2005/06/06

シアヌーク親子のブログ


【WIRED】「私を侮辱してくれて、どうもありがとう」。これは、ノロドム・シハヌーク[シアヌークとも表記される]前カンボジア国王が、自身のブログに書き込んだ言葉だ。同性愛者の結婚を支持するという前国王の考えに、電子メールで批判が寄せられたことに対するものだが、前国王は侮辱的というそのメールの内容をブログに公開することはせず、代わりにこう綴っている。「わが祖国カンボジアは、1993年以来、リベラルな民主主義国家となる道を選択している。すべてのカンボジア国民には……国王も含め、自らの意見を自由に表現する権利がある」
 数々の政治的役割を担った経歴を持ち、物議をかもす発言で知られる王族ブロガーの http://www.norodomsihanouk.info/ ウェブサイトには、このようなコメントが満ちあふれている。シハヌーク前国王はこのサイトを通じ、環境破壊からハリウッドスターについての追想、妻が夫を殺害したという事件、無秩序なカンボジアの政治情勢に至るまで、さまざまな事柄について自身の見解を表明している。

 シアヌークというのは騒ぎがあるときだけ名前を目にするだけで、あんまり関心がない人でしたが、ブログやってるんだそうです。日本では社長ブログとかいうのが一時期流行ってましたけど、それも吹き飛ぶ国王ブログです。クメール語、英語、フランス語で書かれているので、頑張れば英語で書かれたものを読むことが出来ますけど、日本人が気軽に読むにはつらいところです。翻訳記事とブログのほうもちょっと覗いてみました。シアヌーク前国王についてはほとんど知識がありませんでしたが、ものすごくリベラルな考えみたいですね。それはちょっと驚きでした。


��中略)今は自宅のある中国で治療を受けている。とはいえ、切れ味鋭い活発な発言はまったく衰えを見せていない。西部劇を見て育った少年は、老いてワールド・ワイド・ウェブに夢中になり、西部劇にかけたのと同じ情熱をそれに注いでいる。
 少なくともこの3年間、シハヌーク前国王は、自身の意見だけでなく、歴史的文書、各国外交官やカンボジアの政治家たちと取り交わした書簡などをサイトに掲載してきた。昨秋、ノロドム・シハモニ皇太子に国王の座を譲り、今は入退院を繰り返している状態だが、インターネットのおかげで、世界的にあまり例がないと思われるスタイルで、なおも人々の注目を集めている。
 シハヌーク前国王のウェブサイトでは、フランス語、クメール語、英語を交えたブログを掲載しており、毎日世界中から約1000人の訪問者がある。時代の移り変わりのなかで、国王、大統領、首相と地位を変えながら国に仕えた後、現在は自身を「いかなる公的権力も持たない1人の老人」と呼んでいるが、シハヌーク前国王の意見はいまだに当を得たものとして影響力を保っている。カンボジアのマスコミが、貧しくてインターネットを利用できない多くの国民のために、その要約を紹介するほどだ。
 シハヌーク前国王のサイトは、技術的な定義からすると厳密にはウェブログとは呼べない。しかし定義はともかく、シハヌーク前国王は「カンボジアや全世界の人々に直接語りかける手段として、信じられないほど斬新なインターネットの使い方をしている」と、多くのブログを追跡しているブログ専門の検索エンジン会社、米テクノラティ社のデビッド・L・シフリー最高経営責任者は指摘する。
��中略)シハヌーク前国王は先日、一時寛解していたガンが再発したことをブログで明らかにしたが、ある雑誌が自身の死亡記事を用意していると知って、読者にこう述べた。「5月13日金曜日現在、私にはまだ死んだという意識はない。もしかすると、もう死んでいるのかもしれない。だが、自分は生きていると信じ続けようと思う」

 しかし、退位したとはいっても一国の国王だった人間が直接書いてるサイトの訪問者数が1日1000人だけ。とほほな感じです。カンボジア人が如何にネットしてないかという証左でしょう。たしかに国王サイトとしてはつくりがしょぼすぎます。手作り感がよく伝わるほのぼのとしたサイトともいえます。
「当時の私の性生活は、いささか……激しかった。」
 政治の舞台でも数々の名言を残した前国王はブログでも全開です。

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