今少数民族が熱いです。ここ数日マスコミでも取り上げられているのですが、中部のバンメトートという町で集会が開催されているそうです。もちろんそれは反政府集会ですので、違法かつ共産党からの弾圧の対象となります。
そのような事件がベトナムのマスコミで報じられること自体かなりの驚きですので、やっぱり相当な情報操作と政府のプロパガンダとして利用されていると見るのが妥当でしょう。マスコミが伝える事件の内容と事の真相は別のところにありそうです。
新聞の言い分によると、アメリカの越僑等が少数民族を扇動して反政府運動を行わせているとのことでした。その結果バンメトートに数万人が集まり、その数は町の中心へ収まりきれないほどとのことです。
アメリカの関係者が少数民族を難民認定し、アメリカに呼び寄せるという情報がひとつの発端となって、上述のような混乱になったと新聞は述べていますが、ベトナムの新聞はこと政治に関する内容については全く信憑性がありませんので、真実は謎のままです。
テレビニュースでは、少数民族が警官に暴行したとの事件を伝えていましたが、その逆については全く触れられていません。もちろん映像などは流されません。
少数民族に限らず、不満がある国民は時折り集会やデモを起こしますが、そこそこの数の場合でも、警官か軍隊がやってきて一気に弾圧されてしまいます。もちろん必要な暴力も行使されるそうです。ただし、それらの事実はマスコミでは一切報じられません。報じることができない、というよりはベトナムのマスコミはすべて政府の機関紙あるいは広報誌的な位置付けであると思いますので、検閲あるいは自主規制が働くのでしょう。
そのような事情があるため、数日来のニュースを見つけた時はかなりの衝撃を受けました。事件の規模も真相もよくわかりませんが、今回はどうやら隠しとおせるものではないと判断した政府が、事態を収めるために別のストーリーを模索しているのかもしれません。
ただ、個人的な立場としては、特にベトナム政府を批判するつもりもありません。ベトナム人のことはベトナム人に任せておくのが一番です。
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