2006/09/09

観光客800万人

VIETJO8日】世界の経済・金融ニュースを配信する米ブルームバーグ社のサイト「Bloomberg.com」はこのほど、ベトナムを訪れる外国人観光客(ビジネス客含む)の数が2010年までに現在の2倍に増え、約800万人となると予測する記事を掲載した。WTO加盟を目前に控え、ビジネス客の増加が見込まれるとともに、ベトナム戦争終結から30年以上経った今、米軍元兵士やその家族、そして約130~150万人いるとされるベトナム系アメリカ人の多くがベトナムを訪問したいと考えているからだという。


ベトナム政府の統計によると、今年前半の7ヶ月間にベトナムを訪れた外国人観光客は215万人で、そのうちアメリカ人観光客が10%強を占め、中国に次いで2番目に多い。ベトナムはアメリカと1995年に国交を回復し、米越通商協定が発効となった2001年以降、対米輸出高は6倍以上に増えている。国会外務委員会のニン副委員長は、「ベトナムとアメリカは、良くも悪くも、歴史的に特別な関係にあると言えます。また越僑が多く住んでいるという点からも、アメリカとの関係には大きな可能性があると思います」と述べた。
 しかし一方で懸念材料も多い。ベトナムの観光産業は、新たな大型娯楽施設や国際空港などの建設が相次ぐシンガポール、香港、タイなどの近隣諸国に押され気味で、今後も厳しい競争を強いられることは必至だ。また原油高や鳥インフルエンザの悪影響もある。しかしベトナム航空では、「確かに燃料費の高騰など厳しい状況ではあるが、チャンスもまたある」として、少なくとも2010年までは乗客数は毎年12~14%増え続けると予測し、航空機を4年以内に 50%増やして60機にする予定だ。
 観光産業の展望についてニン副委員長は、「まず必要なのは、観光客が訪れやすい条件を整えること」だと断言する。これまで一部アジア諸国からの短期滞在観光客に対してビザを免除するなどの措置を進めてきたが、今後は旅行会社、航空会社各社との連携を強化し、外国人観光客がより安く、そして気軽にベトナムに来られるような仕組みを確立することが求められる。
 里帰り需要は堅い。

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