【NNA30日】中部クアンナム省の国内最大の金鉱地区で、24日夜から25日未明にかけ、金の精錬工場が住民500人余りに襲われ、破壊や略奪を受けた。工場敷地内に侵入した村の少年が負傷させられたことが直接の発端だが、汚水の垂れ流し問題が住民反発の背景にあったようだ。ベトナムネットが報じた。こういうのって住民を弾圧して情報統制を敷くというのがお決まりだと思ってましたが、国営でもなくベトナム企業でもないから守ってもらえなかったんでしょうか。最近は政治がらみ以外で、共産党の不利益にならない記事であれば多少は緩やかになっているのかもしれません。まぁ、改めて記事を読むと周辺住民が外資系企業ともめているだけなので体制批判でも何でもないわけですので大丈夫なのかもしれません。現状をよく知りませんが恐らく今でも住民の陳情や共産党批判、人民委員会の不正糾弾などの話題は抹殺の対象になるんだと思います。
■公安も制止できず
襲撃されたのは、フーニン郡タムライン村のボンミエウ金採掘社の精練工場。同社とタムライン村人民委員会によれば、住民により、各種の工場設備が壊され、工場から金鉱石5トンと、金1キロを含んだ活性炭入りの缶2本が奪われたほか、医務室の窓ガラスすべてが割られ、医療器具、薬品が持ち去られた。工場各所に設置されていた監視カメラと自動車5台の窓ガラスも、すべて壊された。被害額は40億ドン(21万米ドル)近くに上る。チャン・ハー・ティエン工場長によれば、住民500人余りの侵入と破壊に対して、工場の守衛も公安(警察)も制止のすべがなかった。周辺は戦場のような混乱状態に陥ったという。
タムライン村人民委員会のブイ・クアン・ミン主席によれば、騒動は、村に住む高校3年男子(19)が23日夜、金鉱石を拾おうとして、工場敷地に侵入して、取り押さえられ、警備の公安に、スタンガン(電撃銃)を身体の約10カ所に押し当てられて気絶し、救急搬送されたことがきっかけ。翌24日朝、少年の父親と村民数人が、ボンミエウ社を訪れて抗議したが、話が折り合わず、同日午後2時に、村民数百人が、会社に出入りする車両の妨害を始めた。夜8時には、村民500人が会社に押し掛け、工場の柵を壊して内部に侵入。翌朝2時まで、工場内で破壊や略奪を行った。25日午前2時ごろ、機動隊が到着して、住民は敷地から排除された。この騒ぎで、女性2人が失神、男性1人が投石で頭に傷を負い、いずれも病院で手当てを受けた。
つい数年前でもレズアン通りにある政府機関庁舎前を中心として道の両側にテントを張った地方からの陳情者がずらりと並ぶ光景をよく目にしました。数メートルおきに公安が目を光らせていて、バイクで走る私たちが途中で止まることを牽制していて、彼らと話をするなどもっての外のことでした。できれば一枚写真を取っておきたかったのですが、撮ったら公安が集まってくるのは明らかですので怖くてできませんでした。その中心部で長期にわたって繰り広げられる彼らの行動をメディアで見かけたことは一度たりともありませんでした。
だいぶ脱線してしまいました。
■環境問題も争点に
25日午後~26日には、クアンナム省幹部らが現地を訪れ、タムライン村の住民1,000人余りと話し合いを持ち、事態の収拾を図った。ボンミエウ社工場は、排水の垂れ流しで地域の川を汚染しているという。昨年初めに省人民委員会は、工場への鉱石搬入をやめるよう勧告を行った。住民の会社に対する反感の背景には汚染があり、省幹部と住民との話し合いでは、環境問題が焦点の1つとなった。当局者との2日間の対話後、住民は工場から奪った金やその他の資産の返還に応じた。ボンミエウ社のグエン・ゴック・クイン社長によれば、工場は27日に操業を再開した。
ボンミエウ社は、カナダのオリンパス・パシフィック・ミネラルズが80%を出資し、地場の鉱物開発公社(MIDECO)とクアンナム鉱物産業(MINCO)が10%ずつを出資して、2006年に同地区で金の精錬所の操業を始めた。同地区のボンミエウ金鉱は国内最大の金鉱とされる。
0 件のコメント:
コメントを投稿