2006/11/10

超格安?ADSL

NNA9日】軍隊通信総公社(ベトテル)傘下のインターネット接続業者(ISP)、ベトテル・テレコムがこのほど始めた超格安のADSL(非対称デジタル加入者線)サービスが、業界に波紋を広げている。
 ベトテル・テレコムが今月1日から展開しているのは、◇設置料金9万9,000ドン(6.2米ドル)のみで最初の3カ月間は使い放題◇その後は毎月、基本料と使用料を合わせて3万ドン◇60万ドン相当のADSL2+モデムを無料進呈──という類例のないもので、申込者は実質120万ドン相当の優遇を受けることになる。このため、新規接続の申し込みが殺到している。
 ベトテル・テレコムによれば、国内でADSLの普及が遅いのは、消費者の間、 ◇ADSLはモデム代金や設置料金など初期料金が高い◇毎月の使用料も高い──という印象があるためで、今回のキャンペーンでその印象を完全にぬぐい去ったとしている。VNPTのADSL接続子会社VDCも、従来から新規加入者にモデムを無料進呈するキャンペーンを行ってきたが、ベトテルのキャンペーンでかすんだ感がある。
 FPTテレコムのチュオン・ディン・アイン社長によれば、キャンペーンを実施するISPは、新規加入者1人当たり、◇アクセスポイントから使用場所まで(平均800メートル)の通信ケーブル費用80万~100万ドン◇3カ月間のキャンペーンによる料金割り引き60万ドン以上◇進呈するモデムの価格60万ドン──を負担することになる。さらに人件費や国際回線使用料もかさむ。FPTテレコムは赤字を覚悟してまで、ベトテルのようなキャンペーンを展開するつもりはないという。
 ちょっと前に携帯とADSL分野に新規参入したViettelですが、やってくれました。月3万ドンです。って、ほんとに3万ドン。かなり怪しいと思って色々探してみましたが見つかりませんでした。当のベトテルの料金表(Dịch vụ Internet băng rộng ADSL)は違うものが載ってます。Megabuyというサイトに掲載されている情報もキャンペーンのものとは違うようです。キャンペーンの告知はサイト内で見つけられませんでしたが、トイチェー(Tuổi Trẻ Online - Viettel tham gia thị trường máy điện thoại di động)にありました。ただ、月額の情報はなし。多分30万ドンの間違いではないでしょうか。それでも十分安いです。ベトテルは転送量課金方式をとってるので、あるいは使用ゼロで最安プランだと基本料が3万ドンということかも。いずれにせよ、一時期の高額な通信費を思い起こすとベトナムはよくここまで来たものです。ASEANで経済的に負けてる国ともネット料金では十分張り合えるようになりました。最悪なインドネシアと比べるとベトナムは天国に見えます。検閲がひどくて国境なき記者団からインターネットの敵なる称号をもらいましたが、気にせず頑張ってもらいたいです。

 ベトテルが携帯に参入するときも先発の大手が嫌がらせをしていたのを思い出します。今回もベトテルの進出には批判的なようです。携帯の時はベトテルの参入時期を遅らせて、必死にベトテルの料金に合わせてましたが、今回はあまりに安すぎて追随することが出来ず、批判だけに留めたようです。料金を下げればサービスが低下すると言ってますけど、ベトナムの電話網なんてもともと不安定だし、通信企業に限らずどこだってサービスは最悪ですから、それはあんまり関係ありません。ベトテルのサービスがさらにひどくなるのは困りますけど、それを批判するなら大手も少しは経営努力をしてもらいたいものです。少なくとも障害があったときは公表して顧客に謝罪するとか。
■サービス低下か?
こうした積極キャンペーンの場合、採算をとるためには、加入者が18~24カ月間以上利用することが必要だ。加入者が増えれば、回線維持にかけるコストも増え、それを怠れば加入者は利用をやめる。ベトテルのような過剰なキャンペーンを展開すれば、企業財政かサービスの質のいずれかが犠牲になるという。VDCのグエン・ティエン・アイン・トゥアン経営副部長も、ベトテルはサービスの質が低下する可能性が大きいと見ているようだ。
 国内のADSL接続業者は現在、◇FPTテレコム◇VNPT◇ベトテル・テレコム◇SPT◇ネットナム◇OCI◇EVNテレコム◇テーゾイモイ──の8社で、このほかにケーブルテレビを利用してブロードバンド通信サービスを行なう事業者が2社あるが、実際には、◇FPTテレコム◇VNPT◇ベトテル・テレコム──の3大手が市場をほぼ寡占している。グオイラオドンが報じた。

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