アメリカ政府はベトナム産のエビにダンピング課税するそうです。自由貿易とか言いながらも、ここでもやり放題です。ベトナムの米と原油の輸出は有名ですが、エビも大きな収入源なのです。水産の輸出量の多さはよく知られていますがベトナムでもやっぱりエビなんですね。
ベトナムに先立って東南アジア各地では輸出向けにブラックタイガーの養殖を増やしたために、その後取り返しのつかないほどの環境破壊が進んだとの話を何度か聞いたことがあります。直接の被害としては、この地域特有のマングローブの減少に繋がるのだとか。貧しい農民がわらにもすがる思いでエビを育てる気持ちも分からなくもないですが、一時の儲けのために国の宝を滅ぼさないためにも、政府は何とか手を打てないものでしょうか。今回のアメリカの横暴を機会にエビの養殖を止めてしまってはどうでしょうか。全く他人事だから好き勝手なことを言ってますが。
エビといえば、ベトナムの料理で出てくる魚はとにかくまずいです。最近はスーパーなどで輸入物などが並ぶようになりましたが、庶民にはとても手が出ないようです。もちろんエビもカニも旨い水産はすべて高く売れる輸出用にまわされてしまいベトナム人の口には十分に入らない構造になってるみたいです。さすがに同じベトナム人とは言っても少しでも高く売れるところに売るのは当然の行いでありますが。国土の半分が海に面した海洋国家であるはずなのに、旨い魚料理に滅多に出会えないのはどうしてなんでしょうか。
【8日NNA】
米商務省は6日、ベトナムと中国から輸入される養殖エビに7.67~112.81%の暫定関税率を適用することを決めた。ベトナムにとって一次産品では原油、コメに次ぐ輸出品目の主力であるだけに、今回の決定は国内経済に大きく影響しそうだ。現地紙などによると、暫定関税率は、中国産が7.67~112.81%、ベトナム産が12.11~93.13%。両国はこれに見合う現金を供託しなければならない。商務省と国際貿易委員会(ITC)は引き続き調査を行い、来年1月8日までに結論を出す。ただ、米政府は両国を「非自由市場経済圏」とみなしており、最終的に関税率は若干低くなるものの、ダンピング(不当廉売)の判断は覆りそうにない。
商務省の統計によれば、2002年のエビ輸出高は中国が4万7,600トン(2億9,500万米ドル相当)、ベトナムが約4万3,650トン(4億8,800万米ドル相当)。ベトナムの単価が高い。ITCは今年2月、米国内のエビ製品価格が3年間で16~62%も下落したとして、外国産養殖エビのダンピング行為を暫定的に認めた。
米国海洋大気庁漁業局が先月明らかにした米国の4月エビ輸入量は約2万6,600トンだった。前年同月3万1,000トン、前月の4万5,000トン弱と比べ大幅に落ち込んだ。課税率決定から90日さかのぼった実施に備えての輸出手控えであることは明らかだ。
なおタイ、インド、ブラジル、エクアドルについてもダンピング調査を進めている。6カ国を合計すると米国のエビ輸入量の8割以上を占める。今月末までに暫定的な判断を行うが、業界関係者は、これら「自由市場経済圏」の4カ国が中国やベトナムほど厳しく課税されることはないとみている。
■ベトナムは反論
ベトナムの水産輸出加工協会(VASEP)は、今回の課税措置に反対する考えを表明した。また、エビの養殖業者らは「政府の資金援助は一切受けていない」と主張。「米国の賃金が月2,000米ドルなのに対し、ベトナムでは41米ドルにすぎず、ダンピングには当たらない」と述べている。
米国向け輸出が減少しているため、南部ではブラックタイガー種が前年のほぼ半値の水準に落ち込んでいる。
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