2011/02/14

実質1ドル2万1500ドン前後に

NNA14日】ベトナム国家銀行(中央銀行)は11日、米ドルに対する通貨ドンの公定レート(中銀レート)を1米ドル=1万8,932ドンから2万693ドンへ切り下げ、即日実施すると発表した。9.3%の下げ幅は近年では最も大きく、関係者はインフレ加速を懸念している。
��中略)12日付VNエクスプレスによると、中銀レートの引き下げを受けて11日の闇レートはドン安がさらに進んだが、12日には若干戻して、ホーチミン市で売りが1ドル=2万1,600ドン、買いが2万1,520ドンとなり、同日の上限レート(2万920ドン)との乖離幅は2%以内に落ち着いた。
弱含みの米ドルに対するドンの切り下げは、2009年11月以来4回目。09年11月は5.44%、10年2月は3.25%、10年8月は2.05%切り下げられていた。
 闇レートに合わせた今回の切り下げで、切り下げ後の闇レートは果たしてどうなるのかと思っていましたが、今のところは公定レートとあまり変わらないようです。切り下げたばかりなのに、あまりにかい離していたらかなりまずい状況でしたが、ひとまず落ち着いています。これまでの流れからみれば、毎月1%弱ぐらい下落することになりますので、気づけば2万2000となっていると思います。


英スタンダードチャータード銀行の専門家は、今回の動きについて、「ベトナムの外貨準備高に対する圧力を弱め、輸出を促進し、貿易赤字を縮小するもの」と評価している。国際通貨基金(IMF)も、「公定レートと闇レートの乖離の縮小につながる」と歓迎している。一方で、今回の動きがインフレに拍車をかけたり、ベトナムの債務信用力に悪影響を及ぼす可能性を指摘する専門家も多い。スタンダードチャータード銀も、「世界的な物価上昇と並行して実施された今回の措置で、インフレはさらに加速する」と予想している。専門家の多くは、今回の切り下げについて、タイミングは理解できるとする一方で、切り下げ幅が9.3%と大きかったことは意外だとする。仏銀クレディ・アグリコルのダリウス・コワルチック氏は、「まるでインフレ抑制を捨て、輸出促進と経済成長路線に転換したかのようだ。当面の課題がインフレであることを考えると、今回の措置は驚きだ」と述べた。1月の全国のインフレ率は、前年同月比で12.17%に達している。
■外貨準備、6月にゼロ?
ドン切り下げの背景には、1月の貿易赤字が10億米ドル(1米ドル=約83円)に達したことや外貨準備高の激減もある。ベトナムの外貨準備高はドンの下落、インフレ加速、貿易赤字の拡大などにより、09年から減少傾向に陥った。08年の外貨準備高は240億米ドル近くに達したものの、09年12月には160 億米ドルまで減少。IMFの非公式発表によれば、昨年9月末の段階で141億米ドルとなっており、ボー・ホン・フック計画投資相は先週、10年末時点で「100億米ドル超」まで減ったと発表した。ベトナムネットによると、米バンク・オブ・アメリカは1月20日、「ベトナムの外貨準備高は1~3月期に1カ月当たりの輸入額ほどに減少し、4~6月期にはゼロになる」との悲観的な見通しを示している。1月のベトナムの輸入額は70億米ドルだった。

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