2005/03/13

枯れ葉剤訴訟敗訴


 ベトナム枯れ葉剤被害者協会によると、ベトナム戦争中に米軍が散布した枯れ葉剤により健康に被害が出たなどとして、元兵士らベトナム人被害者と同協会が、枯れ葉剤を製造した30社余りの米国企業を相手取り損害賠償を求めた訴訟で、ニューヨークの連邦地裁が10日、訴えを棄却した。原告側は控訴する方針。
 AP通信によると、決定は、枯れ葉剤被害の大規模な調査が行われていないため、枯れ葉剤が病気を引き起こしたことを原告側が立証できなかったなどとしている。
��中略)ベトナム戦争中、密林を拠点にした南ベトナム解放民族戦線の活動を抑えるため、米軍は猛毒ダイオキシンを含む7200万リットル以上の枯れ葉剤を散布。がん患者や障害のある子どもなどが急増し、被害者は数十万人から300万人とされる。(12日 毎日新聞-ハノイ共同)

 従軍時に被害を受けた米兵が多額の賠償金を得たことから、ベトナムもアメリカから賠償金をせしめようと盛り上がっていましたが、残念ながらだめそうです。まあ無理なんじゃないかと思います。ベトナムはアメリカに戦争で勝ったと心底思ってますけど、客観的に見ればアメリカが負けたというのはかなり無理があります。アメリカが勝てなかったのも事実ですけど、始めるのを決めたのもベトナムを捨てるのを決めたのもアメリカであって、アメリカが撤退したからといっていまさら枯葉剤被害者に賠償金など支払わないでしょう。

 個人的にはもちろんアメリカにも何らかの補償をしてもらいたいと思っています。裁判に負けたとしても、アメリカからの人道援助を引き出すための外交戦略として、枯葉剤被害者救済キャンペーンを応援しています。

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