当時からベトナム関連の出品は数多くありましたが、さっきまた久しぶりにYahoo!オークションを「ベトナム」で検索してみたところ2000件以上もヒットして驚きました。出品の内訳は時間が経っても昔とあまり変わらないようです。まず、商売でやってる方と個人に分けられます。これはすべての出品物がそうですけど。商売っぽい方は、やっぱり多いのはアオザイ、その他は小物や雑貨、一時期日本で流行ってたミュールとかいう履物やサンダルは季節がらか今は少なめのようです。個人の方は本や雑誌などとともに、旅行したときに買って帰ったものを出品している方も多いです。
数年前もそうでしたが、今も変わらず値付けはかなり強気です。数倍は当たり前。中には日本人が現地の相場を知らないのをいいことに数十倍の入札価格が設定されているものまであります。ベトナムで100円でも日本人が気に入れば1000円、2000円で購入することもあるかもしれません。それはそれほど驚くことではないかもしれません。特に商売でやってるなら、人件費や事務処理費がベトナムとは比べ物にならないのは当たり前で、雑貨屋さんがそれで生計を立てるためにはベトナムで20万ドンのアオザイを日本で1万円で売ったとしても、それはまぁ仕方のないことかもしれません。ただ、私には苦労が分かりませんので、「ちょっといい商売してるなぁ」とは思います。日本人にアオザイの需要がどれほどあるのか分からないので、実際は結構大変なのかもしれないですけど。
それ以外で、私はちょっと納得できない出品物もあります。それはジッポのライターです。米軍が持って来て使っていたものという触れ込みです。厭世の捨て台詞なんかを各々が彫り込んだというものです。確かにそれは本当に存在したものかもしれません。しかし、90年代前半には業者が買い付けに来て市場からは消え去ったという話も聞きます。それが、売る方のベトナム人も買う側の外国人も本物かどうかなどはどうでもよく、価格も土産としても手頃であることから、レプリカとして作られたものがベトナムの観光地などに広く出回るようになりました。傷も汚れも本物っぽくしっかりとつけられているところが味噌なのです。軍用品を売る場所ではしっかりと店舗を構えて「本物」と称するものと「レプリカ」が並べて売られています。価格差もそれなりになっていますけど、見分け方の分からない私にはどちらも同じように見えます。
下の写真は私が初めて旅行をしたときにレロイ通りで購入したものです。おばさんは本物だと主張していて、確か1個10ドルぐらいの言い値でしたが、10個買うからと言って、結局は10個で10ドルぐらいまで値切ったはずです。つまり1個1ドル。各所のオークションで出品されているものと比べてみてください。だからそれらが偽物だというつもりはありませんが、私にはどう見ても同じものに見えます。
実は、上のジッポは私もオークションで売りました。ちなみに私は、1個1ドルで購入したこと、店の人間は本物だと主張してたけど値段からしてそうは考えられないこと、実際にオイルを入れると漏れまくって使い物にならないこと、を商品説明に記述したのにもかかわらず、入札は増え続け最終的には10個まとめてで1万円近くの値がついたと記憶しています(正確な価格は忘れましたので、帰国したときに覚えていたら更新します)。そう考えると偽物であることが分かっていても結構な人気商品なのかもしれません。あるいは当時から私が買ったものと同じようなものを本物と称したり、直接の文言はなくてもそう匂わせるような記述をしたりして高値で出品している人が多数いましたので、転売目的の購入だったのかもしれません。
今日見たところ安いものは1個2、3千円から、高いものは1万円まで、中には3万円での出品もありました。本物の相場を知らないのでなんとも言えないですけど、もし偽物だとしたら、手間賃を考えるとせいぜい1個2、3千円がいいところではないでしょうか。
【追記 2005/10/26】
日本に帰ったときに調べてきました。上の写真のものを「ベトナムZIPPO10個セット【送料込み】」としてヤフーオークションに出品し、9,230円で落札されました。出品手数料10円、落札システム手数料3%の277円、送料610円を差し引くと8,333円です。買値が1,000円+端数ぐらいと考えると、7千円ほどの利益ですかね。趣味でやってる分にはいい小遣い稼ぎでした。
つづく…
ZIPPOは確かにホンモノもあるみたいですよ。
返信削除うちの相方が見分け方を知っていて、
欲しいという人がいたので一緒に買いにいったことがあります。
ホンモノはお店の奥のほうや家にしまってあって、
なじみにならないと出してくれません。
直してある箇所によって値段も違ってくるみたい。
あと本体はホンモノだけど外の文字や絵は後からいれた、
みたいなものもあるようです。
覚えている見分け箇所のひとつは、中に書いてある文字。
ホンモノは彫が浅いけどくっきりとした文字で、
表面が滑らかに仕上がっていますが、
偽物は表面をなぞると手にひっかかります。
うちの兄貴にお土産に持って帰ったらたいそう喜ばれました。
ZIPPO好きにはたまらないみたいですね。
偽物と分かっているのに1万円も出して買う人の気持ちがちょっとよく分かりませんが、
myuraさんは得してよかったですね。
送料込みで10個1万円ならお買い得じゃないですか。
返信削除もちろん売る方の私も満足でしたけど。
ところで、Fionaさんのおっしゃる「本物」とは、ZIPPO社製かそうじゃないかということだと思いますが、私が言いたいのは従軍兵士が持ってきたものかそうではないかということです。上の記事ではちょっと分かりにくいですね。
もちろん私が買ったものはそのどちらでもありません。つまり、①ベトナム戦争当時のもの②ZIPPO社製だけど、後から字を入れたもの③それ以外のコピー、とあります。実際、戦争当時に販売されていた商品にあとから字を入れられても、それは素人には判断が難しいところですが。ZIPPO社製かどうかの見分け方は私も聞いたことがあります。ZIPPO社製のものだと30ドルだか50ドルだかという話も聞きました。
現在ベトナムで売られている「本物」とは②のことだろうと思います。ベトナム戦争の従軍兵が持ち込んだ正真正銘の「本物」がいくらぐらいの相場なのかネットで調べてみたんですけど見つけられませんでした。それぐらい入手困難ということではないでしょうか。世界各地からコレクターが買い付けに来ているでしょうから、ベトナムのジッポ屋がそんな情報を知らないとは考えにくく、いくらベトナム国内とはいえ、みすみす100ドルや200ドルなんかで売るとは思えません。
というわけです。
なんかFionaさんが100ドル以下で買ったものと勝手に決め付けてますね。もちろんベトナムには絶対ないとは言い切れませんので、それなりの値段だったら「本物」だと思います。
Zippo - ジッポーの偽物
http://aleph.que.ne.jp/zippo/fake_nozippo.htm
ZIPPOで100ドル以上するというのは私はみたことないです。
返信削除やっぱりないんじゃないでしょうか。
実際絵の部分をいつ書き込んだかは、
お店の人は一応「これはあとから」とか「これは最初から」とか教えてくれましたが、
大して値段に差がなかったような気がするので、
本体がどうであるかのほうが価値があるんだと思います。
まただいぶ前に彫られているものは、戦後に彫られたとしても見分けはつかないと思います。
ZIPPOコレクターにとっては絵そのものより、
その年代ということにこだわりがあるのかもしれません。
ベトナム戦争当時の年代のものがごろごろあるなんていうところ、
そうはないでしょうから。
ジッポーのことはあまり詳しくないので、ネットでいろいろ読んでみました。その中に、あるコレクターがどうしても市場で見つけられなくて退役軍人らを訪ねて譲ってもらいに行く、というものがありました。でも、結局その軍人と生死を共にしたジッポーは譲ってもらえなかったそうです。
返信削除そこまでしてもなんとかして手に入れたいコレクターと、金では売れない所有者がいるということは、ベトナムで売られているジッポーを見ているだけでは想像もつきませんでした。そんな話からも、もし本物だったら少なくとも100ドルは下らないだろうと思ったわけです。海外での価値と比較しても、まさかベトナムでは50ドルというわけないですしね。
ところで、ある掲示板の書き込みに、偽ジッポーを手売りで3ドルで買ったらそのあとで博物館で2ドルで売られているのを見つけた、という書き込みがありました。となると今でも偽物は1ドルぐらいで買えるところがありそうです。
私は1ドルぐらいで買ってオークションで結構儲けたので、今でもまだこの手でいけるかもしれないですね。