2006/10/15

ベトナムブーム

 10年ほど前のベトナムブームは純粋にベトナムの未開拓地としての魅力を前面に押し出していました。アジア通貨危機で一時沈滞していたムードが最近また盛り返してきており、第二次ベトナムブーム到来と言われて久しいです。以前のブームと比べ今回はチャイナリスク回避という意味合いも大いにあります。実際ベトナムで仕事をすることになれば、法体系の未整備や事務手続きの煩雑さ、なにより役人の体質に悩まされることになるのは恐らく中国からベトナムに移っても同じ事だと思うんですが、やはり国策として反日政策を取っているかどうかというのは投資する側は気分的にも違うでしょう。
 投資対象となるのに安価で優秀な労働力は大切な要素です。優秀かどうかはさておき、ベトナム人が勤勉だというのは全くの幻想に過ぎません。周辺国に比べれば個人的な印象では多少余計に働くかもしれません。でも、それを期待していると足下を掬われます。日本人の常軌を逸した勤勉さと比べるのは酷かもしれませんが。もちろん、今のベトナムには自らの努力が報酬に直結するような立場に置かれている労働者があまりいないということもあります。コネや馴れ合いの関係のない会社組織が増えればそれなりに頑張るベトナム人も増えるかもしれません。深夜まで働くベトナム人の姿というのはどうも想像がつきません。

第二次ベトナム・ブーム到来、日本の投資は過去最高『加速するベトナム・ブーム(1)』
インフラ改善進むも懸念材料残るベトナム『加速するベトナム・ブーム(2)』
投資ブーム再来で飽和状態のベトナム工業団地『加速するベトナム・ブーム(3)』
陸路中心に改善進む華南-北ベトナムの物流環境『加速するベトナム・ブーム(4)』
華南~北ベトナムにおける物流オペレーションモデル『加速するベトナム・ブーム(5)』
東アジア地域協力の枠組みで試金石となるベトナム『加速するベトナム・ブーム(6)』

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