2005/10/20

ベトナムに格安航空

【NNA】格安航空のタイ・エア・アジア(TAA)が17日、ハノイ~バンコク線に就航した。こうした中、交通運輸省のグエン・ティエン・サム次官は、「海外の格安航空の乗り入れを認める」方針を打ち出しており、空の大衆化が進むか注目される。
 18日付ベトナム・ニュース(VNS)などによると、格安航空会社数社がベトナムへの乗り入れ申請を行っているが、サム次官は離発着時間が空港の条件と合致すれば、原則的に乗り入れを認めるとしている。その上で、「格安就航は国営ベトナム航空の収益を圧迫する可能性があるが、ベトナム政府には乗り入れを制限する権限はなく、政府間交渉で決定すれば、認めざるを得ない」と語った。
 また、国際線の相次ぐ減便や撤退のうわさが絶えない中部ダナン空港では格安航空の離着陸料を現行の50%に引き下げ、乗り入れを奨励する方針だ。
 ちょっとまえにシンガポール航空が出資するタイガーエアーがベトナムに乗り入れて話題になりました。それに続いて今度はタイの格安航空が認可されそうです。また、ベトナムにも格安航空設立の動きがあり、周辺国に比べて割高のベトナム発の航空券もようやく競争にさらされて、健全な価格競争に向けて一歩前進しそうです。少しずつでもいいので適正価格に近づくような政策を支持します。
 ただ、私は格安航空に乗ることはないと思います。東南アジア域内ならまともに払ってもたいした額じゃないですから。格安航空の進出によって既存の航空会社の値下げを歓迎します。

■25ドルでバンコクへ?
 TAAは、ハノイ~バンコク線を1日1便運航する。今回の就航は、シンガポール航空が出資しているタイガー航空(シンガポール~ホーチミン市・週6便、シンガポール~ハノイ・週3便)に次いで、ベトナムに乗り入れた格安航空としては2社目。
 就航キャンペーン料金として、1万席限定で片道25米ドルのプロモーション価格で販売。これは既存航空会社の3分の1以下の料金だが、発券時に燃油サーチャージと航空保険料として約15米ドルが別途加算される。同路線に就航しているベトナム航空、タイ国際航空、エールフランスは現在のところ、対抗料金は設定しておらず静観の構え。
■利用者に不便も
 一方、サム次官は、格安航空会社は、タイやシンガポールの規則に従って安全と考えられるものの、「サービスが最小限である」「キャンセルができない」など利用者にとってのリスクがあることも念頭に置くべきだと述べている。
 VN エクスプレスは、TAAの利用では以下の注意喚起を利用者に求めている。◇フライトの変更にも手数料がかかる◇子供料金の設定がない上、予約が遅くなると料金は高くなる◇ボーディングブリッジ(搭乗橋)に駐機しないので歩く距離が長い◇地上スタッフが不足しており、細かいサービスが期待できない◇座席は自由席◇機内食や飲み物が有料──。
■バスコが格安航空に
 ベトナムにも格安航空設立の動きがある。ベトナム航空子会社で航空測量や小口輸送などを行うベトナム・エア・サービス(VASCO、バスコ)をベトナム初の格安航空会社として独立させる案が政府に承認される可能性が高い。

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