世界の28カ国で昨年(2003年当時)、分かっているだけで1146人が死刑を執行され、国別では中国がトップ、イラン、米国がこれに続くことが6日、国際人権団体アムネスティ・インターナショナルがまとめた報告書で分かったそうな。
報告書によると、中国では昨年、726人に死刑が執行された。イランは108人、米国は65人で、ベトナムは64人で晴れて世界四位の座を射止めた。
因みに日本については、少なくとも1人に対して死刑が執行されたとしているらしい。
アムネスティは、中国が薬物注入による死刑を執行する「移動処刑車」を18台導入し、即決裁判で処刑を強行していると非難したとのことだが、中国の裁判は早いと聞いていたものの、即決とはさすがに驚きだ。いくら国土が広大だとはいえ、中国経済も最近は潤っているのだから、せめて処刑場まで連れて行っても。「移動処刑車」って。
ベトナムの裁判も先進国に比べれば即決かもしれないが、さすがに即日はないんじゃないかと思う。ただ、日本人から見れば、どんな犯罪に対しても刑はやっぱり厳罰であると感じる。私自身死刑制度に賛成だし、日本ももっと厳罰化したほうがいいと思っているので、もっとベトナムを見習ってもいいとは思うが。ただし、しっかり調べてくれればの話で。
ベトナムで驚きなのは、経済犯でも割合よく死刑になっていることだ。さすがにそれはちょっとやりすぎではないかとも思うが、まぁそんなこともたまにはあってもいいと思う。ちょくちょくどこかの社長が背任罪で死刑になったり、公務員が公金を横領して死刑になったりしている。海外だったらきっと執行猶予がつくんじゃないかという程度でも、思い切って死刑にしちゃうベトナムは潔ささえ感じてしまう。ベトナム人に聞いても、結構みんな賛成しているのだから、外国人や暇な団体が口出しすることではない。
一昔前まではサッカーの競技場などで公開銃殺刑などが観覧できたらしいが、さすがにそれは今ではなくなったらしい。でも今でも関心の高い事件の裁判の風景がテレビで放送されることはある。また、傍聴に訪れたが裁判所内に入りきれず建物の前で様子を伺う野次馬のために、判決内容を町内放送のような拡声器でアナウンスするなど、ベトナムの司法は実にサービス精神旺盛である。
昨今の話題は昨年逮捕されたマフィアの大物Truong Van Camの裁判の行方だろう。死刑は免れないと誰もが確信しているが、関心は同時に拘束されたその妻や息子を含む数十人か数百人かの手下がどの程度極刑を下されるかにある。
その結果次第では、昨年1人差で3位の座を逃した米国を抜き去るのはもちろん2位のイランさえも上回ることが出来るかもしれない。
桁違いの中国は別格だが。さすがに中国は偉大だ。
【追記 2005/02/01】
先日麻薬がらみの裁判で17人まとめての死刑判決があった。今年ものっけから絶好調のようである。
LSJ:17人一緒に銃殺
��この記事は2004年4月9日に書いたものに加筆・修正しました。内容は当時のものです。)
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