2005/06/29

上半期貿易赤字35億ドル

「ベトナムは資源が豊かだ」
 ベトナムの子供たちは学校ではそう教えられるそうです。
「日本は資源が乏しいのに加工貿易で伸し上がった」
 また、それと比較して日本についてはそう言われます。

 それなのに貿易赤字。いくら産油国といってもどこかの国のようにそれだけで国民が食っていけるほど甘くはありません。一方、海外からの送金やらなんやらで移転収支はいつも黒字で、投資対象国である現在は資本収支も潤っていて、それらが恒常的な経常赤字を補っています。このところ年々貿易赤字額が拡大しているのにもかかわらず、外貨準備高が増えちゃってます。越僑の中には共産党にとって目の上のたんこぶ的存在が多いのに、「過去は忘れた」とか「帰国を歓迎する」とか心にもないことを言わせる理由はこんなところにもあります。

【NNA】統計総局の発表によると、上半期(1~6月)の輸出額は144億3,900万米ドル、輸入額は180億米ドルで、貿易赤字額は35億米ドルを超えた。生活必需品および生産原料の輸入が拡大する一方で、主力輸出品が伸び悩んだことが赤字拡大の原因だ。昨年通年の貿易赤字額は55億米ドルで、今年はさらに拡大することが確実とみられる。
 原油に次ぐ輸出産品の縫製品は、前年同期比わずか0.1%増の20億5,000万米ドルにとどまった。今年の年間目標52億米ドルをはるかに下回るのは必至の情勢だ。背景には欧米の輸入割当(クオータ)廃止の影響や、原料の輸入依存度が高い脆弱な業界の体質がある。3位の履物の輸出額も、わずか2.8%増の13億6,000万米ドルとなっている。
 主要輸出品26品目のうち、6品目が数量と金額の両方で減少した。特にコーヒーは干ばつの影響が大きく19.2%減の49万1,000トン、金額では7.8%減の3億7,700万米ドルだった。自転車および自転車部品は、欧州連合(EU)がダンピング(不当廉売)の疑いで課税を強化するため前年同期比18.7%も減少し、1億100万米ドルとなった。
 これに対し石炭は好調で41.8%増の818万トン、金額では94.3%増の3億800万米ドルだった。木工品も7億1,200万米ドルとなり、44.6%の伸びとなった。ただ、原材料の大半は輸入に頼っている。原油は、輸出量は9.7%減少して878万トンにとどまったものの、世界市場の価格高騰を受け、輸出額で34.1%増の33億7,200万米ドルとなった。なお、ベトナムは原油輸出量のほぼ半分をガソリンなどの石油製品として輸入している。
 ■生活必需品の輸入増
 上半期の輸入は生活必需品を中心に大幅に増えた。小麦粉は輸入量で前年同期比97.7%増の68万2,000トン、金額で77%増の1億1,700万米ドルとなった。また、ミルクの輸入は67.9%増の1億7,100万米ドル、紙製品は60.6%増の1億6,600万米ドルとなった。
 自動車とバイクの輸入も大幅に増えている。上半期に輸入された完成品の自動車は約1万台で、金額にして1億5,600万米ドル。完成品のバイク輸入は1万8,700台で、金額にして2,520万米ドルだった。27日付VNエクスプレスが報じた。

0 件のコメント:

コメントを投稿