2006/09/24

缶コーヒー発売

NNA8月1日】カルピス(本社・東京都渋谷区、石渡總平社長)は、9月1日にホーチミン市に駐在員事務所を開設し、12月に代理店を通じて缶コーヒーの販売を開始する。現地生産も視野に、知名度向上を図り拡大する清涼飲料市場に食い込む考えだ。
 販売するブランドは「バーディー」(内容量190グラム)で、当面は日本から輸入し、1本50円程度の価格で販売する。味もパッケージもベトナム仕様とする。2007年には販売を本格化し、07年に30万本、10年をめどに3,000万本規模に拡大し、同年の売上高は10億円を目指す。どの時点で現地生産を検討するかは未定だ。また、市場の状況によっては、「カルピスウォーター」の販売も考えている。
 カルピスはタイで味の素との合弁でバーディーを生産しているが、タイからの輸入ではなく、輸送や税率でコストのかかる日本から輸入する理由について同社広報は、◇タイにはベトナム市場向けの味を生産する設備がない◇タイ工場がフル稼働状態であること──を挙げている。ベトナムはコーヒー豆の生産・輸出大国でコーヒーを飲む文化が根づいていることもあり、慎重に風味を決めたいとしている。なお、タイの缶コーヒー市場でバーディーはシェア7割を占めている。
 駐在員事務所には当面、日本人社員2人を出向させるほか、ベトナム人スタッフを3人採用する計画だ。
 ベトナムはコーヒーが有名ですが、これまで缶コーヒーはほとんど見かけませんでした。理由は高いから。最近はこじゃれた喫茶店が増えてきて、一杯2万ドン、3万ドンもするちょっとお高いコーヒーも見かけるようにはなってきたものの、一般的には5千ドンまで。少しまともな店で1万ドン。郊外に行ったり、寂れた通りの露天や学生街に行けば2千ドンです。カルピスが設定する50円というと1万ドン弱になりますので、大手チェーンのチュングエンあたりで飲む普通のレギュラーコーヒーと同程度でしょうか。

 そういえば日本人向けのスーパーでサントリーのBOSSを見かけたことがありました。記憶が曖昧ですがたしか3万ドンあるいは日本円換算で300円ぐらいの値が付いていて驚いたのを覚えています。日本人ですから買おうと思えば買えないことはありません。ただ、その金を払って缶コーヒーを買う意味が分からず、結局買ったことはありませんでした。日本人には缶コーヒー=自動販売機という構図が思い浮かびますが、ベトナムに自販機はほとんどないので店で売られることになります。以前国営デパートの駐車場に飲料の自販機があったんですけど、コーヒーあったかな。よく覚えていません。その後確か撤去されたような気がします。売れないんでしょう。
 ベトナムでも1万ドンの缶コーヒーを買う人はそこそこいるでしょう。来年の販売計画は30万本だそうなのでそれぐらいは達成できそうに思います。が、3年後の2010年の販売目標は100倍の3000万本です。ベトナム人は誰でもコーヒーに1万ドンも払えるわけではなく、缶コーヒーを手に取れるような人は限られています。趣味趣向ではなく経済的に購入できる人はごく一部です。そういう事情がある上で国民の30人に1人が月1本ペースで購入する計算です。それはまだ無理なんじゃないでしょうか。

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