2004/04/30

サイゴンのイベント

 今年の連休のイベントは、どうやらLe Duan通りがメインのようです。旧大統領官邸から始まり、動物園までの道路には電飾が飾り付けられ、1Kmほどの通りが明るく照らされています。今日の仕事が終われば明日からは休みに入るので、今晩職場からの帰りしなにLe Duan通りを通ってみると、すでに初詣並みの人出となっていました。
 旧大統領官邸前の公園では、いち早く数日前からイベントや縁日が始められていますが、昨日に比べて今日はさらに人の数が増えていました。

 全てのベトナム人がサイゴン解放を嬉しく思っているとはいえませんが、にぎやかな場所へ遊びに行く口実ができれば、それほどもう過去のことを気にしないのかもしれません。ちなみにイベントがあるたびに周辺では臨時駐輪場が開設され、法外な料金で荒稼ぎしています。通常バイクの駐車代は2千ドンですが、周囲の込み具合によって5千ドン、1万ドンと値が吊り上げられるようです。その多くは歩道での違法営業となりますので、同時に警察や共産党の利権を持つ人たちの大事な副収入源となるものと思われます。

 通りには設置されただけでまだ点灯されていないライトも多くありましたので、やはり本番は明日の夜なのでしょう。今日の人出から想像するに明日はバイクで行くのはやめたほうがよさそうです。
 今年は例年にない大型連休で、郊外などの旅行に出かける人も多いようですが、サイゴンでも数々のイベントが用意されてそうです。
 家路に着く途中で真紅のパーティードレスを着てバイクに跨る女性を見かけました。どうもそこそこ名の知られている歌手のようでした。彼女たちにとってもこの連休は稼ぎ時なのかもしれません。ただ、バイクでの移動、しかも自分で運転しているところに逞しさとともに、なんとなく悲哀を感じてしまいました。

2004/04/29

少数民族の暴動

 4月20日に同じ事件について書きましたが、事件のその後について面白い記事を見つけました。BBCで報じられたニュースを紹介したホームページを開設したベトナム人男性が逮捕されたというものです。当局の説明によると、未確認の情報で国民を混乱させる恐れがある、ということが逮捕理由だそうです。BBCのニュースは疑わしいのでそれを紹介することは許可できないというわけです。つまり、ベトナムには「表現の自由」がありません。一方、ベトナムの放送局はBBCやCNNなどの映像を使ってベトナム語訳をつけただけというような海外ニュースをよくやります。それらのニュースに関しては、なぜか信頼性に自信があるようです。
 しかも驚きなのは、開設後わずか二日後に閉鎖されたという対応の早さです。文化情報省という機関が関わっているようですが、どうやら国民を監視する秘密警察のような仕事をしているのかもしれません。

 今日の朝刊記事によると、暴動を鎮圧するために警官が出動し、民衆から暴行を受けたとの記事がありました。でも、警官が暴行したという記事はありませんでした。この事件によって、死者や行方不明者が出ていますが、それに対する新聞の説明は以下の通りです。

行方不明者→逮捕を恐れて逃亡
死者→暴徒化した民衆同士の争い。警官を殴ろうとして振り上げたものが誤って仲間に炸裂。
 特に死亡理由が笑えますね。ベトナムの人はどんな気持ちでこの記事を読んでいるのでしょうか。
 事件の発端は海外の報道内容などからして、改善要求のためのデモと見るのが妥当のようです。ベトナムでは少数民族に関わらず、日常的に各地でデモや抗議集会があるようですが、その度に警察や軍がやってきて弾圧されるそうです。つまり、「集会・結社の自由」がありません。もちろんその報道は一切ありません。今回は共産党でも報道せざるを得ないほどのものということを考えると、実は相当のものなのかもしれません。
 どのマスコミであれ、事件を切り取り都合のいいように話を作り上げることに変わりはないので、海外のは正しくてベトナムのは間違っていると短絡的に結論づけるのはどうかと思いますが。
YAHOO!NEWS
NNA: Global Communities

解放記念日

 4月30日が解放記念日になるので、街中ではスローガンやらが書かれた垂れ幕や、家の軒先には国旗が掲揚されています。抗米救国戦争(ここではベトナム戦争をこう呼ぶことがある)とは直接関係ありませんが、今年は、フランスが撤退する最終的なきっかけになったディエンビエンフーの戦いからちょうど50年という節目の年となるために、それとの相乗効果もあってか、例年より盛り上がりがあるようです。きっといろいろな式典が予定されているのでしょう。
 さらに来年はサイゴン解放から30年になりますので、来年はもっとすごいことになるかもしれません。

 統一会堂前の公園ではなにやら屋台や特設会場が設営され、すでに縁日のようなものが始まっています。夜はさまざまな色の電飾でライトアップされ、平日にもかかわらずかなりの人手のようでした。30日の解放記念日、1日のメーデー、2日は日曜日、さらに3日は1日が土曜日なのでその分の振替休日となりますので、今年の連休はいつもより長く遠出をする人も多いようです。明日はまだ前夜祭ですが、連休中はサイゴンを離れるので、明晩様子を見に行って見ます。

2004/04/28

サイト更新に一苦労

 数ヶ月前からまた更新し始めて、ブログも置いてみたりして今回はかなりやる気になっていたのだが、ベトナムのプロバイダーには本当にいつもながら泣かされる。サイトの構成を一新しようと思って、階層構造もちょっといじったりしたせいで結構な数のファイルを再アップしなければならなくなってしまったのが運のつき。日本に帰ったときにでも、まとめてやれば数分で済みそうなことも、ここではその数十倍の貴重な時間を費やさなければならない。

 今はVNNというプロバイダーでダイヤルアップをする毎日だが、これが恐ろしく遅い。接続時に、「52Kbbs」などと表示されるものの、それは全くのはったりで、本当は数字の前に小数点があるのではないかと目を細めて探してしまうほどだ。それぐらい遅い。しかも切れまくる。
 今日は昼ごろから合計約3M、150個ほどのファイルをアップする予定だっが、数個アップロードするたびに回線が切れたり、途中でエラーになったりするので一見アップできたかのように見えるが実はエラーになっていて中途半端なJPGがサーバーに残ってたりして、あとで確認するのがめんどくさいんだよ、と誰に怒りをぶつけていいものか分からないまま、半日不機嫌のまま晩御飯を食べたり、テレビを見たり新聞を見ながら作業をし続けたのである。結局そんなちっぽけな量をアップするのに延べ5時間ほどかけてしまった。本当に我ながら暇人であると感じた次第である。おかげで貴重な半休もそんなことのために使ってしまった火曜日である。

 唯一の救いといえるのが、通話料、接続料合わせて1分1円以下という安さであろう。ただ個人的には、もう少し金とられてもいいから速度を上げてもらいたい。20通程度のメールを読み込むのに5分以上は待てない。それから、お願いだからYahooのページぐらい1分以内で表示してほしい。もっとがんばれベトナムのISP。

2004/04/26

レジ打ちのやる気

 今日久しぶりにスーパーに買い物に行ってきました。行きつけのスーパーはCOOPMARTといって、サイゴン周辺地域にチェーン展開していて中心部にも店舗が多く、外国人の買い物客もよく見かけます。
 最近あちこちに小奇麗な店を見かけるようになりましたが、ベトナムのスーパーの歴史はまだ浅く、今のような展開を始めたのもまだほんの数年前のことです。争うように店が建設される一方、消費者はといえば、一部の金を持った人だけでなく一般庶民も買い物に来ます。多くの人にとってはまだ棚に並ぶ商品を自由に買うことが出来るほど懐が豊かではありませんので、ほとんどのベトナム人はわずかばかりのものを買って帰って行きます。

 ほとんどの買い物客にとって、一度に万引きできる商品の量が自分の月収を超えているので、そこはしっかりと店舗面積とは不釣合いなほどの数の店員と警備員が目を光らせています。店員の数はおそらくGメンも必要ないほどでしょう。鼻から疑っているのか、店によっては店員に後をつけられているように感じることもあります。商品棚ごとに人が立っていたり、ベトナム人はよっぽど暇なんでしょう。

 しかも、売り場に入るときはロッカーに荷物を預けなければなりません。しかもしかも、そのロッカーにも係員がいて、荷物を渡すと代わりに鍵か番号札を渡されます。そんなことに金使うなら商品を少しでも安くしたらどうかなどという発想は、きっとベトナム人は思いつかないのでしょう。この持込規制の基準も店によって違っていて、小さな袋の持込や外国人はフリーパスであったり、手に持っているものは全てだめだったりといろいろです。一般的に中心部から離れるにつれ厳しくなるようです。
 以前、2月3日通りのあるスーパーに入ろうとした際に、帽子を預けるように言われたときは軽い衝撃を受けましたが。
 そんなスーパーですが、ベトナムでは新しい形態の店舗であるとはいえ、従業員は所詮ベトナム人ですから、勤務態度ややる気のほどは推して知るべしでしょう。
 籠いっぱいに商品を入れて並んでいると、レジのおばはんに隣のレジに行けといわれたりすることもあります。万引き防止のためか、精算の際には店員がビニール詰めするのですが、それもきっと面倒なのでしょう。めんどくさがるのは構わないのですが、一番困るのは計算間違いです。もちろんここでもバーコードのレジが使われていますが、それが間違いを引き起こす原因なのかもしれません。必ずレジを通すので、未清算ということはない代わりに、商品の個数が多めにレシートに記載されていることがあります。明らかに2度通しているのですが、上述のように精算の際には店員がビニール詰めするため、それが分かるのは帰宅後で、そうとなっては後の祭りです。
 そんなことは日常茶飯事なので毎回怒ってられませんが、きっとかなりの多くの買い物客がむかついていることと思います。

ベトナムフーリガン

 ベトナムのフーリガンは味噌を投げるようだ。欧州や南米の競技場では発炎筒や花火が飛び交う光景をよく目にするが、ベトナムではサーカー熱が高まっているとはいえ、まだまだ穏やかなものだ。無論、競技場で発煙筒なんて焚いたら懲役刑にまでなり兼ねないお国柄ということもあるのだが。

 ベトナムでもっとも人気があるスポーツはなんと言ってもサッカーである。全国に統一されたプロリーグもあり、途上国のリーグながら各地へ遠征してリーグ戦が行われている。
 現在首位を走り続けているのが、Hoang Anh Gia Lai(親会社が家具の製造販売を営むHoang Anh社で本拠地はGia Lai省)で、2位につけているのがNam Dinh(本拠地はNam Dinh省)である。昨今のベトナムのチーム運営は海外のそれと同様、資金のある企業がスポンサーとなりチームを広告媒体として利用しているのが一般的である。他のチームでは、十数年前に社員数人のタイル会社から出発し、今では先進国向けに内装建築資材の輸出まで手がけるようになって、社長は同選挙区から国会議員にまで成り上がってしまったというDongtam社がLong An省のチームのオーナーであったり、またACB銀行などもチームを持っている。

 前出のHoang Anh Gia Laiは、東南アジア地域の最高プレーヤーとも称されるタイ代表のキアティーサックを金に物を言わせて連れてきたほどで、国内でも有数の大企業である。上述のタイ選手の引き抜き交渉では、同じチームの友人数人をともに連れてくることを移籍の条件に挙げられた同社だが、キアティーサック欲しさでHoang Anh Gia Laiはその条件を飲んだほどである。彼の活躍もあって現在リーグトップにいることを考慮すれば、高い買い物も無駄ではなかったといえようか。
 本日、前出のHoang Anh Gia Laiが敗れ、Nam Dinhが勝てば首位が入れ替わるとのことで、ホームゲームのNam Dinhではかなりの盛り上がりを見せていた。試合前日のACB銀行の練習では、ファンがグランドや選手目がけて生卵やMam Tom(えびが原料の味噌。というより塩辛か)を投げつけての威嚇行為が新聞で報道された。正直Mam Tomはくさい。選手の気持ちとしても、生卵はいいけどそれだけはやめてくれといったところか。
 報道の趣旨は最近Nam Dinhのファンが過激になる一方なので、それに対する懸念を示すという内容であったが、それと同時に新聞記事の裏側に見え隠れする権力からの警告だと読むこともできる。
 一月ほど前にインドネシアのチームをNam Dinhのホームに迎えたアジアカップ(?)の試合で乱闘になり、Nam Dinhのゴールキーパーが相手選手を殴り倒して重態にさせるという事件がおきた。その選手はアフリカのどの国だったか忘れてしまったが、とにかく黒人でベトナム人ではなかったのだが、そんな事件がおきることからも、Nam Dinhというチームは選手もファンもちょっと頭がおかしいのかもしれない。
 10月にはNam Dinhはインドネシアに赴き敵地でのゲームが待っている。地元のファンからは、早くも仕返しを予告されている。
 その仕返しがまた事件になったら報告することにする。
 因みに、Hoang Anh Gia LaiがDongtam Long Anに3-2で勝利したため首位は変わらず。

2004/04/25

知らぬ間に総選挙

 数週間前は台湾と韓国の総選挙でアジアが盛り上がったが(?)、本日ベトナムでも総選挙が行われた。ニュースなどではもちろん報道があるが、日本でのその日の夜が選挙特番一色なのに対し、ここではいつもの番組で取り上げられるのみで、それ以上でもそれ以下でもない。街中でもよく目を凝らして歩かなければ、立候補者のポスターが貼られているのさえ見逃してしまう。
 日本では、誰がやっても同じという風潮が投票率を下げる要因となっているが、それはまさにベトナムのためにある言葉といえるだろう。一党独裁で立候補者の選出も開票も息のかかった人間が行うのだから、出来レース以外の何物でもない。立候補の申請が一般の国民にも実質的に許されているのかどうか分からないが、仮に勝ちそうな場合でも公正な開票がされるのかどうかも分からない。

 今日、ホーチミン市では「Phuong(町)」、「Quan(区)」、「ホーチミン市(省に相当)」の3区分での投票が行われ、テレビでは書記長のNong Duc Manhが投票するシーンなどが流されているが、それもいわば海外向けのパフォーマンスなのかもしれない。
 ここでは、手が離せない妻やめんどくさがる子供に代わって父が代わりにまとめて投票したりしている。もちろんそれはベトナムでも違法だそうなのだが、結局結果は同じなのだから選管の人間もどうでもいいのかもしれない。
 共産党の本音としては、国民があまり政治に興味を持たないで欲しい、ということだろう。
 国民は決して今の体制に満足しているとは思えないが、誰も公の場で批判を口に出来ないほど統制されているので、ある意味、極めて安定した国家だといえよう。
��Moblog Mail Gatewayを利用してメールで投稿してみました)

モブログに挑戦

 Moblog Mail Gatewayに登録してメール投稿に挑戦。といっても携帯からではなくてメールソフトから利用しようと思ってます。
 現在56Kのダイアルアップ接続で利用中ですが、実効速度は測定できない程ひどいものなのです。調子がいいときはまずまずのスピードが出ますが、全くつながらないこともしょっちゅうのことで、やっとつながったと思ったら14.4Kだったり、とほほな状況で我慢しながらネットを利用している身としては、メールで投稿できるなんてとっても魅力的なのです。

 そんなわけで早速設定開始します。このエントリーが投稿できてれば成功です。

【写真】お騒がせ中のベトナムの鶏



今日も38℃

 ここのところ暑い日が続いています。天気予報によるとここ数日の平均最高気温は38度だとか。年がら年中暑いことには変わりはないですが、最近は本当に暑いです。サイゴンには雨季と乾季があって雨の降らない乾季の方がより気温が上がるので、一年を「とても暑い季節」と「めっちゃ暑い季節」に分けるとするなら、今はもちろん「めっちゃ暑い季節」になります。

 この「めっちゃ暑い季節」は雨が降り始めるころまでずっと続くので、スコールが暑く焼けた土を冷やしてくれるのは、まだ一月も先のことです。

2004/04/24

ベトナム語入力

 ベトナム語を入力するためには日本語を利用する時と同じように専用の入力ソフトが必要になる。ベトナムでもパソコンやインターネットの普及に伴い、個人でパソコンを所有する機会も増えてきた。しかし、いくら成金がパソコンを購入できる程度の金を持つような社会になったとはいえ、法外な価格のOSやアプリケーションソフトを正規の価格で購入する人間はほとんどいないと思われる。そのため、企業は当然ながらベトナム語版のOSなどの開発になど無駄な金を投資する余裕などないのである。

 だから、ベトナム人は英語の違法コピーソフトをベースにベトナム語を書く必要がある人だけ、入力用ソフトを別にインストールするという形をとっている。無論ベトナム語はアルファベット表記であるため、声調記号なしで構わないのであれば直接入力で済ますこともでき、実際にそうしているベトナム人も多いようだ。
 しかし、ベトナム語は声調のある言語のため、直接入力にしてもより正確に記述するには声調記号を示す代わりになるものを付け加えなければならない。その場合には、多少形が不恰好になってしまうが、声調記号に似た記号を文字の後ろに書いて済ませることが多い(下の例参照)。それらの書き方は、数ある入力方式の中の一つである「VIQR」方式に倣ったものである。ただし、その書き方に統一規格はなく個人によって多少のばらつきもあるようだ。

��例)Vietkey2000 la` mo^.t trong nhu'~ng bo^. go~ 32-bit(cha.y tre^n Windows 9X/NT/2000/XP) da^.u tie^n.
 本日のトイチェー朝刊にベトナム語入力についての解説記事が掲載され、同紙のサイト上にも使用方法などを記したページが開設された。しかしそこでは当該サイトから投稿を行うためのものだけで、ローカル環境にインストールする方法などの解説はない。
 最近はベトナム語入力ソフトの種類も豊富になり、価格も安く抑えられているので、日本人でベトナム語に興味があるのならためしに買ってみるのもいいかもしれない。
 因みにBui Thi Xuan通りのパソコン街では、違法コピーCDが1枚8千ドン程度で多数販売されており、下記の全てのソフトが入っても8千ドン、Windows XPもOffice XpもAdobeの目ぼしいソフトが全部入っていても8千ドンなのである。ベトナムでは違法なのかどうか分からないが、店舗を構えて堂々と販売しているので外国人も買っても問題ないと思う。日本持込は絶対、法に触れると思うけど。
 フリーソフトのUnikeyでも趣味で利用する分なら事足りるかもしれない。
****主なソフトと連絡先*************
Unikey / 無料
Vietkey / 80,000VND
Vietspell / 150,000VND
Vietflex.2UV / 80,000VND

2004/04/23

お手伝いさんの給料

 いつも家の前の路地で近所のお手伝いさんが集まって雑談をしていますが、今日はお互いの給料を話題にしているのが聞こえてきました。
 今借りている家は外国人向けの貸家が集まる一角にありますので、多くの家はお手伝いさんを雇っています。朝来て家事を済ませ夕方帰る、というようなお手伝いさんがいるのは日本と同様ですが、ここでは、地方から出てきた女性が住み込みで働いているというのが一般的のようです。

 もちろん、都市部は物価も高い分だけ給料も高めです。また、同じホーチミン市内でも、地区や通りが違うだけで相当な格差があります。チョロンで、それぞれ違う店に働く数人に訊いてみたところ、個人商店の住み込み従業員が1か月40万ほどとのことでした。それは、その人達のケースなのでその金額を一般化することはできませんが。仕事の内容によっても変わってくるでしょうし。

 件の気になるお手伝いさんの給料ですが、1ヶ月、50万ドンから100万ドンとのことでした。見栄もあるでしょうから、その数字を鵜呑みにすることはできないかもしれませんが、かなり親しい近所のお手伝いさんから80万ドンもらっていると言う話を聞いたことがありますので、100万ドンも有り得る金額です。
 ただ、ベトナムの給与水準から考えると、田舎から出てきた小学校も出ていないような人への評価が100万ドンというのだとすれば、彼女達にとってはかなり割りのいい仕事だといえるのではないでしょうか。日本人の高卒などと違って、ここでは家庭の事情で勉強を続けることができないことが多いですので、学歴をどうこう言うつもりはありませんが、やはりこの地区で仕事を探すことができた彼女達は幸運といえるでしょう。
 ちなみにその場所はというとLe Thanh Ton通りのTon Duc Thang側です。
 100万ドンや80万ドン、60万ドンなどという金額を順番に聞いていた中、斜向かいに住み込むある女性(現在50万ドン)は、今晩賃上げ交渉して、だめだったら来月田舎に帰ると息巻いていました。

2004/04/21

不祥事

 電話会社が納税額や消費者への請求を不正処理していることが発覚して、捜査当局が内部調査を開始したようです。
 最近徐々に値下げされてきているとはいえ、ベトナムの通信費は物価に比べてべらぼうに高く、周辺国と比較しても高額で外資系企業からも批判されていました。

 ベトナムでの高収入就職先として、電気、水道、空港などのインフラ企業がまず挙げられますが、通信全般を管轄する郵政関係もそのひとつです。民間企業の場合も同じことが言えますが、もちろんそこで働くためにも多くの場合能力よりも縁故関係が重視され、特に上記のインフラ企業では共産党系の血筋も要求されます。

 今回の場合は、共産党系の他の職種と比べても法外ともいえるほどの給与が原因となって、内部に軋轢ができた結果かもしれません。たとえば空港職員ですが、先進国では特に目立った職業ではありませんが、ベトナムでは新卒社員の場合で同年代と比較して数倍から時には十倍以上の報酬を得ていることもあるそうです。
 外国人としてベトナムの給与体系には余り関心がありませんが、もし不正請求が本当にあるなら、これを機会に毎月の通信費が少しでも安くなればと期待してます。
 また、数ヶ月前から薬品の価格が突然値上げされました。ベトナムでは欧米の薬剤を輸入して使用していますので、その値上げはベトナム通貨の下落による影響だと勝手に思っていましたが、どうやらそれだけではなさそうです。
 今日の朝刊(『Tuoi Tre』=若者)によると薬品関連企業から医師へのリベートが問題視されていました。イニシャルで病院名と医師名が列挙され、本当かどうかはわかりませんが、最も少ない医師でも月5千万ドン(約35万円)ものリベートを受けているとのことです。日本の医療業界も同じようなことをしているのでやっぱり医者は儲かる職業ということなのでしょう。
 知人のかかりつけの医師は、いつも薬を購入後に診察室に戻って購入した薬を見せるように要求するそうです。何でそんなことをするのか分かりませんが、もしかしたら自身のリベートの計算のためにメモってるのかもしれません。
 とにかくベトナムの賄賂はあからさまです。よく行くスーパーの棚にはペプシしか並んでなく、別のスーパーにはコカコーラだけです。レストランに行ってもビールの種類が限られている事が多いのも、メーカーからの圧力が大きいようです。札束での脅迫は印象が悪いですが、金さえあればベトナムほど仕事のしやすいところはないでしょう。
 日本でもアメリカでも形は違えど同じようなことをしているので、ベトナムだけを批判することはもちろんできません。
 むしろ現ナマをたたきつけるベトナム方式は潔ささえ覚えます。

ベトナムのISP

 サイゴンで毎月30時間強ネットを使用していますが、今日届いた電話料金明細によるとネット関連の先月の利用料金の内訳は、インターネットサービス料金242,060ドン、市内通話料金90,560ドンでした。そしてそれぞれに10%の付加価値税が加算されます。通話料金明細は他の利用料との合算ですので正確にはわかりませんが、上記料金から算出すると一ヶ月365,882ドンになります。
 外国人にしてみれば払えない金額ではありませんが、物価水準からすればやはり相当高額で、ここではまだまだインターネットはブルジョアのものです。

 それでも、日本では常時接続が当たり前になり価格競争とともに利用料も日に日に下落していますので不満はあります。ベトナムでは一応56Kbpsの通信環境ではありますが、実際のところは、私がネットを始めた1996年当時の28.8Kbpsよりも劣悪な環境であることには間違いありません。設備が十分でないためか常に不安定で、全くつながらないこともよくあります。今は遠い記憶の彼方となってしまった「テレホタイム」という懐かしい単語を思い出させてくれます。
 ベトナムには契約プロバイダーももちろんありますが、旅行者や短期滞在者には契約不要のプロバイダーがお勧めです。日本のプロバイダーが提供する各社のローミングサービスを利用するより簡単で、料金も数段格安です。昔のダイヤルQ2を使ったinterQと同じ方式です。ただし、サービス料金は月払いですので、使用を制限するホテルなどで利用する場合は事前交渉が必要になるかもしれません。
 現在知るところで2社が同様のサービスを提供していますので、以下に簡単に紹介します。なぜか同じ料金なのです。通信関係も特権階級に抑えられていますので、談合があるのかもしれません。でもVNNの方が先発で、多くの人はそちらを使用するようです。私もVNNを使っています。
 因みにVNNは現在キャンペーン中です。
キャンペーン1:初めてVNNを使用する電話番号に最初の60分の利用料金をプレゼント。
キャンペーン2:全ての電話番号に最後の30分の利用料金をプレゼント。
3/15-4/15と4/16-5/15の2つの期間で行われるそうです。
 3月分の我が家の明細からは、3,000ドンが差し引かれていました。
●VNN (INTERNET VIET NAM)
-----設定方法---------------------------
Phone number:1269
Username:vnn1269
Password:vnn1269
-----利用料金/1分あたり------------------
0-5時間まで 150ドン
5-15時間 130ドン
15-30時間 100ドン
30-50時間 70ドン
50時間以上 40ドン
その他市内通話料が必要
●SaigonNet (TRUNG TAM INTERNET SAIGON)
-----設定方法----------------------------
Phone number:12710
Username:sgn12710
Password:sgn12710
-----利用料金/1分あたり------------------
0-5時間まで 150ドン
5-15時間 130ドン
15-30時間 100ドン
30-50時間 70ドン
50時間以上 40ドン
その他市内通話料が必要

少数民族の蜂起

 今少数民族が熱いです。ここ数日マスコミでも取り上げられているのですが、中部のバンメトートという町で集会が開催されているそうです。もちろんそれは反政府集会ですので、違法かつ共産党からの弾圧の対象となります。
 そのような事件がベトナムのマスコミで報じられること自体かなりの驚きですので、やっぱり相当な情報操作と政府のプロパガンダとして利用されていると見るのが妥当でしょう。マスコミが伝える事件の内容と事の真相は別のところにありそうです。

 新聞の言い分によると、アメリカの越僑等が少数民族を扇動して反政府運動を行わせているとのことでした。その結果バンメトートに数万人が集まり、その数は町の中心へ収まりきれないほどとのことです。
 アメリカの関係者が少数民族を難民認定し、アメリカに呼び寄せるという情報がひとつの発端となって、上述のような混乱になったと新聞は述べていますが、ベトナムの新聞はこと政治に関する内容については全く信憑性がありませんので、真実は謎のままです。
 テレビニュースでは、少数民族が警官に暴行したとの事件を伝えていましたが、その逆については全く触れられていません。もちろん映像などは流されません。
 少数民族に限らず、不満がある国民は時折り集会やデモを起こしますが、そこそこの数の場合でも、警官か軍隊がやってきて一気に弾圧されてしまいます。もちろん必要な暴力も行使されるそうです。ただし、それらの事実はマスコミでは一切報じられません。報じることができない、というよりはベトナムのマスコミはすべて政府の機関紙あるいは広報誌的な位置付けであると思いますので、検閲あるいは自主規制が働くのでしょう。
 そのような事情があるため、数日来のニュースを見つけた時はかなりの衝撃を受けました。事件の規模も真相もよくわかりませんが、今回はどうやら隠しとおせるものではないと判断した政府が、事態を収めるために別のストーリーを模索しているのかもしれません。
 ただ、個人的な立場としては、特にベトナム政府を批判するつもりもありません。ベトナム人のことはベトナム人に任せておくのが一番です。

2004/04/19

早くもMTを入れ替え

 まだあまり記事がないうちにと思い、スタイルシートやらテンプレートをいじくっていたら、にっちもさっちも行かなくなってしまい結局入れ替える羽目に。あまり詳しくないくせにCGIまで手を入れたため、障害が起きた時に問題の個所が見つけられず、また、ダイヤルアップの状態で一つずつ探すのは精神的にもよろしくなく、思い切って入れ替えることにしました。

 日本でなら数分で終わりそうな作業も、ベトナムでは本当に手間がかかるので、サイトの更新作業は毎回何か他のこととと並行作業です。MTを初めてまとめてアップした時は昼飯を食べながらでしたが、食べ終わってもまだファイルが残ってました。
 さらに面倒なのは、結構な頻度で途中のファイルがエラーになるので、後でそのファイルだけもう一度上書きするために画面を見ながら神経を集中していなければならないことです。特にMTはファイル数が多いので。
 気を取り直して、これからサイゴンリポートのはじまりです。

2004/04/17

久しぶりのスコール

 まとまった量の雨が降るのはいつ以来だろう。テトより前のことだったかもしれない。全く思い出せないぐらい遠い昔のように感じる。今サイゴンでは、ちょうど乾季から雨季の変り目で一年中で最も暑い時期にあたる。雨が降ったおかげで今晩はいくらか寝付きやすくなりそうだが、本格的な雨季の到来はまだ先だ。

 ベトナムのスコールは一般的に夕方の短時間に降ることが多いが、今日は昼過ぎから断続的に降り続き、もうかれこれ2時間になる。その降り方を見てもまだ雨季本来の雨ではなさそうだ。空が明るくなってきたので今日もまだ日が出そうだが、数ヶ月来の大粒の雨だったから、どこかの道では水が出てバイクが立ち往生しているかもしれない。久しぶりの雨なので、交通事故も多発しそうだ。

 明日は日曜日。快適な休日を送るためにできればもうひと降りお願いしたい。

2004/04/16

祝!初ブログ

 世界中のブームからは相当遅れている日本でも最近は結構盛り上がってるようですが、私も本日遅れ馳せながらブログを開設してみました。便利なサイトがたくさんあったので、ベトナムにいながらでも簡単にアップできました。ただ、ダイヤルアップで、しかも回線の品質がかなり悪いので、リンクを辿って皆さんのページを見て回るのは最小限になりそうです。
 とりあえず、初記事掲載。