2004/09/17

ベトナムのネット取締り

 ベトナム南部ホーチミン市の当局は、ネットに接続している端末にポルノサイトや反体制サイトのアドレスが多数残っていたとして、ここ2週間でインターネットカフェ65カ所を閉鎖しました。同市発行の地元紙が17日、同市の科学技術当局者の発言として伝えたところによると、捜査官は引き続き、市内のインターネットを利用できる場所で、どのようなサイトへのアクセスがあるのか調べる方針とのことですが、ロイターのこの記事からすると、捜査官なる共産党員はネットカフェの端末の履歴を見て回ってるんでしょうか。当然DNSサーバーも管理してるんでしょうけど、浮気調査のための携帯の着信履歴チェックみたいでなかなか原始的です。
 ベトナム政府は、このところインターネット利用規制を強化しており、ネットカフェ側に利用客の身分登録やアクセス状況の監視を求めているそうです。以前からそんな話を聞いていましたが、私は身分証なんて見せたことありません。外国人は免除かと思ってベトナム人にも聞いてみましたが、そんなことはないみたいです。今の対応は店によるみたいですが、今後は厳しくなるかもしれません。
 先月には、ネット犯罪や違法情報を取り締まる警察の特捜部が設置されたそうです。といってもこれまでも文化情報省や秘密警察のようなところで、特に反体制サイトには目を光らせていたみたいなので、そんなに大きな変化もなさそうです。

 ネットといえば、ベトナム郵電公社(VNPT)傘下のベトナム・データ通信(VDC)が、IPベースの次世代インターネット・ネットワークへの移行を推進するために、米シスコシステムズ(NASDAQ:CSCO)のネットワーク機器を増設したと発表しました。ベトナムの主要インターネット・サービス・プロバイダーであるVDCは、この最先端ネットワークにより、IP/MPLSのVPN、業務用ブロードバンド、IP電話など、多彩なサービスを企業顧客向けに展開する計画だそうです。シスコは、ベトナムにおけるインターネット・バックボーンの敷設で、1996年からVDCおよびVNPTと協力関係にあります。【BIZW ビジネスワイヤ 時事通信社】
 最近は第二電電、携帯電話会社の新規参入と通信業界の規制が多少は緩和されてきているので、一昔前と比べると通信料金は格段に安くなりました。安くなったと言ってもそれまでがボッタクリすぎだったわけで、今後もベトナムの郵政族が利権を自分からは手放す事はないと思いますので、共産党傘下である限り電話料金が本当に安くなったと感じるようになることは難しそうです。
 日本でも日本テレコムやKDDIが固定電話に参入して、やっと電話加入権から解放されることになります。日本の電話も国際通話や市外通話に競争が起こったのはここ10年ほどで、まして市内通話なんてここ数年のことですから、日本よりも官僚主義的なベトナムで腐敗にメスが入るのはまだ遠い将来のような気がします。
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日本テレコムの「おとくライン」、KDDIより安価に

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