2006/11/10

インターネットの敵

ITmedia News8日】国境なき記者団は11月7日、インターネット検閲に反対する「24 hours against Internet censorship」キャンペーンを立ち上げ、インターネットを検閲、遮断している「インターネットの敵」13カ国のリストを発表した。 このキャンペーンの敵と認定されたのは、ベラルーシ、ミャンマー、中国、キューバ、エジプト、イラン、北朝鮮、サウジアラビア、シリア、チュニジア、トルクメニスタン、ウズベキスタン、ベトナムの13カ国。
 いずれの国も、政府が反体制派のサイトへのアクセスを遮断したり、インターネットカフェを監視したり、ブロガーを投獄するなどの取り締まりや弾圧を行っている。
国境なき記者団がインターネット検閲に反対するキャンペーンのため「インターネットの敵」13カ国を発表しました。目出度くベトナムも13カ国の一つに選ばれました。アフリカの国なんかが選ばれてないのを見ると、インターネットが庶民にも普及したことを改めて感じます。その点は誇らしいです。私がベトナムでネットをするときに特にサイトが見れなくて困ったことはありません。たまにアメリカのそれっぽいサイトを見ようとするとアクセス制限されているのか見れないこともありましたけど。いちおう断っておくと、○ダルトサイトのことではありません。ちなみにアダ○トサイトは普通に見れます。このブログなんかでも、政府批判とまでは行かないまでもちょっと皮肉を書いたりすることがあります。この程度なら全然大丈夫みたいです。日本語だし。国境なき記者団の主張だって別に正しいわけでもなんでもないし、敵と認定されちゃった国は堂々と戦ってもらいたいものです。

 ミャンマーのネットカフェは、5分おきに画面がキャプられてるとか。恐っ。実はベトナムもこの噂はありました。今回リスト新加入のエジプトは、民主改革を唱えたブロガー3人が投獄されました。これはベトナムではしょっちゅうです。国内のメディアには載りません。昨年の世界情報社会サミットの開催地チュニジアはネットカフェは国家統制下にあるそうです。中国はフィルタリングで世界最先端、北朝鮮は引き続き世界最悪のインターネットブラックホールで、数人の政府関係者しかアクセスできないそうです。一方、今回の敵リストからはずれてしまったのは、ネパール、モルジブ、リビアの3カ国でした。
ITmedia News6月8日】Google.comの検索が中国のほぼ全土で利用できなくなったとして、非政府組織の国境なき記者団が、中国での検閲を糾弾する声明を発表した。(中略)検閲を回避するために米国で開発されたソフトも、当局が設置したファイアウォールに阻まれてうまく機能しなくなったという。こうしたソフトの妨害は過去最高のレベルに達し、当局が遮断のために相当のハードとソフトをつぎ込んでいる模様だと報告している。
中国は検閲が相変わらずひどいようです。
ITmedia News7月21日】人権団体のAmnesty Internationalは7月20日、中国のネット検閲でYahoo!、Microsoft、Googleが果たした役割に関する報告書をまとめ、サイトで公開した。同時に、ネット抑圧反対キャンペーンサイト「irrepressible.info」を立ち上げている。
 Amnestyではキャンペーンの狙いについて、「IT企業が検閲と抑圧を手助けする姿勢を強める中、変化の原動力としてのWebを取り戻す」ことだと説明する。
 中国で問題になっているネット検閲のほか、イラン、モルディブ、キューバ、ベトナムといった国では市民がネットの豊富な情報にアクセスするのを政府が妨害し、チャットルームの監視やブログの削除、検索エンジンの結果ふるい分けなどが行われているという。
アムネスティも同様の報告を行っていますが、もちろんベトナムは含まれています。で、国境なき記者団に批判されてしまった中国が反論してます。
ITmedia News9日】中国外務省の広報課職員は匿名を条件に、「こうした批判は根拠のない言い掛かりだ」と語り、次のように続けている。
 「中国国民はインターネットへの自由なアクセスを享受しており、必要な情報を得ることができている。現在、中国国民が得ている情報は、この国にインターネットが導入される以前と比べてはるかに多くなっている」。中国のインターネット人口は1億2300人以上と、米国に次いで世界で2番目に多い。中国政府はインターネットの利用を促進しているが、その一方では、徹底的な監視体制とフィルタリングシステムを構築し、わいせつなコンテンツや反体制的と思われるサイトへのアクセスを遮断している。中国政府によれば、同政府のインターネット管理は国際標準に準拠しているという。「ほかの国と同様、中国でもインターネットは国際基準、法律、およびインターネットサービスプロバイダーの自己管理に基づいて管理されている」と外務省の担当官は語っている。
 だが国境なき記者団は年次リポートにおいて、国家が「反体制的」と見なしたコンテンツを投稿したかどで投獄されている人は世界各地で61人に上るが、そのうち52人は中国で投獄されている、と報告している。中国ではここ数年間に、反体制派の人物が何人も、政治腐敗を批判し、民主化を要求するコメントをインターネットに投稿したかどで投獄されているにもかかわらず、中国政府は今年に入り、「インターネットへの投稿を理由に誰かを逮捕したことなどない」と断言している。
��中略)同団体はこの抗議キャンペーンで次のような主張を展開した。「リストアップした13カ国は、政府を批判する内容のオンラインコンテンツを検閲し、遮断している。またYahoo!などの多国籍企業は、インターネットのフィルタリングとサイバー反体制派の追跡で中国政府に協力している」
中国のネット規制の立場はベトナムと似たようなものかと思います。中国の高官によると、わいせつなコンテンツや反体制的と思われるサイトへのアクセスを遮断しているそうです。ただ、反体制的なネット利用者を弾圧していることは認めていません。この点もベトナムと同じでしょう。でも、反体制的サイトへのアクセスを遮断していることを認めるのは潔い。まぁ匿名だからということもありますけど。ベトナムもこれから中国の後追いをするのは既定路線なので、そのうち技術的に進歩してグーグルとかが使いにくくなる日が来るやもしれません。中国とベトナム、果たしてどちらが先に民主化するか。その頃はネット規制が吹き荒れるでしょう。あるいは接続できなくなるとか。その時はブログ書けないかも。でも、そんな事態になったら日本に召還されてるか。
Reporters sans frontieres - International

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