米国人殺害のニュース

 イラクで拘束された米民間人男性の殺害映像がイスラム系サイトで公開されたというニュースはベトナムでも報じられた。アメリカでは殺害直前までの映像がテレビで放映されたようだが、日本ではどのあたりまで放送されたのだろうか。ベトナムでは、ぼかしが入りながらも切断場面や首が掲げられる光景も流された。
 途上国のマスコミは事故映像などに関しても、比較的検閲が緩めに感じるが、今回の事件の場合は、一部のベトナム人にとっては別の感慨があったのではないかと思う。米軍によってひどい目に合わされてきた共産党系などの人間にとっては、内心好意的に受け入れているのかもしれない。反米武装勢力の虐待への報復という殺害理由もベトナム人にとって共感できる部分もあるのだろう。
 犠牲となった男性には気の毒だが、客観的に見れば自業自得だろう。
 日本人が同じ目にあったら、日本はどんな騒ぎになるのか。また、そうした事件はベトナムではどのように報道されるのか注目したい。

トイチェー新聞オンライン記事

2004/05/11

カセットデッキ

 仕事でどうしてもカセットテープをダビングしなければならなくなって、ダブルカセットデッキを探し歩きましたがなかなか見つかりません。完全なダビングなら書籍同様に、コピー屋で頼めば1本数千ドンで済ませることが出来ますが、今回は編集しなければならなかったのでど、うしてもラジカセが必要でした。ベトナムならまだカセットテープが現役だろうと勝手に思い込んでいましたがどうやら事情はちょっと違うようです。

 ヤマダやコジマとまでは行きませんが、最近はサイゴンにも大型電気店ができるようになったので、3時間ほどかけて街中を走り回ったのですが見つかりませんでした。なぜ大型店ばかりで小さな店に行かないのかといえば、値段交渉が面倒だからという一言に尽きます。
 大型電気店が出来た理由は、価格競争というよりはまだまだメーカーのショールーム的役割という側面が大きいですが、それでもいちいち一つずつ値段を聞きながら、超ぼったくり価格から最終的な価格までの値引き交渉が不要で、全て同一価格販売という手軽さに引かれてついつい足が向いてしまいます。

 確かに他を探せばさらに安く購入することが出来るかもしれませんが、快適なフロアと信頼性を評価すれば多少高くても十分納得が出来ると思います。数年前まではテレビもビデオも洗濯機も冷蔵庫も全て個人商店のような規模の店舗で買うしかなく本当に面倒でした。店によっては、日本製の筐体の中身を中国製などとこっそり入れ替えているなどという話を聞くと、高額な買い物になればなるほど、多少高くなってもちゃんとした店で買ったほうがよいかもしれません。
 今回の場合は単なるカセットデッキだったので品質の問題よりは、ただ単に値段交渉の点だけで大型店やスーパーを回ったのですが、結局時代遅れのダブルカセットラジカセなどは大型店には置いていないようです。サイゴンで電気店が立ち並ぶHuong Vuong通辺りに行けば買えるのでしょうが、面倒だったので郊外に住む知人に購入を頼むことにしました。連絡をするとなんなく見つかりました。
 東南アジアでは有名なSUNNY製で28万ドン(約2千円)で見た目もまずまずです。試しに録音してみたところ、いつ壊れるかは分かりませんがとりあえず使い初めは良好です。
 中国製にありがちな意味不明の無用な電飾がちりばめられていて、ある意味シュールです。電源を入れるとスピーカー周りについた数色の電飾が点灯し、実際には機能が付属していないイコライザー風のディスプレーに明かりがつきます。中国人の「性能よりも見た目」という心理はベトナム人にも共通のようです。
 大型店にもスーパーにもシングルカセットのラジカセやCDラジカセなどはもちろんありました。ベトナムの一部だけを見て、日本のようにベトナムでももうカセット消え行く運命なのかと思ってしまいましたが、まだまだ健在で安心しました。あるところにはしっかりあるようです。もちろんCDよりもカセットの方が安価です。でもベトナムには違法コピーという庶民の強い見方があり、CDは1枚8千ドン程度で購入することが出来るので、結局はカセットが消えるのは時間の問題かもしれませんが。
 日越のカセット・CD後の違いは、日本のMDに対してベトナムはいきなりMP3に移行しつつあるというところでしょう。たしかに違法コピーが可能なら、1枚に録音出来る量は格段に違います。そのため、最近のベトナム向けのCDラジカセにはMP3対応のものが多いように感じます。
 途上国にVCDが浸透する理由も同じ理由からでしょう。電気店に行ったついでにDVDプレーヤーを見てみると、ある中国製の物には再生可能メディアとして「DVD-ROM,DVD-RAM,CD-RW,CD-R,VCD,CD-DA…」。鼻から違法コピーメディアの再生を念頭においているとしか思えません。

出稼ぎ

 知り合いがUAE(アラブ首長国連邦)に出稼ぎに行くらしい。現在ホーチミン市内の五つ星ホテルに勤務する彼は、高倍率の選考に通って目出度く募集人員3名の中の一人に選ばれた。ホテルへの派遣で3年契約、貯金額の目標は年8千米ドルだそうだ。帰国後は3年間の貯金を元手にして、8年間続けている合気道の修行と日本語学習を兼ねて日本へ留学する予定と話してくれた。

 五つ星ホテルといえども一従業員に過ぎない立場では、海外の待遇とは比べ物にならない。他の東南アジア諸国に同じくベトナム人にとって中東などに出稼ぎに行く事はさほど珍しいことではない。最近は日本へも縫製工場などの工員として出かけるベトナム人も多いらしい。

 意外と知られていないが、ベトナム人の海外居住者(越僑)の比率は日本のそれと比較すると格段に多い。第二次世界大戦後は全国から、ベトナム戦争後は米軍とともに南部から、さらに80年代後半にはベトナム各地からボートピープルが世界中に流れ出た。
 アメリカ、カナダ、日本、フランス、ドイツ、イギリス、オーストラリア…。戦時中に親戚を亡くしたベトナム人がいないのと同じくらい、海外に親戚がいないベトナム人を探すのは難しい(大げさ?)、というほど越僑の数は多い。
 出稼ぎには、上述の彼のように合法のものもあれば、当然非合法のものもある。あるベトナム人は、姉がオーストラリア在住のため、観光ビザで呼び寄せてもらったそうだが、実際は6ヶ月の滞在期間中、農家に住み込み果物の収穫作業に精を出したそうな。彼女は夫と一人娘をベトナムに置いて一人で出掛けて行ったのだが、半年で数千ドルを貯めて国に戻ってみると、家を守っているはずの夫は妻の収入を当て込んで働かずに連日ツケで飲みまくり、持ち帰った金の何割かは酒代の返済に消えたそうだ。
 次は夫がオーストラリアに行く番だそうだ。
 なぜかオーストラリアに行くベトナム人は中古の電気製品を買ってくる。彼女の場合はかなり薄汚れた日本製のオーブンレンジだった。最近は国内でも金さえ出せば外国製の電気製品などはどこでも手に入る。中国製の電気製品の品質もよくなっているし。
 オーストラリアには出稼ぎベトナム人向けの中古電化製品ルートでもあるのだろうか。

2004/05/10

雨だ

 1時間ほど前からしとしとと雨が降っていて、蒸し暑い部屋をゆっくりと冷ましてくれています。スコール特有の激しい風も雷も無く、空から少しづつもったいぶるかのようにいつもより小さめの雨粒を落としています。ベトナムの人たちの「そのまま。そのまま。」という声が聞こえてきそうです。
 一昨日の土曜日は夜から降り出して2時間ほど強めの雨が続きました。おかげで久しぶりに涼しい夜になってゆっくり眠ることが出来ましたが、日曜日はまた終日雨が無く、やっぱり雨季はまだ遠いいのかとがっかりしていた矢先の雨だったので、また少し雨季の到来に希望が持てそうです。

 万年真夏日のサイゴンでは、誰もが雨を待ち望んでいます。
 ただし、雨季には落雷や洪水で多くの方が亡くなるので、激しい雨ももう少し手加減してくれればと思ったりもします。日本では考えられませんが、ここでは落雷で死者が出ない年は無いそうです。また、サイゴンの壮観な街路樹が倒れて、これまた必ず被害が出ます。もちろん電線が切れて感電死なんてこともよくあります。日本に住んでいては、年に数回しか経験しないほどの「降り」が毎日のことなのですから、それも仕方のないことかもしれません。

 因みに、ベトナムの一般的な住宅には玄関の上がりかまちがなく、道路とほとんど段差がありません。現在の借家は中心部にあって、下水道も整備されている方だとは思いますが、少し強めの雨が降るときは必ず、アスファルトで行き場を失った水が家の中に浸水します。家に水が入っても、そのままほっておけば数時間後には自然に乾いてしまうのであまり被害意識はありませんが。
 街の中心部でも水はけの悪い地区や川沿いの地域は水が数十センチもでるので、今晩も今頃は大変なことになっていることでしょう。それらは下水処理問題とともにそのうち解決することでしょう。

 明日もまた雨が降りますように。

COOPMART8周年

 去る4月30日、市の北東に位置するThu Duc(守徳)区にコープマートがオープンしました。当日は解放記念日で、しかも4連休の初日ということもあって新規オープンにはもってこいの日取りであったのでしょう。ベトナム人は中国文化を踏襲し、新築、引越し、開店、何につけても風水の通りに行動します。出産が帝王切開になった場合は、子供を取り出す時間まで指定するほどの熱の入れようです。4月30日の午前中が同店にとって風水的にどんな意味があったのかは分かりませんが、この場合は儲けを優先して開店日と時間を決めたと考えるのが妥当でしょう。

 コープマートはCong Quynh通りに第一号店がオープンしてから着実に店舗を増やし、今年で8年目を迎えたそうです。日本のスーパーでも数年前から始まったポイント制度を採用するなどして顧客の囲い込み戦略を行うなど、ベトナム人もマーケティングについてもいろいろ考えるようになったということでしょう。顧客サービスという概念は末端まで行き届いていないようですが。

 Thu Duc区には工場が立ち並び、大学などの機関が移転を始めるなど将来を約束された地であり、日を追うごとに道路とともに周囲の環境が整備されています。サイゴンからサイゴン川に架かるサイゴン橋を渡るとVILLAと呼ばれる、主に外国人駐在員に貸し出される月の家賃が数千ドルという大邸宅が立ち並ぶ風景を見ることが出来ます。市の中心部にも駐在員向けの住宅がありますが、場所柄から主には高級マンション形式になっていますので、移動の足を確保できさえすればこのあたりに住みたいものです。もちろんバイク通勤もいいですが、"VILLA"からバイク出勤する人はあまりいないでしょう。
 コープマートは、Thu Duc4差路の目の前にあります。サイゴン中心部から約20Kmほどですが、バイクで30分で来ることが出来ます。数年前にコープマートのもう少し先に仏系のCORAという大型スーパーが出来たので様子を見に行ったことがありますが、当時はやたら遠かった記憶がありますので、かなり道が改善されたということでしょう。道の両側は建設資材や建設機材、あまり見たことが無いほどの数のクレーン車などが数Kmにわたって並べられています。南サイゴンやサイゴンの西方にあるBinh Chanh区、このあたりの建設計画が一通り終わるころには、いよいよサイゴンは下町化してしまうのでしょう。
 サイゴンから来る道は片側3車線の大きな道路で、Xa Lo Ha Noiと呼ばれ、その名の通りハノイまで続く道だそうです。また、この道を進みThu Duc区を出ると、工業団地が立ち並び外国からこぞって投資が行われているDong Nai省、Binh Duong省へと向かいます。仏系CORAも当時の外国人駐在員の来客をある程度見込んで建設されたようですが、当時と比べてもこのあたりの周辺の外国人率は高まっているようです。
 しかしながら、周辺は工事中だらけで、サイゴンと違って道路は赤土だらけ、近隣住民にしても地上げにあったにわか成金ばかり。そんな事情もあって店の床はコンクリートうちっぱなしでした。しかも、品揃えも貧弱でなんか売り場が臭い。おまけにクーラーがかなり弱めに設定されているようで店内が暑い。新装開店といえど金のかけ方はちゃんと考えているようです。
 それから、道端で即席花売りが出没していたので何かと思ったら今日は母の日でした。ベトナムではまだあまりこの習慣は浸透していないようです。

2004/05/08

ニュース番組から

 今日は今見ているテレビからニュースをいくつか紹介します。

チャリティ行進

 今日の朝方、街の中心部で車椅子などの障害者の行進があった。チャリティ目的でかなり大規模のものだったようだ。テレビによると全国規模で行われたもので各地で式典などがあり、企業から援助金の贈呈風景などが放映された。午前中のみ行われた活動だけで、約5億ドン(約350万円)の収入があったそうだ。運動は当然ながら市民団体ではなく共産党の指導のもとで行われていると思うが、収益金はちゃんと障害者のために使用してもらいたいものだ。


カーマウへ航空便

 本日5月8日、ホーチミン市-カーマウ間に定期便の就航が開始された。観光客の動向によっては、便数や機体が改善されていくかもしれないが、今日のニュース映像ではセスナだった。ロシアや中国では公表されない航空機の墜落事故が相当数あるという噂を聞くと、ベトナムも結構怖い。


福田官房長官辞任
 ベトナムは結構細かい日本のニュースを報道する。日本が大きなニュースしか隣国のニュースを報じないのとは大違いだ。ただ、30秒ほどで事実を伝えただけだった。日本の重要度はそんなものだろう。
ディエンビエンフー50周年
 昨日はフランス撤退を決定付けたディエンビエンフーの戦闘からちょうど50年目ということで当地では式典が行われ、退役軍人や市民が1万5千人ほど集まったそうだ。節目の年ということで、テレビでは数ヶ月前からプロパガンダが始まったが、サイゴンの街は想像したほどでもなく静かなものだった。私自身北部の報道を見るまですっかり忘れていたほどだ。
 ベトナムではことあるごとに退役軍人が集まって何やらしている。ディエンビエンフー世代はすでにかなりの高齢だが、ベトナム戦争世代は今も現役バリバリなので、とりあえず彼らが死に絶えるまでは今の体制は揺ぎ無いものだろう。

税金

 ベトナム人と雑談をしているとひょんなことから税金の話になったので、曖昧な知識と薀蓄を搾り出して日本の税制を説明しながら、ベトナムの税金についても少し聞いてみました。
 以前は聞いたことがありませんでしたが、最近はベトナム人も所得税を払っているようです。聞くところによると、3百万ドン未満は免除で3百万ドン以上は10%課税されるそうです。どうやら累進課税制のようですが、それ以降の詳しい率はまた機会があったときにでも調べてみます。しかしながら、今のベトナムで課税されるほどの所得がある人間はほとんどいないでしょう。ある程度権力を持った共産党員とその家族、あるいは外資系で働く人の中ではそれらの金額も難しいものではありませんが、名も無い一般人にとっては夢のまた夢でしょう。

 所得に関しては地域間格差があり、当然、都市部の方が地方よりも物価が高い分だけ所得も多めですが、たとえば最近ホーチミン市の郊外に雨後の筍のように建設される工場に勤務する平均的な工員の給与は、基本給で50万ドン程度のようです。
 その額を見ても、まだベトナム人には税金を納めるという意識は多くなさそうです。
 でも、高額の買い物をしたときや大型店舗で買い物をする際には、日本の消費税のような付加価値税なるものを徴収されます。スーパーなどでもしっかりとレシートに記載されています。そこでは税率は2つに分けられています。おそらく生活必需品と嗜好品という分類だと思いますが、その分け方を見るとベトナムの生活水準がなんとなく想像できます。たとえば食品ですが野菜などは5%ですが、バターは10%だったり。
 その辺のベトナム人に聞いてもほとんどバターを食べたことが無いというので、そんなことからも舶来の高級品に分類されるのでしょう。
 もちろんベトナムではフランスパンや菓子パンは食文化の一角をなしていますが、街角で見かけるBanh Mi Thit(フランスパンのサンドイッチ)を注文してからおばさんが作る様子を眺めていると、パターの代わりにマーガリンともなんともいえない体に悪そうなギトギトの油を塗っているのを目にします。そのマーガリンもどきがベトナムでは一般的なものなので、10倍近くの価格の輸入バターはやはり贅沢品なのでしょう。
 スーパーが出来始めたころは、払い慣れない付加価値税にどこか損をしたような気持ちにさせられましたが、所得が把握しにくい現状ではやはり直接税よりも間接税の方がより効率的な手段ということなのでしょう。今後はその方向で進んでいくのでしょうか。あるいは、そこまで考えたわけではなく、取れるところからは取るという単純な理屈であるのかもしれませんが。
 そういえば、10年ほど前に屋台の親父に税金について聞いたことがありました。そのときの彼の回答は「看板の大きさによる」とのことでした。なんとも眉唾ものですが、当時のベトナムではありそうなことです。
 さらに、ベトナムでは会社勤めは多くなく、地方は農民で都市部も個人営業が多いように思います。現在は店を持つためには営業許可証が必要で、それによって税金が課せられていますが、個人商店、家族経営のベトナム人はまず帳簿などというものをつけていません。では、どのように税額が決定されるかというと、本当に恐るべきことですが、税務員の鶴の一声なのです。知り合いの店も、担当の役人が代わった途端にいきなり税額を五割増にされた上に、賄賂を支払わなければさらに税額を上げると脅迫されたそうです。しかも賄賂の額まで指定されて。
 それで終わりではなく、公安、税務員、あるいは店の経営に影響力のある人間は、自分の家のものがなくなると、担当地域を回って、欲しいものをたかって歩くようです。現金収入もあり必要なものも全てただという生活を体現できるとすれば、街中に増えた自家用車の数にもなんとなく納得できます。
 もちろん、全てのベトナム人の職員が不正をしていると証明することは出来ませんが、ベトナムを多少なりとも知る人から見れば、不正をしていないと考える方が非現実的ではないかと思います。
 賄賂はともかくとして、この国にはまだ税制に関する明確な規定が無いようですので、何につけても担当者の裁量に任され、結果としてややこしいことになってしまうのでしょう。

2004/05/06

公安の張り手

 今朝、通勤時に面白い光景を見かけた。交通警察がバイクに跨る男に近づき、彼の後頭部に思いっきり張り手を食らわせたのである。男は驚いた様子で横目で警官を見ながら、すごすごとそのまま走り去っていった。

 ベトナムでは要人が車で移動する際には諸外国と同様に警察が先導する。車列の長さはその人物によって左右されると思うが、今朝見たのは黒塗りの高級車などが十台以上のものだったので、かなりの地位にある者だったかもしれない。信号などの通過方法は国によって違いがあると思うが、この国では警官が常に先回りしてその要人が通過するまで通行止めにする。
 また、ベトナムでは大きな交差点ではフランスなどのやり方に倣って、ロータリー方式を採用している。ロータリーはドライバー同士の阿吽の呼吸で通過していかなければならないが、相手に道を譲る意識など微塵も無いこの国では、想像通り混雑しているのが常であるので、要人が通過する際にも最も配慮しなければならないのはこれらの場所であろう。今日私が止められたのもロータリーに入る入り口でのことで、後頭部を張られた男は、状況を飲み込めずにロータリー内に進入してのことであった。

 以前、上海駅に切符を購入しに行った際に、切符を求める中国人民を整列させるために、警官が列からはみ出るものを警棒で殴ったり蹴りを入れている光景を目撃して驚いたことがあるが、まだまだ世界では警察が幅を利かせている国が多いということだろう。日本も敗戦までは警察権力は絶大なものだったようだが、今この時代に同じことをしたら即懲戒免職になるか、あるいは訴えられてしまうだろう。外国人が日本の警察は親切だと行ったとかいう話をよく耳にするが、それは自国と比べてのことがあるからなのかもしれない。
*****************************************
ニャチャンの空港が閉鎖
 ニャチャン市内にあった空港は、5月19日から郊外のカムランに移転されるそうな。これまで、中心部から数Kmだったのが、35Kmと少し遠くなる。日本の空港の位置に慣れていると35Kmなんて全く問題ない許容範囲だと思うが。
 きっと空港跡地は共産党がリゾート開発でもするのではないかと思う。因みに5月19日はホーチミンの誕生日だ。何につけてもホーチミン一色のベトナムだが、なぜかこの日は祝日にはなっていない。

2004/05/05

ネット接続

 再三書いていますが、ベトナムのプロバイダーには本当に何とかしてもらいたいものです。接続を確立しようとしている最中に切れたり、繋がったものの全く送受信が出来ない状態だったりと問題噴出です。特に昨日はひどかった。接続後にメールを読み込んでいるわずかな時間に何度切られたことか。
 一応は繋がっているので、回線が空いていないというわけではないのですが、常にどんな時間も環境が悪すぎます。つまり、簡単に言ってしまえば設備投資をケチっているということでしょう。

 何度もがんばってやっと繋がったときに、「8Kbps」とか表示されたときには、怒る気も起こらず、黙って切断しています。むしろ、そんな表示が出たときは許したい気持ちにもなります。「良くぞ正直に言ってくれた」と。
 「52Kbps」とかいっておきながら、たった一通のメールを送るのに数分もかかる生活をおくっていると、人間が丸くなるのかも知れません。

 ベトナムでも個人向けにADSLのサービスがありますが、実行速度は日本のISDNに負けるほどの程度だそうです。因みに料金は日本の約3倍です。

2004/05/04

テンプレートいじくり

 開設後デザインもテンプレートも放置していましたが、ちょっと時間が出来たのでいじくってみました。当たり前ですが、MTのタグは見慣れないものばかりで苦労してます。さらに、同じことをしたくてもサイトや解説本によって、タグの書き方が違うようで現在試行錯誤中です。
 手始めにまず、誰でもやってるトップページにカテゴリーリンクを表示させてみました。と、ここまでは順調だったのですが、何回やっても最新コメントの一覧が上手く表示されません。何ででしょう。

 何よりもつらいのは、貧弱ベトナム回線では、変更→表示確認 という操作が異常なまでに待たされるので、ちょっと手直しして→見てみる という当たり前のことが出来ないことです。とにかく念には念を入れてタグを確認してから、アップ→再構築 としてみても結局上手くいかないのでそのうち自然に解決してくれることを願って、、、今日はもう寝ます。

*************** MEMO **********************
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2004/05/03

国際電話料金値下げ

 ベトナム郵電公社(VNPT)は、5月1日から日本向け国際電話料金を値下げした。それにより最初の一分の通話料金はこれまでの1.4米ドルから0.7米ドルへと大幅な値下げとなる。一瞬、かなり思い切った値下げをするもんだと思いそうになるが、実は数年前からVNPT以外にも電話サービスを行う企業があり、そこではすでに0.62米ドル/分という価格を実現している。ここでもかけ方は日本と同じで事前登録は必要なく、通常の電話番号の前に「171」を足すだけでよいという手軽さから利用者も多い。

 つまり今回の値下げはほとんど意味が無い。先行を許した「171」に近づけただけの改定にすぎない。ただ、ベトナムの通信行政はドル箱事業であるので、かなりの有力者が牛耳って独占経営しているものと思っていたのだが、新サービスの設立などを見るに、内部には熾烈な利権の奪い合いなどがあるのかもしれない。また、外資の呼び込みのためのインフラ整備の一環という意味合いもあるだろうが。

 しかし、つい10年前までは、日本まで1分3米ドル以上ふんだくられていた事を思い出せば、最近の値下げ傾向は大いに喜ぶべきことであろう。

祝日と街の装飾

 先週末から祝日と週末が続いて、久しぶりの連休となりました。日本ではあまり見かけなくなった祝日の国旗掲揚ですが、ベトナムでは国民の義務とされているため、好むか好まざるかによらず強制的に旗を軒先に出さなければなりません。集合住宅などで見るその光景は、その旗の背景にあるものを度外視さえすれば、壮観なものであることには違いありません。

 また、祝日にあわせて市内のあちこちではお決まりの垂れ幕とともに様々な装飾が施されました。国に余裕が出来るにつれて祝日やイベントなどの装飾も年々金をかけたものになっていますが、最近はどこへ行っても豆球を巻きつけただけのものが多く芸の無さに辟易します。何かあるごとにクリスマスツリーもどきの装飾があちこちに出現することに対し、誰も指摘しないのでしょうか。あるいは、低予算で出来るあれが限界ということでしょうか。

 さらに、多少儲かっている店は外観の飾り付けに金を使うのですが、その多くが歓楽街と見まごうほどの趣味の悪いネオンライトで、美的感覚のズレに軽いショックを受けます。
 それもそのはず、この国の仏像からも分かるように精神の根本から、美に関する意識が違うようです。インドやタイに見るような、電飾が組み込まれていてミラーボールが回りそうな勢いの仏壇に手を合わせる感覚は、日本人にとって簡単には理解しがたいものなのかもしれません。