2005/03/31

ベトナムのWindows


 違法コピー対策プログラムを強化しているMicrosoftは、その一環として、各国版Windows用アドオンのダウンロードを希望する顧客に、使用中のオペレーティングシステム(OS)が正規版であることを先に証明するよう求めていく計画だ。
 Microsoftは今後数カ月の間に、全部で22種類ある「多言語ユーザーインターフェイスパック(Language Interface Packs)」のいずれかをダウンロードしようとするすべての顧客に、まず使用中のWindowsの認証手続きを求めることになる。
��中略)同社は今週まずベトナム語パックでこの確認手続きを義務づけ、その後は毎月4~5種類の言語パックにこれを拡大していく予定だ。(CNET Japan)

 XPでベトナム語表示ができるとは知りませんでした。ただ、ベトナム人はみんな英語版を使ってますし、なぜかよく分かりませんけどWindows2000を使う人もまだ多くいます。2000を使う理由はずばり認証がないからでしょう。また、ほとんどのベトナム人はXPを使っていてもダイヤルアップ環境ではWindows Updateをする気にならないですし、XPから始まった認証もちゃんとクラックされてるので、英語で使い続けることに不便を感じなければ今回の対策も不毛に終わりそうです。しかし、いくら本屋に並ぶ解説本の99%が英語版を対象にしているとは言っても、母国語で使えるならそれに越したことはありません。

 いずれにしても、正規品が購入されるかどうかは価格しだいです。いくらベトナム語で快適に使えるようになるとしても、日本のような300ドルを超えるような価格設定では誰も見向きもしないでしょう。タイなどで機能を限定して数十ドルの特別パッケージが販売されていますが、ベトナムにも早晩限定パッケージが発表されることでしょう。違法コピーにいくら対策を練っても、国民の購買力との隔たりが大きいうちはなんら意味を持たないはずです。ベトナムのソフトがほとんど違法ソフトなのは誰でも知っています。WindowsもOfficeもPhotoshopもFlashも私が知る最安の店ではすべて一枚8,000ドンです。1枚買うとチケットをもらえて10枚集めると、CD-ROM1枚無料なんて店まであります。
 しかし、今回の違法コピー対策プログラムのとっかかりとしてまずベトナムから始められるあたり、ベトナムのコピー市場による影響の大きさとともに、ベトナムのPC市場の広がりの急速さをしみじみと感じます。

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