2006/10/15

ベトナムの牛乳

【Thanh Nien=VIETJO9月4日】スーパーの店頭に並ぶ牛乳製品のパッケージには、「殺菌牛乳」、「フレッシュミルク」などと書かれているが、実はベトナムの生乳生産量は需要全体の22%を賄うにすぎない。そのため乳業各社は、生乳に粉乳やバターを混ぜて「牛乳」として販売している。動物飼料協会によると、なんと40~70%の割合で粉乳やバターが混合されている「牛乳」も少なくないという。
 先進国などでは通常、牛乳製品について、生乳の割合が90~100%でなければラベルに「牛乳」と表示できないと規定されている。しかしベトナムの現行のラベル表示規定では、包装された食品、飲料、化粧品については原料を明記しなければならないが、各原料の割合までは表示が義務化されていない。この法の隙間をぬって、乳業各社はそろって粉乳を高い割合で混合しているにも関わらず、「ピュアフレッシュミルク」などと消費者の誤解を招くような表示を堂々とラベルに掲げているのである。
 ベトナムの牛乳は牛乳じゃなかったんです。道理でベトナムの牛乳はまずいわけです。安いからまずいものと思ってました。でも、よく考えてみれば決して牛乳は安くはありません。牛乳価格には記事にあるようなからくりがあったわけです。ベトナムの牛乳と言えばビナミルクを思い浮かべます。ビナミルクは上場したりとかなりの優良企業です。この件による影響はたいしたことはないでしょうが、イメージは悪いです。

 ベトナム人が牛乳をあまり飲まないのも習慣によるものではなくやはり原因は価格によるところが大きいでしょう。もっと安くなればベトナムの食卓にも牛乳が上るようになるかもしれません。でも、金があれば普通はコーガイハーラン(Dutch Ladyのベトナム語訳)というオランダの牛乳を飲みます。私も飲んでました。余談ですが、東南アジアは純粋な牛乳ではなく、チョコレート入りやらイチゴ味やら砂糖入りやら混ぜ物が入った物が多いです。日本にももちろんありますけど牛乳市場に占める割合が非常に大きいような気がします。そのままだとまずくて飲めないからなんでしょうか。それともベトナム人の舌にまだ牛乳の味が馴染んでないからなのか。
農業地方開発政策戦略機構の分析によると、ベトナムの牛乳の平均小売価格は、北米、中国、EUなどの0.8米ドル(約93円、1キロ当たり)に対し0.82米ドル(約96円)で、世界水準よりわずかに高い。しかしその一方で、原料となる生乳の価格は3500ドン(約26円、1キロ当たり)で、これは中国やタイよりも低い水準だ。つまり乳業各社が、酪農農家からは安く生乳を仕入れ、粉乳やバターを加えた「牛乳」を高い値段で消費者に売りつけることで多額の利益を得ている図式が浮かび上がる。さらにこのところ、生乳の値段が安いために多くの酪農農家が経営難に陥り、乳牛の飼育頭数も年々減少しているという。
 こうした状況を懸念し、関連団体などからは、政府はラベル表示に関してより厳しく規定すべきとの声があがっている。

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